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「女性のニーズをとらえた商品は必ず売れる」というジンクスを聞いたことはありませんか？
軽自動車の利用率は男性より女性の割合が圧倒的に多く、全体の約７割を占めます。
そのなかで、どんな軽自動車が売れているのかというと…
18年上半期軽自動車売上ランキングでは、第１位はホンダのNBOXで約106万台、第２位はスズキのスペーシアで約66万台でした。新型スペーシアは2017年12月にフルモデルチェンジして発売されましたが、ホンダの安定首位のかげで、スズキの大躍進が立役者となっています。
スズキのスペーシアがヒット商品となっているのは、女性のニーズをとらえた何かがあるからです。
それは何でしょうか？新型スペーシアの人気の理由を口コミ・評判・レビューをもとにさぐります。
みんなが楽しく乗れる車なら魅力的だな～。
スペーシアはどれくらい売れているの？
2019年5月の軽自動車の販売台数は、以下の通りです。
| 車種 | メーカー | 通称名 | ５月売上 | 2018年売上 |
| 1 | ホンダ | Ｎ-ＢＯＸ | 22231 | 106866 |
| 2 | スズキ | スペーシア | 13391 | 66268 |
| 3 | 日産 | デイズ | 11883 | 61518 |
| 4 | ダイハツ | タント | 10993 | 60662 |
| 5 | ダイハツ | ムーヴ | 9345 | 63645 |
| 6 | ダイハツ | ミラ | 7957 | 41024 |
新型スペーシアの人気の秘密は？
引用：スズキ公式HP
室内空間の広さ
室内空間が広いと思います。特に高さにゆとりがあって広く感じます。
居住性は非常によく内装もこまかいところまで良く気遣いがとどいてる。
自転車を積み込めることが最大のポイントでした。
引用：MOTA自動車カタログ
新型スペーシアのコンセプトは「スーツケース」。
大量の荷物をコンパクトにつめこんで、安全に物を運ぶことをイメージしています。
アップされている評価や口コミを分類してみると、新型スペーシアの主な特徴は、「空間の広さ」をはじめ、「安全装備の充実」「室内空調を循環させるサーキュレータの装備」「エアコンルーバーの装備」「燃費の良さ」に高い評価が集まっていることがわかります。
室内長2115mmと室内高1410mm。後部座席に座ってみると、軽自動車のわりに高い天井が印象的です。天井に広い空間があると、スペース全体が広く感じられます。
最低地上高は345mmと低いフロアで、小さなお子さんでも自分で乗り降りできる高さに設定されています。
後部座席を前に倒すと広い空間ができて、そこには自転車が斜めに入れることができます。
リアシートは簡単な操作で折りたためるものを採用しています。
自転車を載せるときに、荷台までの高さが高すぎると自転車を持ち上げるのがたいへんですが、510mmと低めに設定されていて、広いドアの開口部分には、積み込みをスムーズにするためのガイドが付いています。
ドアの開口幅は1030mm、開口高は1150mm、地上高510mmです。
ママチャリを載せている動画を発見しましたが、助手席を倒して載せると割とスムーズに入りました。助手席を倒さない場合でも、シートのすき間に前輪を入れることで載せることができるようです。
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引用：スズキ公式HP |
この前自転車載せた時に、ドア口を傷付けちゃったわ。
ガイド付きなら、傷つけなくてすみそうだわ。
安全装備
デュアルカメラのおかげで、信号待ちからの発進で出遅れると音で知らせてくれるのはすごく便利です。
安全性ですぐれているので決めました。
引用：MOTA自動車カタログ
新型スペーシアには、スズキの予防安全技術「スズキセーフティサポート」が搭載されています。いくつもの安全技術をパッケージ化して搭載することにより、事故を未然に防ぐことが可能です。
「スズキセーフティーサポート」には、
- デュアルセンサーブレーキサポート（全グレードに標準装備） フロントガラスにセンサーを設置して、走行中に人や物を感知して場合に自動でブレーキをかけて停車します。追突事故を回避します。
- 後退時のブレーキサポート 軽自動車初の搭載で、バック時にもセンサーが感知して追突を防止します。
- 全方位モニター 様々な方向からの車の位置が確認できるのと同時に、軽自動車初となる３Ｄ表示で車の全体位置と車内から見た角度での表示が可能となりました。
- ヘッドアップディスプレイ 軽自動車初の搭載で、フロントガラス上にスピード表示やシフト位置、ナビゲーションや警告表示などを映し出すことによって、走行中の視線の移動を避け、不注意による事故を防止します。
その他にも、
- 誤発進抑制機能
- 先行車発進お知らせ機能
- 車線逸脱時の警報
- ふらつき時の警報
- ハイビームアシスト
- 侵入禁止標識の自動認識機能 があります。
スズキが開発した軽量衝撃吸収ボディー「ＴＥＣＴ」は、高張力鋼板を使用して、強度を保ちながら、軽量性も維持する技術で、安全性の向上を実現しています。
ボディーは、衝撃を吸収するクラッシャブル構造や、衝撃を効果的に分散する骨格構造と高強度を保つキャビン構造などの安全技術を導入させて、衝撃に対して安全性を維持できるようにしています。
これらの技術は、2017年度予防安全性能アセスメントにて、「ASV++」を獲得、優れた予防安全技術を搭載した自動車として高く評価されています。
 引用 スズキ公式HP |
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走行性能について
エンジン始動のときに本当にキュルキュル言わないからびっくりした！
モーターアシストのおかげで坂道でも加速は十分いけてます。
新型スペーシアでは、モータの駆動をいかして、加速をアシストする技術が搭載されています。
アイドリングストップ状態から発進するときは、モーターのアシストで発進し（クリープ走行）、エンジン起動後の加速は、モーターの動力でエンジンの出力をアシストして、力強い加速を実現します。
 引用：スズキ公式HP |
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室内空調
新型スペーシアでは、室内空調を車内全体に循環させるサーキュレータが搭載されており、エアコンからの空気を車内全体にいきわたるようにサポートしています。
また、エアコンルーバも装備されており、風量や範囲の設定をすることで、エアコンからの風が直接顔に当たらないように調節することが可能です。
また、サンシェードが後部座席に装備されています。
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引用：燃費について
燃費はすこぶる良い。街乗りだと、家が山なので何だかんだで21km/Lくらい。３人乗りでこんなに良いんだと驚いた。
エアコンで普通に運転していたらだいたいくらい。ちょい乗りの買い物だけで乗ったらもっと悪いと思う。
ちょい乗りでくらい。少し長い距離乗れば20km/L超える。十分！
先代よりカタログ燃費はボディ拡大やフィーリング重視などで5%ほど悪くなったが、燃費は変化していないように感じる。
引用：2019年新型スペーシア・カスタムの試乗・クチコミは燃費とコスパが良い評価
一番燃料を使うのは加速の時といわれていますが、加速をモーターがサポートすることにより、燃費も軽減します。
新型スペーシアの燃費は30km/Lです。これは旧モデルのスペーシアの燃費（32km/L）と比較すると、やや劣りますが、それでも高燃費を保っており、燃料消費率（国土交通省審査値）で、JC08モードを取得しています。
N-BOXとの燃費比較です。
| 車 種 | 燃 費 |
| N-BOX（NA） | 27.0km/L |
| スペーシア（NA） | 30.0km/L |
まとめ
新型スペーシアの人気の秘密は
- 後部座席にママチャリが乗るくらいの室内空間の広さ
- 様々な安全装備の充実
- 室内全体を均一な温度にたもつ空調設備の充実
- N-BOXに勝る燃費の良さ にあります。
色のバリエーションも豊富ですし、カラーも女性好みの色がたくさんあります。
室内空間も広くなり、シートを前倒しして、軽自動車にしてママチャリが積み込めるなど使い勝手がよくなりました。後部座席のスマホ充電用のソケットやサンシェードなどの室内装備も豊富になりました。
エンジン性能や電気系統の話は難しくてわからないかもしれませんが、女性特有の視点でみるととても魅力があり、人気が出るのもうなずけます。
ただ、燃費以外の装備はN-BOXが優れているとの評価もあります。今後はさらなる装備の充実をめざして、N-BOXに肉薄するくらいの勢いで迫ってほしいものです。
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