新型ハスラーのエンジンオイルの交換時期は？価格は？注意することは？

こんにちは、宏樹です！

スズキのクロスオーバーSUV軽自動車といえば、ハスラーですよね。このハスラーは、2016年には8万台以上の年間販売台数で、2017年から2019年までは、6万台/年以上も販売されている人気モデルです（全軽自協調べ）。

ハスラーのエンジンオイル交換時期は、どのくらいが良いのでしょうか。またこれか購入する人は、交換する費用や注意する点などが知りたい方もいらっしゃると思います。

ここでは、ハスラーのエンジンオイル交換「アレコレ」について解説してみます。

そもそも車のエンジンオイルって何をするの？

エンジンオイルの役目とは？

大きく分けて5つの役割があります。

①潤滑作用：エンジン内部の部品同士が擦れて起きる摩擦を低減し、エンジンを滑らかに動かすようにする作用。

②密封作用：エンジン内部の部品同士にできる隙間を密封して、駆動力となるエンジン爆発の力を逃げないようにする作用。

③冷却作用：エンジンで発生する高熱をオイルが吸収し、エンジンを冷却してくれる作用。

④清浄作用：エンジン内部に発生するカーボンや汚れをオイル中に分解中和させ、エンジン内部をきれいな状態に保つ作用。

⑤防錆作用：エンジン内部金属パーツにオイル被膜を形成し、サビ発生を防ぐ作用。

こちらの記事もおススメです→ハスラーのオイルとタイヤの交換方法は?時期はいつ?値段(費用)はいくら?

エンジンオイルの重要性！交換しないとエンジンは？

弘樹のワンポイントアドバイス！

エンジンオイルは、エンジンを使用していても、使用していない期間が長くても劣化します。例えば、走行距離が少ないからエンジンオイルは大丈夫と思ったとします。エンジンオイルは、徐々に酸化する性質があるのでオイル自体は劣化してしまいます。

定期的な交換を行わないと、エンジンオイルの役割である5つの要素のどれかや複数が効果を失ってしまい、エンジンにダメージを与えることになりかねないということです。

スズキ　ハスラーのエンジンオイル交換時期って？

引用：スズキ公式サイト

弘樹の勝手目線！

最近では、エンジンオイル交換サイクルを伸ばす取り組みがされています。それは、環境汚染低減などから進められている方策でもあります。

一般的には、エンジン排気量の少ない軽自動車の場合は、エンジンの常用回転数も普通乗用車よりも高くなる傾向があるので、個人的には5000㎞以内でオイル交換をすることをおススメしたいです。

またオイルエレメントは、オイル交換二回に1回のサイクルで行うとよいでしょう。ここで注目なのは、現行ハスラーの場合ターボ車とノンターボ車でオイル粘度指数の違うオイルを使用している点です。交換の際は、間違わないようにしたい部分でもあります。

オイルのアレコレ講座！

引用：スズキ公式サイト

現行ハスラーのエンジンオイル規格を解説！

ハスラーに指定されているエンジンオイル規格は、SN/GF-5 0W-20とSN 0W-16プラスがノンターボでは指定されていて、ターボ車には、SN 5W-30が指定されてます。

現在販売されているAPI規格は、（左が高性能）SP←SN←SM←SL←SHが主な規格になっています。SPは、2020年に新しく設定された最新のAPI規格です。

ハスラーは、新型販売したころにSP規格が有りませんでしたので、当時では一番高性能のオイルを使用する指定がされているということです。

0W-20、0W-16、5W-30というアルファベットと数字は、まず最初の0Wなどは、冬の時期などで低温時の粘度指数を表しています。0のほうが低温時でも柔らかさを保っているということです。

あとの20や30は、高温時の粘度指数を表しています。数字が高くなるほど高温にも耐えうる粘度の高さを表しています。

0Wは、外気温がマイナス30度でも柔らかさを保てます。5Wだとマイナス25度まで〇ということを表しています。

宏樹の勝手目線！

昔のエンジンとは違い、エンジン内部パーツのクリアランスも狭くなっています。それだけ技術革新した証拠でもあります。

低粘度オイルは、クリアランスの狭くなったエンジンでもオイルが潤滑するように作られているわけです。

また低粘度のエンジンオイルであっても、高温時に油膜切れが起こらないように添加剤などを厳選してブレンドしています。

スズキ純正オイルの紹介！

エンジンオイル選びは、非常に難しい作業であると考えます。それは、カー量販店などに行くとよくわかるのですが、多くのラインアップがされていて値段の幅も大きいからです。

基本的には、メーカーが指定しているAPI規格と粘度であれば、どのオイルを選んでも壊れる心配はないと考えられています。

エンジンオイルの交換費用は？

引用：ジェームス　ピットサービスHP

年間走行10,000㎞の方の場合は、エンジンオイルを2回は交換する事になります。そのうち一回はオイルエレメントも交換するので、年間の交換費用は8,000円弱になるということですね。

ハスラーは、軽自動車なので交換費用は一番安い料金で行うことができます。ジェームスでもエンジンオイルの種類があり、高いもので5,387円となっています。

自分で交換する事も可能なのが、エンジンオイル

例えば、先ほど掲載したスズキ純正のエンジンオイルの0W-20は、16,500円です。ハスラーの場合だと、エレメント交換時のオイル量なども踏まえても8回くらいの交換が可能です。一回当たりは、2,000円前後です。

このほか、ドレーンプラグを脱着するメガネレンチにオイルエレメントやオイルエレメント外し、ブレーキクリーナー、ウェス、エンジンオイルを処理するケース、オイルジョッキなどが必要になります。オイルエレメントとオイル処理ケース以外は、一度揃えれば長期間使用できます。

宏樹のワンポイントアドバイス

私は、ジェームスなどでのオイル交換もハスラーは軽自動車なので、比較的安い部類だと思います。

ジェームスで使用しているエンジンオイルは、API規格や粘度は、純正指定の物ですが、オイル自体がスズキ純正なわけではありません。キャッスルは、親会社であるトヨタのエンジンオイル名称です。

こういったカー量販店の多くは、非常に多くの量（200Lまたは20Lを大量）に仕入れることで、オイル原価も安くなる仕組みです。

スズキ純正のエクスターを使用して若干お安くなっている状況で、社外品を使用した場合は、もっとお安くオイル交換する事が可能です。5,000㎞でなく3,000㎞毎での交換をしてエンジンを快調に保つこともできるのではないでしょうか。

特に年間4回以上オイル交換をする場合は、DIYで行うのも良いといえます。エンジンオイルは、一般的に未開封で3年以内は問題ないです。開封した場合は、1～2年での使用が望ましいと言われています。

ハスラーのエンジンオイル交換などで注意することは？

現行ハスラーのエンジンオイル選びで大切なことは、ターボとノンターボで粘度指定が違う点です。これを間違えないように選ぶことが重要です。

また量販店などで購入する場合は、定員さんなどに聞いて選べるので間違えが少ないのですが、ネットなどでオイルを購入する際は、API規格を必ずSNかSPをチョイスする必要があります。

「安い」と思って買ったら、SMやSLグレードであった場合（特に5W-30に多いAPI）などでは、そのオイルを使用できません。

あとエンジンオイル交換の際は、慣れてくれば簡単にできるようになるのですが、オイルを抜くドレンプラグの締め付けすぎによる破損などに注意しましょう。

まとめ

今回は、現行ハスラーを例にとって、エンジンオイル交換時期やオイル交換サイクル、交換費用などのお話をしました。

• エンジンオイル交換は、エンジンを守るために必要不可欠です。
• 現行ハスラーのエンジンオイルは、ターボとノンターボで種類が違います。
• カー量販店などでもハスラーは軽自動車なのでお安いですが、DIYならさらに安く交換可能です。

 

大好きなハスラーを長持ちさせるために、適正なエンジンオイル交換サイクルをするとよいでしょう。