海軍SWORD(ソード)は、ワンピースに出てくる海軍の機密特殊部隊です。
スパイ活動を主としているようですが、未だ詳細は分かっていない、謎多き部隊です。
政府の組織と言えばCP-0ことサイファーポール”イージス”ゼロがいますが、CP-0が天竜人側の組織であるのに対し、海軍SWORDは海軍側の組織であり、SWORDとCP-0は目的がたがえば刃を交えることもある犬猿の仲と言えます。
ここではそんな海軍SWORDの目的やメンバーを考察します。
海軍SWORD(ソード)の目的は?
ただ、同じ世界政府内の組織でありながら、CP-0を警戒するような描写があります。
CP-0の正式名称『サイファーポール”イージス”ゼロ』(イージスはギリシャ神話の戦女神アテナの防具。時に盾とも言われる)に対峙するように『SWORD(=剣)』という名を持つことなどから、
海軍がCP-0(その後ろの天竜人、もしかしたらイム様?)に対抗する勢力として作った組織ではないかと考えられています。
海軍SWORD(ソード)のメンバー一覧
2022年11月1日現在は海軍SWORDの全貌は明らかになっていません。
ここでは、現在判明しているメンバーと、公式発表はされていないもののメンバーではないかと考察されているキャラクターを紹介します。
X・ドレーク
元海軍少佐という経歴と『赤旗』の異名を持つドレーク海賊団船長。
しかし、実は海軍少佐のまま脱退はしておらず、潜入捜査中の海軍SWORD隊長です。
諜報活動を行うために海軍を脱退したように見せ、百獣のカイドウ率いる百獣海賊団に入り、飛び六胞にまで上り詰めました。
『最悪の世代』の一人でもあります。
コビー
原作第2話で初登場したときはアルビダ海賊団に間違って乗り込んでしまったことから航海士兼雑用としてこき使われていましたが、ルフィと出会い、「海軍将校になる」という夢を胸にアルビダと決別。
暴君と化し、ゾロを捕らえていたモーガン大佐をルフィが倒した一件を期に海軍に入ります。
モーガン大佐の息子ヘルメッポと共に海軍の雑用をしていた時に、下記するとある事件をきっかけにヘルメッポと共にモンキー・D・ガープ直属の部下となり、副官ボガードの指導を受け、現在では大佐にまで上り詰めました。
六式を駆使した体術を扱い、見聞色の才に秀でています。
ヘルメッポ
元海軍第153支部司令官モーガン大佐の息子。
父親に倣い蛮行を働いていたところをルフィに倒されます。
モーガン大佐失脚後、コビーと共に海軍の雑用として働いていましたが、
ガープがモーガンの身柄を引き取りに来た際にモーガンに人質とされ、逃亡の道具にされます。
父親の卑劣さについに反旗を翻し、いつか父を捕らえることを宣言して自力で脱出。
以降はコビーと共にガープに引き抜かれ、今では本部少佐となっています。
コビーとは雑用時代からの友人。
ひばり
海軍本部中佐。
見た目は中佐という肩書の似合わないかわいらしい少女です。
サカズキのように広島弁のような喋り方をします。
コビーを『先輩』と呼び、慕っているようです。
プリンス・グルス
周りの人間からは『王子』と呼ばれている海軍本部少将。
2022年11月1日現在詳細不明の人物。
登場時、周辺に他に海兵が数人確認できることから、彼らもSWORDだとするとSWORDは意外と大きな組織かもしれません。
メンバー候補
サカズキ
『赤犬』の別名を持つ、広島弁のような喋り方が特徴の海軍元帥。
第592話の扉絵で右肩に剣の刺青が描かれており、左肩に広がる和彫りとは明らかにテイストが違い浮いていることから剣=SWORDの一員なのではないかと指摘されています。
ただ、ONE PIECEのモノクロ扉絵だけを集めたミニ画集『ONE PIECE DOORS 3巻』で触れられたサカズキの刺青デザインの解説によると、
さらに剣の刺青は”正義”を象徴する意味がある。
ONE PIECE DOORS 3巻
と説明されています。
SWORDメンバーの一人であるひばりも広島弁のような喋り方をすることから、サカズキとひばりは同郷か血縁などの繋がりがある可能性が伺えます。
もしかしたら親子ではないか、という憶測まで―――
CP-0を「天竜人の傀儡」と呼び嫌っている態度も、サカズキ=SWORD説を濃厚にしています。
ドンキホーテ・ロシナンテ
しかし実は、海軍本部所属の海兵(中佐)でした。
海兵でありながら海賊団に潜入調査していたという立場、そして前述したセンゴクの部下でもあったことから、彼もSWORDの一員であったのではないかと噂されています。
センゴクがSWORDの一員かどうかがカギとなりそうですね。
まとめ
まだまだ謎の多いSWORD。
物語も最終章に入り、彼らの全貌や真の目的が明らかになるのが楽しみですね。