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みなさんは車の維持費について考えてみたことはありますか?
「車の維持費ってどのくらいするのかわからない!」、「維持費を安くするにはどうしたらいいの?」ということに悩んでいる方はたくさんいらっしゃると思います。
そこで今回は、新型イグニスの年鑑維持費を例に、車の維持費についてまとめてみました。この記事を読めば維持費の金額や安くする方法がわかりますよ!
年間維持費の内訳
引用元：スズキ公式サイト
維持費は主に以下の費用から構成されています。
自動車税
自動車重量税
保険料
車検費用
燃料費
駐車場代
メンテナンスの費用
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
自動車税
自動車税の金額は、その車の排気量で決まっています。
イグニスの排気量は1300ccですので、その金額は34,500円となります。
高いか安いかで言えば、安いです。ものによっては5万を超えたり、中には10万円に届くものもありますからね……。
自動車重量税
自動車重量税は、その名の通り車の重量で金額が決まります。0.5t増えるごとに4,100円ずつ増えていきます。
イグニスの車両重量は850〜880kgとなっていますので、車両重量税は8,200円になります。こちらも比較的安い部類だと思います。
保険料
自動車保険には、大きく分けて自賠責保険と任意保険の2種類があります。
自賠責保険とは、法律で加入が義務付けられている保険です。これに加入していないと一般道を走ることができません。
これについては新車購入に３年分39,120円を、車検の度に2年分27,840円をまとめて払います。１年あたりにすると１〜３年目は13,040円、４年目以降は 13,920円となります。
任意保険とは、読んで字のごとく任意で加入する保険のことです。これには加入の義務はありません。
自賠責保険の補償範囲はすべて相手の体の補償に限られていて、こちら側には何の補償も無いんだ。
でも、任意保険だと相手だけでなく自分も補償範囲内に入るから、こっちにも加入しておいた方が良いんだよ。
この任意保険は年齢や補償の内容、免許証の色や保険会社によって変動しますが、平均額は約65,000円となっています。なので、大体このくらいかかると思っていただければOKです。
車検費用
毎年ではありませんが、車検費があります。新車登録から初回の検査が3年後で、以降は2年ごとに車検が必要です。
検査手数料の印紙代が1,800円かかるほか、車検基本料が別途請求されます。車検基本料の平均は約40,000円前後と言われているので、車検にかかる費用は約41,800円かかることになります。
しかし、先ほど言ったように車検は2年に1回です。なので、1年間にかかる費用は半額の20,900円となります。
そして、新車購入なら登録から3年目までは車検がありませんから、こちらの費用がかかるのは4年目以降になります。
燃料費
燃料費は、年間1万キロ走った場合で計算します。また、ガソリン価格についてはリッター125円で計算するものとします。
そこで重要になってくるのがイグニスの燃費です。燃料費の金額はこれで決まると言っても過言ではないでしょう。
イグニスのカタログ燃費は28.0km/l・28.8km/lで、実燃費だとそれぞれ19.6km/l・20.2km/lくらいになるようです。k/lは1リットルでどれくらいの距離を走れるのかを表しています。
では、それぞれの燃料費を計算してみましょう。計算式は、10,000km÷実燃費×ガソリン価格です。
以下がイグニスの燃料費になります。
カタログ28.0km:10,000km÷実燃費19.6km/l×125円/l＝63,800円
カタログ28.8km:10,000km÷実燃費20.2km/l×125円/l＝62,000円
駐車場代
次は駐車場代です。マンションやアパートで暮らしているなら必ずかかる費用になります。
月極駐車場の場合、賃料の全国平均は8,000円となっています。なので年間にかかる費用は、8,000円x (12ヶ月＋更新料1ヶ月)＝104,000円となります。
更新料というのは賃貸契約の更新にかかる費用で、駐車場の場合は1か月分の料金を別途支払う必要があります。払い忘れると駐車場が使えなくなりますので、忘れずに支払っておきましょう。
メンテナンスの費用
当然ですが車のメンテナンスにもお金がかかります。
これにはタイヤ交換やエンジンオイル交換にかかる費用などが含まれています。
金額は個人差がありますが、大体年間で15,000円かかることもあるようです。今回はこの値を使って計算することにします。
以上が、年間維持費の内訳となります。維持費の合計は次の項で計算しますね。
年間維持費の合計
引用元：スズキ公式サイト
では、前の項の値をもとに維持費の合計額を計算しましょう。今までの金額をすべて足すだけなので簡単ですね!
以下が計算結果となります。
| カタログ燃費 | 初年度〜３年目 | ４年目以降 |
| 燃費28.8km/l | 301,740円 | 323,520円 |
| 燃費28.0km/l | 303,540円 | 325,320円 |
なんてこと……。懐が痛いどころの話じゃないわ!
維持費を安くする方法
引用元：スズキ公式サイト
これ、なんとか安くできないかしら?
エコカー減税
エコカー減税とは、環境性能に優れた車に対する自動車税、自動車重量税の金額が軽減される制度の事です。
イグニスはこの制度の対象車ですので、2021年3月31日までに購入するとこれらの税金が安くなります。どのくらい安くなるかと言うと、最低でも3,800円、最高で18,800円も安くなります!
これはかなり大きいですよね! これからイグニスを購入する際には、ぜひともこのエコカー減税を利用しましょう!
任意保険を見直す
自賠責保険は金額が決まっているためどうしようもありませんが、任意保険には改善の余地があります。
まず、任意保険は会社によって値段が変わるので、自分の利用状況と照らし合わせながら比較してみましょう。
また、免許証の色でも値段が変化します。ゴールド免許だと割引になる保険もあるようなので、この機会に目指してみるのもいいでしょう。ゴールド免許には特別な特典もあるようですし、取得して損することはないと思います。
ちなみに、ゴールド免許の取得条件は5年間無事故・無違反でいることです。安全運転を常に心がけていれば難易度はそこまで高くないでしょう。
まとめ
- イグニスの税金は安い方である
- 燃料費は車の燃費で変動する
- 車検費用がかかるのは新車購入から4年後
- 年鑑維持費は約300,000円
- エコカー減税を利用すると税金が安くなる
- 任意保険は会社によって値段が変わる
- ゴールド免許だと保険料が安くなる
車を購入する際にも高いお金を支払ったのに、そのあとも年に30万も取られるなんて堪ったものではありませんよね。
ですので、この機会に一度保険を見直したり何か節約できることはないか探してみることをおススメします。ディーラーさんや保険会社の方に相談してみてもいいかもしれませんね。
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