コラボカフェは、今や人気作品でやっていないものを探す方が難しいほどの定番イベントですね。
しかし、コラボカフェの評判を調べると「高い」「まずい」等の悪評もよく見かけます。
好きな作品の世界観を楽しむためのイベントですから、その気持ちを削がれてしまうようでは行く甲斐がありません。
コラボカフェは本当に高いしまずいのでしょうか。
炎上までしてしまったものにはどういうものがあり、どんな内容だったのでしょうか。
特に酷かったものをまとめてみました!
コラボカフェは高いしまずいのか?
コラボカフェの値段が高い理由
何せ普通の商品開発と違い、キャラクターや作品のネタを絡め、味だけでなくデザインやカラーリングにもこだわらなければいけません。
限られた予算内で商品化できるクオリティのものを作り上げるのは並大抵のことではないので、まず開発費がかなり取られてしまうことは、イベントの性質上仕方がないことでしょう。
そして、料理のデコレーション素材はもちろんのこと、店内の装飾(コラボカフェの性質上使いまわしができない)にも一つ一つお金がかかります。
その装飾デザインを書き下ろしてもらうのにもお金がかかります。
流れているBGMもJASRACへの使用料が要ります。
コラボカフェは普通の飲食店と違い、成立させるためにこれだけ様々な+αが必要なため、高額になるのは仕方がないでしょう。
コラボカフェはまずいのか?
コラボフード!もちろん全部ラミィちゃん!
— プロコン☃ (@purokon170) December 21, 2022
正直前回よりずっとおいしかったw
セットで配布物もコンプ出来るし今まで行ってきたコラボカフェで一番良かったまである#ホロツリ2022 pic.twitter.com/U1omjnlIxE
やはりイベントの性質上、どうしてもビジュアルへのこだわりが重視されてしまうこともありますし、
コラボカフェ事態が基本的に期間限定のものですから、レシピの内容も提供するスタッフもその都度入れ替わります。
そのカフェで長年働くベテランという存在がいないのですから、クオリティに大きなばらつきがあるのも仕方のないことでしょう。
逆に言えば、期間限定でない常設のコラボカフェは、やはり世界観の作りこみも提供される商品やサービスの質も高いものが多いようです。
数日前に食したムーミンのチキンバーガーおいしすぎた件。。素敵な空間をありがとうございました🥲🥲#ムーミンカフェ pic.twitter.com/xlKheeGmlO
— 美鳩 '22 🕊 (@Partytrippers) December 25, 2022
私自身、なんどかアニメのコラボカフェに行ったことがありますが、味に関しては美味しくもなくまずくもない感じでした。
値段を考えるとこの値段でこの質というのは、クオリティが低いと感じましたが、ちゃんとアニメのコンセプトを考えられたメニューが多かったので、雰囲気を楽しむ目的で行く場所だと思いました。
コラボカフェ炎上まとめ
炎上したコラボカフェにも様々ありますが、その内有名なものをまとめてみます。
おそ松さん
2022年5月7日から開催されていたコラボカフェ「BAL OSOMATSUSAN(バルおそ松さん)」は、トラブル続出のため公式が謝罪、初日の利用客全員に3000円分のギフトコードを送付するほどの事態になりました。
【お詫び】
— BAL OSOMATSUSAN(バルおそ松さん) (@BAL_osomatsusan) May 8, 2022
5月7日営業におきまして、運営の不手際により飲食ご提供の大幅な遅れ、オーダーミス等が多発致しました。
ご来店いただきましたお客様には多大なるご迷惑、
不快な思いをさせてしまい大変申し訳ございません。
ただいま問題点の精査、改善に向けて至急関係各社様と協議を致しております。
ワインボトルのセットのグッズの到着が遅れており、
— BAL OSOMATSUSAN(バルおそ松さん) (@BAL_osomatsusan) May 8, 2022
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
本日の営業につきまして下記の対応とさせていただきます。
・グッズ料金お支払い後必要事項をご記入の上引換券のお渡し
・商品到着日以後、店頭で引換え
※お引き換え時にバルご利用の必要はありません。
公式が謝罪したトラブルは以下の6点。
- フード・ドリンク提供の遅延、オーダーミス(飲食の注文から提供まで2時間以上の遅延があったそうです)
- 入店の待機時間(待機時間の管理が行き届いていなかったようです)
- 安全ブレーカーの作動について(複数の調理機器を作動させているとはいえ、開店中に複数回ブレーカーが落ちていたそうです)
- 提供フードの不備について(フードメニュー「カラ松ガールに捧げるペペロンチーノ」が、提供遅延により油分が固まった状態で提供されたことで保健所の指導が入ったそうです)
- オリジナルラベルワイン付属のアクリルキーの不備(ボトルワインに付属するノベルティが末入荷であるにもかかわらず『入荷済みである』と案内していた)
- 未開封のワインボトルのお持ち帰り(アルコール類を持ち帰り用に販売するために必要な手続き(酒類小売業免許の申請等)をしていないのに、客の要望に応じて未開封のワインボトルを持ち帰らせてしまった)
クオリティがどうこう以前に、飲食店を経営するうえでの最低限の安全性が脅かされています…
BAL OSOMATSUSANに関しては他にも「ノンアルコールドリンクを頼んだのにアルコールが提供される(その逆も有)」「レシートの表記が別のコラボカフェのまま」など、準備の粗雑さ、現場の混乱ぶりが伺える口コミが多くありました。
呪術廻戦
何を言っているのかわからない人も多いと思うので、ちょっと説明します。
件の商品『特級呪物』は、呪術廻戦内の設定で特級呪物(特に危険な呪力を持つアイテム)とされる両面宿儺の指をかりんとうで再現した商品です。
と言っても、指ぐらいの太さのかりんとうに爪を貼り付けただけのもの。
呪術カフェでびっくりしたのはテイクアウトの宿儺様の指で説明は何にも描いてなくてわかるのは約400円って事だけで、実際お店で頼んでみたらかりんとう1本〜〜〜すごいなあーーー!!! pic.twitter.com/JgteF1PevB
— ペリ1/8インテ6号館Aこ19b (@peri_ikura) November 17, 2020
コラボカフェのメニューがどうしても高額になる理由は上記しましたが、いくら高額になると言ってもさすがにこれは酷すぎる、と炎上してしまったのです。
ただのかりんとう1本で400円というのは、さすがにボッタクリではないかという意見だったり、スーパーなら、3袋ぐらい買えるみたいな意見がありました。
Fate/Grand Order
2020年5月に開催されていたコラボカフェ『Fate/Grand Orderカフェ』では、店内限定アクキーがなぜか開催前の4月末にオークションサイトに高値で大量出品されていたことで炎上しました。
ていうかコナンカフェの運営またレッグスなの??やめてよ…。
— 巴奈🚢サブマリン待ち (@flowerchild_13c) February 23, 2021
ジャンル外で分からん人向けに言うと、FGOカフェで開始前月に限定グッズをヤフオクで転売、グラブルカフェではノンアルなのにアルコール混入ドリンク提供したあのレッグスだよ。年々貧相になるメニューも最低。いい加減運営変えてほしい。
転売目的の客が大量購入ではなく(それももちろん問題ですが)、明らかに商品に手を付けるスタッフがいたということで、これは立派な犯罪行為です。
開催前に販売した方が高額になるのはわかりますが、そんなことをしたら間違いなく問題になって炎上することになるのがわからなかったのかと思いますね。
レッグス&ハイベロシティが危ない…?
不評なコラボカフェを調べていると必ず出てくるのが『レッグス』と言う企業。
またグラブルが、とかサイゲがと言って叩かれたりしてるのは我慢ならないし、株式会社レッグスは他の版権元とのコラボでも何度も問題を起こしているので今後またこのようなことが起こさないでくれることを祈ってツイートさせていただきます
— 綴 (@tsuduru_3) July 10, 2017
コラボカフェの多くは「販売業者・株式会社レッグス」「運営委託会社・株式会社ハイベロシティ」のタッグで行われることが多いのですが、どうもこのタッグのコラボカフェは度々炎上しているようです。
おそ松さんカフェで取り上げたノンアルコールとアルコールの取り違えも実は初めてでは無く、過去にはグランブルーファンタジーカフェ等でも同じミスをしており、そのときもこのタッグで開催されたコラボカフェだったのだとか。
レッグスとハイベロシティの組み合わせの何がヤベーってコナンカフェ事件の時と同じ会社だから行く人はトラブル覚悟で行こうね
— 底辺絵師の愚痴 (@MsKc24uZ4eMHB8L) June 28, 2021
ちなみにレッグスは指かりん糖(1本400円)の時のコラボカフェを開催したのと同じ会社だよ 頑張ってね
悪名高過ぎて名義を変えた…?
この『株式会社トランジットジェネラルオフィス』と件の『株式会社レッグス』がコンテンツコラボレーションカフェに関する事業展開を目的として『株式会社エルティーアール』という合弁会社を設立しました。
どうやら現在、この『株式会社エルティーアール』名義での運営が増えてきたようです。
『株式会社トランジットジェネラルオフィス』にいい影響を受けて変わっていけばいいのですが…
しかし、レッグスは名義を変えてでもコラボカフェに関わることを辞めるつもりはないのですね…
まとめ
コラボカフェがある程度高いのは仕方がないにしても、高値に見合わなすぎる商品内容だったり、そもそも飲食店としてアウトな点があまりにも多いとさすがに炎上必須です。
コラボカフェはいわば、テーマパークをより手軽にしたようなものです。
常設のものほどのクオリティは難しいにしても、最低限安心して飲食できる場所を提供してほしいものですね。
逆にコラボカフェなのに評判が良いものもあったりします。