映画「劇場版呪術廻戦0」が初日3日間で観客動員190万人達成して、興行収入26億円突破!ということが話題になった映画です。
この記録は、「劇場版鬼滅の刃無限列車編」に次ぐ記録ということで、最近は実写の映画よりもアニメ作品の方が映画館まで行く層が増えてきたのかなと思うようになりました。
呪術廻戦0の興行収入は、最終的には国内137億円で国内興行成績で歴代14位で大ヒットしました。
アニメ好きとしては、どんどんアニメの人気が一般の人にも広がっていくと色んな作品を見れる機会が増えるので、今後もアニメ業界が盛り上がって欲しいと思います。
ということで、今回はそんな大人気映画「呪術廻戦0」は、テレビアニメシリーズを視聴していない初見の人でも楽しむことが出来るかどうかについてまとめました。
映画呪術廻戦0はアニメや原作漫画を見て無くても楽しめる?
理想としては、テレビアニメシリーズを先に視聴しておいた方がより楽しめることは間違いないかと思います。
ここからは、映画「呪術廻戦0」の感想です。
呪術廻戦の本編の前日譚である0巻が映画化したということで原作勢なので、早速映画館に視聴しに行ったところ、さまざまな追加シーンがもりもりで良かったです。
まず乙骨とリカちゃんの出会いから掘り下げられていて、感情移入がよりできるようになっています。
また、夏油に関して今までアニメでは裏で呪霊を動かしていたけれども、過去どういう人物だったのか、五条と夏油の関係性を暗示するシーンも追加されていてます。
これから、アニメの続編があれば過去編に入っていくと思うのですが、その伏線をきちんとスタッフの方がきちんと入れてきてくれていたのが原作勢としては良かったです。
五条と夏油の最後の交わす言葉は、読み手に考察させるかんじで終わっていてあれはあれでよいと思いました。
東堂が特級呪霊を倒すシーンや七海が黒閃を連発しているシーン、三輪ちゃんとメカ丸のシーンなど、コミックに描かれなかった高専側の内容も盛りだくさんでとても楽しめました。
まとめ
盛りに盛った描写にお得感があります。
原作の重要な部分を切り捨てずに、+αどころか×2くらいしてくれたように思います。
原作0巻で登場していないキャラクターもいて、全面戦争感がとても良いです。
背景描写の綺麗さと戦闘描写のダイナミックさがテレビシリーズ以上です。
カメラワークが良く、キャラクターの動きが激しくても見づらく感じません。
ただそれらをすべて二時間弱に詰め込んだものですから、原作を知らないまったく初見の方にとっては、少し展開が急に感じられるかもしれません。
『映画らしい緩急のある映画』を期待せず『少年漫画発の劇場用アニメ』としっかり理解していれば、さほど違和感なく鑑賞できるかと思います。静と動のバランスが良くも悪くもジェットコースターという感じなので、ハマる人はハマるでしょう。
良し悪しという点で個人的に気になったのは、五条悟の顔についてでしょうか。
人気の公式イケメンキャラクターということで制作会社の気合が入るのもわかりますが、作画が安定していないところもありました。
各登場シーンどれも神々しいほどの美形ではありますが、時に童顔であったり、きちんと成人男性だったりします。アニメーターさんの好みによるのでしょうか?
私は五条推しですし、五条を美しく描かれてくれて感謝しかありませんが、他の方はこういうところが気になったりするのかな、と不安もあります……。