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ジムニーってカッコイイですよね。あの四角くてゴツい感じを見ると険しい山道も難なく登っていきそうな気がして、すごくそそられます。
というわけで今回は、ジムニーは4人乗りもしくは5人乗りができるのか、ファミリーカーに向いているのかを分析していきます!
ジムニーはファミリーカーになれる?
結論から申し上げると、ジムニーはファミリーカーには向いていません。
しかし、なぜジムニーは家族で乗るのに適していないのでしょうか? その理由を走行性能、安全性、車内スペース、乗り降りのしやすさからご紹介します。
そもそもジムニーって何人乗り?
ジムニーの最大乗車人数は4人です。ただし、乗車する子どもの年齢によってはそれ以上乗れる場合があります。
乗車する子どもの数え方において、子どもとは「12歳未満」のことを指します。12歳以上は大人とみなされます。
乗車人数を数える際の大人1人とは、12歳以上の人1人、もしくは子どもor幼児1.5人と定められています。
わかりにくいので、簡単にまとめてみましょう。
- 12歳以上が1人 = 大人1人
- 12歳未満が1.5人 = 大人1人
- 12歳未満が3人 = 大人2人
子どもの最大乗車人数は、下のような計算式で求められます。
(車の乗車定員 ー 大人の乗車人数) × 1.5人
計算式にあてはめると、
(4-1)×1.5=4.5
端数は切り捨てて考えるため、この場合子どもは最大4人乗れる、とわかります。
もちろんあくまで法律上はセーフという話なので、それだけのスペースがあるかどうかは別問題です。スペースがないのに、無理やり詰め込んで乗せるのはいけませんよ?
走行性能から見たジムニー
ジムニーはもともと雪道やでこぼこの山道などの走行しづらい道を走る車として作られたため、走行性能にはかなりこだわっています。
下の動画を見ると、ジムニーは山道にだいぶ強いことがわかります。
走行性能から検証してみると、たくさん乗せても問題なさそうですね。
それでは、安全性はどうでしょうか?
安全性から見たジムニー
子どもを乗せる乗せないにかかわらず安全性は気になるところですが、ジムニーにはどんな安全対策がしてあるのでしょうか。
ジムニーには標識認識機能や誤発進抑制機能などさまざまな安全装備が搭載されていますが、後部座席含む全体へのダメージをやわらげる装備としては下の2つが挙げられます。
軽量衝撃吸収ボディーTECT
引用:スズキ公式HP
ジムニーは衝突した際の衝撃を吸収し、分散するボディー構造で作られています。
衝突時に乗っている人に与えるダメージを最小限に抑える機能を持っていながら、重量は軽いため安全面を確保しつつ安定した走行をすることができます。
シート構造
引用:スズキ公式HP
ジムニーのシートは、衝突時に乗っている人へのダメージが抑えられるような構造になっています。
素材には強度の高いフロントシートフレームを採用しており、シートの背面部分を高めにすることにより首への衝撃をやわらげます。
ジムニーには上に挙げた2つ以外にも安全装備が搭載されているので、詳しく知りたい方は関連記事を参照ください。
新型ジムニーは事故に強い?万が一のための耐久性や安全装備は大丈夫なの?
しかし先ほど理恵さんも気にされていたチャイルドシートですが、ジムニーの公式な製品には、チャイルドシートはありません。
小さい子どもを乗せるためにチャイルドシートをつけたい場合、別途購入・取付を行う必要があります。
走行性能のときにも申し上げましたが、ジムニーは走りづらい道を楽に走行できることを目的に作られた車です。家族で使う想定はされていなかったと考えれば、チャイルドシートがなくても仕方ないような気もしますね。
チャイルドシートを購入するなら、下のような商品はどうでしょう?
車内スペースから見たジムニー
最後に、車内スペースから検証していきます。
走行性能がよくて安全装備が整っていても、スペースが確保されていなければ乗れませんからね。
さてさて、ジムニーのスペースは大人4人が乗っても余裕なのでしょうか? その答えは、下の動画を見ればわかります!
動画内で後部座席に乗っている男性は180cmと大型な方ですが、天井と頭の間はこぶし1つ分、前の席と膝の間はこぶし2つ分ほどのスペースがあるということで、わりとくつろげる空間ではないでしょうか。
動画の家族は旧型のジムニーも所有しているようですが、旧型と比べるとスペースは広くとられているみたいですね。
そうかもしれませんね。Twitterでも、「ジムニー=狭い」といった内容の投稿が多く見られましたし。
@prnss__xo ジムニー四人乗りだけど
一応ってくらいwwwwwm— まさみ (@machamanCiel) March 17, 2015
車に何人乗れるかと言う話しててジムニーくん見てふと思う
ジムニーくんが一応四人乗りなのが何時みても信じれない— キタ (@Okisarisu) October 12, 2017
https://twitter.com/nukonukogt/status/1044287770523459584?s=19
私も一瞬そう思いました……。でも考えてみてください。動画の家族はボストンバッグ3個ほどと荷物が少ないためスペースを確保できていますが、もっと多くの荷物を積むとなるとどうでしょう?
たとえばゴルフバッグや登山道具を持っていくとしたら、同じようなスペースは確保できるのでしょうか?
引用:スズキ公式HP
左がゴルフバッグ、右が登山道具(2人分)をジムニーに積んだ画像です。
2人乗りで使うならこれでも問題ありませんが、家族でゴルフ……は行かないにしても登山とか旅行とか荷物が多い状態で行くとしたら、さすがにきつくありませんか?
乗り降りのしやすさから見たジムニー
最後に、乗り降りはしやすいのかを検証してみましょう。
引用:スズキ公式HP
画像からわかるように、ジムニーのドアは前方にしかありません。後部座席に乗り込むためには、前の座席のシートを倒して乗る必要があります。
さらに最低地上高(地面から自動車のもっとも低い場所までの距離)は20.5cm……跳び箱1段分に満たないくらいの高さがあります。
ジムニーはファミリーカーになれる? なれない?
以上の結果を簡単にまとめると、表のようになります。
実家が雪の降る地域にあってたまーに家族で帰省する程度なら、悪路を走行しやすいジムニーの特徴を最大限に活かしながら使えそうですが、アウトドアや旅行に使うなら別の車を選んだ方が無難かもしれませんね。
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新しい可能性! 幌車とオープンカー
新型ジムニーはファミリーカーに向いているかどうかを見てきたわけですが、旧型のジムニーには幌車やオープンカーがあることがご存知ですか?
新型では出ていませんが、1998年にモデルチェンジが実施されるまで幌車やオープンカーのジムニーは販売されていました。
近年では安全性が考慮されていることや梅雨のある日本には不向きとして、あまり主流ではないようですね。
もちろんそう考える人もいるので、中古で出回っていたり自分で改造したりする人もいるみたいですよ。
ちょうどいい機会なので、幌車やオープンカーはファミリーカーに向いているのかどうか検証してみましょう。
家族で乗るならどうだろう? 幌車編
幌のついたジムニーは、こんな形をしています。
よく電車で見かけますよね、一生懸命窓の外を見ようとする子ども(そして親に怒られる子ども……)
あれと同じように、テンションあがりそうですね。理恵さんの言う通り外からも見えるので、恥ずかしいこと極まりないですが。
やんちゃな子どもが喜びそうな形ではあるものの、安全面を考えるとおすすめし難いですね。
Twitterを覗いてみると「幌車復活してほしい」旨の投稿を見かけるので、需要自体はあるんですけれどね……。
https://twitter.com/Y8u1i6chi_y/status/1169226070266003456?s=19
ジムニーの幌の方が見た目的に好き
— BON (@KurosakinoBON) September 4, 2019
ジムニー幌の復活を期待 https://t.co/Lt5iX9ijvH
— まき☆ねりまき@検討中 (@makidekazu) August 29, 2019
家族で乗るならどうだろう? オープンカー編
続いて、オープンカーはどうでしょう?
まあまあ、そう言わずに。開放感があっていいではありませんか。
雨が降っているときは乗れませんが。
幌をつけて幌車にするなら話は別かもしれませんが、オープンカーに誇りを持っている人は子どもと一緒に乗るのは諦めた方がよさそうですね。
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まとめ
- ジムニーをファミリーカーとして使うのは少しつらいかも。
- 旧型ジムニーには幌車・オープンカーがある!
- 幌車・オープンカーは子どもが喜びそうな形ではあるが、安全性に欠ける。
今回ジムニーはファミリーカーに向いてないとの結論に至りましたが、決して衰えることのない馬力は目を見張るものがあります。
家族で乗ることが難しくても、一人でスキーに出かけたり登山に出かけたり、楽しみ方はたくさんあります。
下の関連記事もぜひ読んでいただいて、ジムニーの魅力を最大限に発揮できる乗り方を探してみてください!
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