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愛車のトラブルのご経験はありませんか？日々使うものですから、さまざまなトラブルがおこります。最悪にも運転中に突然エンジンが止まってしまい、道路上で立ち往生なんてことが起こることだってあるのです。
こんなことでは、愛車ですら脅威的なものになってしまいます。
そうならないためにも、エンジン交換のサインを見逃さず、異変が起こった時には誰にどういう依頼をするか知っておくと、いざというときに落ち着いて対応できますね。
今回は、新型ラパンのエンジン交換について紹介します。
エンジン交換のサインを見逃さない
確かにそうです。愛車なのですから、だれもが大切に乗っているつもりなのです。
- アクセルを踏むと、加速しながらカクカクと車体が揺れる。
- 走っている最中に、カラカラと音が鳴る。
- オーバーヒートを繰り返している。
- かわいらしいデザインなので、さんざん乗り回して走行距離を10万km超えている。
こんな現象でてきたら、エンジン交換のサインなのです。
なぜこんな現象がおこるの？
残念ながらこのような現象は、メンテナンス不足から起こるのです。
新型ラパンの場合、メーカー推奨オイルはQW-20という粘稠度のものです。一回のオイル交換で2.6L～2.8L（フィルター込の場合）のオイルが必要で、メーカー推奨のオイル交換時期は、走行距離2500キロ～5千キロのあいだ、もしくは3～6か月ごとです。
オイル交換をしないまま走り続けると、オイルが汚れて、エンジン内部もよごれます。エンジン内部には点火プラグありますが、一緒に汚れてしまうので、加速すると燃焼が不安定になります。そのため、アクセルを踏み込むとカクカク揺れるというノッキング現象が起こります。
汚れたオイルはオイル交換をしても、エンジン内から完全には取り出せません。ですから、一度エンジン内が汚れてしまうと、改善するのは難しいのです。
引用：スズキHP
また、10万km以上走行すると、エンジン内の部品が劣化します。特にタイミングベルトは劣化すると切れやすくなり、切れるとバルブとピストンが当たるため、エンジンが壊れてしまいます。
冷却水が不足してオーバーヒートを繰り返すと、エンジン内の部品が歪んでしまい、正常に動かなくなります。
ラパンは平成15年にフルモデルチェンジされました。コンパクトで静音性にすぐれたR06A型エンジンを搭載し、低燃費と動作性能の向上をウリにしています。
しかし、このような現象がみられると、新型エンジンの性能を体感することはなく、事故につながり、とても危険です。
エンジン交換の流れ
誰に相談する？
これらの現象があった場合は、すぐにディーラーに相談して、点検してもらいましょう。
スズキのディーラー一覧はこちら
近所にある自動車整備工場でも構いません。とにかく素人判断はやめましょう。
軽い現象ならば、部品を交換するとおさまります。エンジン交換をすすめられた場合は、まず、エンジンを部品として購入してから、整備工場などにエンジンを交換するよう依頼をします。
マニアな方でないかぎり、自分で調達するのは難しいので、部品情報をもっているディーラーや修理工場などに依頼をした方がベストです。
エンジンを調達しよう！
エンジン交換は、
- 新品のエンジンと交換する場合、
- 中古のエンジンと交換する場合、
- 廃車したエンジンの部品を交換して再生したもの（リビルド品）と交換する場合、
のどれかになります。
平成15年にフルモデルチェンジされ、R06A型エンジンを搭載した新型ラパンは、発売されてされてからまだ4年と日が浅いため、市場に出回っている中古エンジンやリビルド品の数は、まだまだ少ないといえます。
中古エンジンやリビルド品を希望する場合は、ディーラーに相談すると、市場で売り出されているエンジン情報を教えてもらえるので、その中から、価格や状態によって選んで購入し、修理工場に交換を依頼するという流れになります。
費用はどれくらいかかる？
費用の内訳は、エンジン本体の代金と、工賃、手数料 です。
購入するエンジンの価格によって費用が変わってきますが、大体30万円から50万円が相場です。車の心臓部を交換するわけですから、高額になることは覚悟しておいてください。
工賃と手数料については、作業してもらう工場によって違いますので、あらかじめ問い合わせをして確認したほうがいいでしょう。
新車や中古車を購入した方が費用は安くなることもありますので、新車や中古車価格も調べておくとよいです。ちなみに、新型ラパンは新車で約110万円（G）～約150万円（Ｘ4WD）、中古車だと55万円(平成27年式)～150万（令和元年式）程度の価格帯で販売されています。
エンジン交換は一般的な故障扱いとなるため、保険は適用外になります。
交換に必要な期間は１～2週間程度ですが、修理中は代車も必要になるので、代車の費用も見込んで予算を立てましょう。
実際の交換方法は？
よほどのマニアでない限り、ＤＩＹでエンジンを交換したという話はまれです。
ここでは参考までに、いろいろな車種のエンジン交換をしたブログをみつけましたので、ご紹介します。
サイトはこちら 引用：車好きスタッフがつづるメカニック奮闘記！by 川田自動車
エンジン交換の長所と短所
エンジン交換のメリットとデメリットをまとめてみました。
| メリット | デメリット |
| ・新車購入することなく、リビルド品で新車同様の性能を得ることができる | ・新品のエンジンでないため、性能が落ちる |
| ・車の安全性が高まり、長持ちする | ・費用がかかる |
| ・燃費が上がる | ・保険適用外で自費となる |
ちなみに新型ラパンの燃費は、2WD CVT車で35.6km、４WD車で33.2kmで、JC08モード（国土交通省検査基準）の基準をクリアしています。
まとめ
エンジン以外の車の部品を交換したという方は多いと思いますが、エンジン交換にはかなりの時間と費用かかります。特に、エンジンを調達するのにかなりの時間を要します。時間をかけて、希望のエンジンが市場に出回るのをじっと待たなければいけません。
そうならないためにも、
・日々の点検、メンテナンスはおこたらない。
・走行中に異変を感じたら、すぐに点検を依頼する。
・部品やオイルなどの交換を人まかせにせず、せめて部品の交換時期を把握だけでもいいので、自分で自分の車を管理するように心がける。
事故以外の車の故障は、すべて自己責任なのです。
車の知識が不足していると思われる方は、普段からディーラーかかわって、新しい情報をいつでも得られるようにしておくべきでしょう。
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