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ちょっと皆さん聞いて下さいよ!
私こう見えて車をイジッたりするのが大好きなんですよ!皆さんからどう見られているのかなんてわからないですね(笑)そんな話しはどうでもいいんですが、先週の休みにアルトのリフトアップに挑戦しようと思っていたんですよ!!
それでネットで「アルト リ・・・」と検索使用としたら、一番初めてに出てくる予測変換がまさかの「アルト リコール」・・・。休日の楽しみが一転、大急ぎで修理してきちゃいましたよ!
これは「皆さんにもすぐにお知らせしなきゃ!」って、ことでアルトの不具合をまとめさせて頂きますので、是非参考にして下さいね!
リコールとは??
「〇〇社が〇〇車種、数十万台のリコールを国土交通省に届出ました。」
こういったニュースって1年に1回・2回は耳にすることがありませんか?記憶に新しい所ですと、「タカタ社製のエアバックのリコール届出」ではないでしょうか?
リコールって頻繁に耳にするものの、あまり詳細には意味を理解していない方もいらっしゃるのではないでしょうか?私もその一人です(汗)アルトのリコールのお話しをする前にリコールについて学んでいきましょう!
自動車のリコール制度
リコール制度は既に発売している車の設計・製造過程で新たに問題が見つかり、自動車メーカーが自らの判断によって、国土交通大臣に事前届出を行った上で、対象車種の回収・修理を行い、事故やトラブルを未然に防ぐ制度のことになります。
リコールのポイントとしましては、さまざまな基準を満たしていない車を販売してしまっている訳ですから、回収や修理に関わる費用は全て無償で行われることにあります。
そんなリコール!!「年に数回くらいしか耳にしない」と言いましたが、調べてみるとビックリしちゃいました!
近年のリコール件数と対象台数
年度 | 件数 | 対象台数 |
2014年 | 204件 | 9,117,705台 |
2015年 | 232件 | 18,648,961台 |
2016年 | 224件 | 15,182,058台 |
2017年 | 204件 | 7,197,717台 |
2018年 | 230件 | 7,244,311台 |
なんと・・・2日に1回はリコールが届出されているなんて。こちらの数字は「国産車」のみの数字となりますので、輸入車などを含めますともっと多くなります。
そしてこちらの資料にも注目して頂きたいです!リコールの届出の件数は右肩上がりに増えていっています。
ここ最近では車にも色々な機能が増えて作りも複雑になっていますし、コスト削減の為に同じ部品を多く使うから、1つの部品に不具合が生じるとそれが全ての不具合に繋がってしまうことがリコールの増えている原因となりそうですね!
どんな不具合が多いの?
では具体的にはどんな問題・不具合があってリコールの届出がされるのでしょうか?多い順にご紹介致します!
- 原動機(14,7%)
- 動力伝達装置(14,1%)
- 電気装置(9,7%)
- 制動装置(9,7%)
- 燃料装置(7,9%)
ちょっと難しい単語ばかりですね・・・。ちなみに「原動機」と調べてみると・・・
自然界のエネルギーを機械的な仕事のエネルギーに変える機械の総称。
これ、哲学とか思想とか入っちゃってます?って、くらいフワッとした説明でしたので、これを5つ説明するのは諦めます(笑)
要はですね、エンジンだったり電気系統で、そもそも強度が不足していたり、設計のミスであったり、製造のミス(製造工程が不適切)等々の問題が発覚し、修理をしなくてはならなくなったと言う流れですね!
リコールはどうやって知るの?
こんなにも多くの届出がされているリコールですが、2日に1回のペースでニュースになることなんてないですよね?ではどうやって情報を仕入れればいいのでしょうか?
大規模なリコールとなりますと、テレビや新聞、インターネットなどの媒体で告知されますが、大小関わらず必ずDM(ダイレクトメール)が送られてきますので、そちらを必ず確認しましょう!
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=561055377391756&set=a.108001969363768&type=3
車の事はある程度知っているつもりでしたが、まだまだ知らない世界がたくさんありますね~。これからはもう少しアンテナを張っていく必要がありそうですね!
リコールは新車だけではない?
リコールの届出と言いますと、発売されてから半年~1年以内に通知が来るイメージってありませんか?
しかし、リコールの中には発売から20年経ってからの発表なんてこともあります!いくら年数が経っていようと無償の修理を受けることが出来ますので、中古で買ったからと言ってもリコールが発表されたら、修理をしてもらいましょう!
スズキ自動車から発表された新型アルトの不具合①
では私も修理してもらうこととなった、アルトの問題・不具合があった箇所を見ていきましょう!実は新型アルト、リコールが2回届出されています。順番に見ていきましょう!
スズキ株式会社は、アルト、アルト ラパンについて、下記のリコールを国土交通省に届け出いたしました。ご愛用の皆さまには、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。対象となるお客様には、お知らせのダイレクトメール、またはスズキ販売店等からご案内させていただきますので、お早めに最寄りのスズキ販売店へご連絡いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。
リコール開始日 | 平成31年1月25日 |
不具合の内容 | 燃料タンクにおいて、樹脂成形時の冷却が不十分であった為、燃料ポンプ取り付けねじ部に成形不良が生じ、燃料ポンプを取り付けた状態のでシール性能が低下するものがあります。そのため満タン時に当該部から燃料が漏れる恐れがあります。 |
改善の内容 | 全車両、燃料タンクを良品と交換します。 |
やはりこちらも説明を読んだだけではわからないですよね。図でも説明されていましたので、こちらもご覧下さい。
上記写真の〇部分が成形時に不具合が生じて、間からガソリンが漏れてしまう可能性があると言うことですね!
新型のアルトは2014年12月から発売されていますが、上記の不具合は全ての新型アルトに生じている訳ではありません。
食品などでも「この日のこの工場で製造された一部のロットに問題が発覚して回収する」と言ったことがあると思いますが、今回のアルトでもある一定期間中に製造されたもののみのリコールとなっています。
自分がアルトを購入した時期は覚えているかもしれませんが、製造時期となると不明だと思いますので、心配な方は一度問い合わせすることをオススメ致します。
スズキ株式会社お客様相談室
TEL フリーダイヤル 0120-402-253
時間 9:00~12:00、13:00~17:017:00
スズキ自動車から発表された新型アルトの不具合②
不具合①は「まあしょうがないかな~!」と言う気持ちにもなりますが、こちらのリコールは大きな問題です!
リコール開始日 | 平成31年4月19日 |
不具合の内容 | 任命されていない検査員(検査補助者)が合否判断を行う等、完成検査工程における合否判断が不明確であったため、道路運送車両の保安基準に関する検査が適正に行われていなかった可能性があります。 |
改善の内容 | 全車両、指定整備工場において車検および自動車検査員により確認を行い、道路運送車両の保安基準に関する不具合が認められた場合は是正します。なお、認証工場において点検(保安基準に関する不具合が認められた場合は是正)を行った場合は、暫定措置とします。 |
こちらは出荷前の完成車の不正検査問題が発覚し、29車種合計約202万1,590台のリコールを国土交通省に届出したものです。この対象台数は過去最多となっています。
その後の社内調査では資格のない検査員が検査していたり、ブレーキ検査で不合格となった車を合格にするなどの不正も発覚しました!
こちらのリコールも全ての新型アルトが対象と言う訳ではありませんので、対象となっているアルトをご確認下さい!
アルトの対象車体番号は赤く囲った部分になります。約3-4年の間不正が行われ続けていただけでも唖然としますが、その後の調査では国内の3工場で1981年6月から2019年1月にかけて不正があったともされています。
とても信用していたスズキ自動車ですので、とても残念ですが、今後はこういったことを絶対に起こさないように社内で徹底して頂きたいものですね!
こちらのリコールについて、動画で説明されている方がいらっしゃいますので、こちらもご覧になって下さい。
リコールとわかった時どうすればいいの?
では自分の愛車である新型アルトがリコール対象車とわかった時、どのような対応を取ればいいのでしょうか?
①ディーラーへ問い合わせ
まずは最寄りのディーラーへ問い合わせをしましょう!こちらは先ほどお伝えしています通り、新車を購入した方だけではなく、中古車を購入した方も当然対象となりますので、不安に思っているならば相談をしましょう!
リコールになったからと言って、すぐに不具合が表面化する可能性は低いですが、心配しながら生活するのは精神的にも負担ですからね!
②修理の予約
ディーラーへ問い合わせをして、自分の車がリコール対象車と判明しましたら、なるべく早くに修理の予約を取りましょう!
リコールに関しましては、ディーラーでしか修理をすることが出来ません。ディーラーは休日になると予約を取ることも難しい場合がありますが、ディーラーではない修理工場に持ち込んでも修理は出来ません。
③修理
今回の不具合①では修理時間はおおよそ1時間前後を見ておきましょう!不具合②では、検査をし直しますので3時間程度を覚悟しておいた方が良さそうです!
リコールの通知書にもある程度の目安の時間が記載されていますので、そちらを確認した方が間違いないかもしれませんね!
リコールのアレコレ
最後にリコールに関する疑問にお答えしていきますので、こちらも参考にしてみて下さい!
事故は自分の責任
車に乗り始めてすぐにリコールの通知が来た場合は、不安になってすぐに修理をしてもらう方が多いと思いますが、乗り始めてから2-3年、ましてや10年、20年も経過してから通知が来た場合はどうしますか?
長い間乗っていて不具合が発生していなかったら、予約を取るのも面倒だから「行かなくてもいいか・・・」となってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
はい、その気持ち凄くわかります!
しかし、リコールの通知が来たにも関わらず「面倒だからいいっか。」と、修理をせずにリコール箇所が原因で事故を起こしてしまった場合、責任はメーカーではなくドライバーが負うことになってしまうんです!
車検は通るの?
こちらもリコールの修理をしていない場合ですが、車検に出すことは当然出来ます!しかし「国が定めている車検の基準」を満たすことが出来なければ、車検が通ることはありません。
前述の通りリコールの修理はディーラーでしか出来ないため、もしリコール箇所が原因で車検を通すことが出来なければ、わざわざディーラーに修理をしてもらってから再度通すことになります。
リコールの期限はいつまで?
今はちょっと忙しいから、もう少し時間が経ってから修理してもらおうかな?と、言う方もいらっしゃると思います。では期間などは決まっているのでしょうか?
リコールの対応については期限は設けられていません。国土交通省のHPでは20年以上も前のリコール情報も掲載されているくらいですからね!しかし何度もお伝えしている通り、早めに時間を作って修理してもらうのが安心ですね!
不具合を感じたら問い合わせ
リコールの届出がされるのは、実際のドライバーからの不具合の問い合わせから発展する場合が多くあります!
細かな点でも不具合を感じた場合は、メーカーに問い合わせをするのが良いでしょう!自分の命を守る為でもありますし、「アナタの声から他の方の命が助かる」なんて事もあるでしょう!
まとめ
- リコールは2日に1回発生している
- アルトのリコール①は燃料タンクの不具合
- アルトのリコール②は検査の不正
- リコールの通知が来たら早めの修理を
いかがでしたでしょうか?私も今回初めてリコールの修理を行ってきて、リコールのアレコレを知ることが出来ました!
リコールの通知が来てすぐに修理をしなかった場合でも、何か不具合があるかと言えばないかもしれません。しかし、「不具合のある可能性がある」と言われながら、運転しているのも安心は出来ませんよね?
リコールの通知が来ていない方も、一度自分の車が対象になっていないかお調べしてみてはいかがでしょうか?
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