映画「21ブリッジ」の内容はどうだった?
今回は、「21ブリッジ」のネタバレあり・なしの感想まとめますか
- 映画21ブリッジのあらすじ
- ネタバレ無しの感想
- ネタバレありの感想
今回は、この3つのポイントで解説します。
映画21ブリッジのあらすじ
マイケルとレイ、二人の強盗犯がコカインを盗もうとしていました。
しかし、そこには想像を超える量のコカインが。何かがおかしいと感じる間もなく警官たちが現場に到着。二人は銃撃戦の末警官らを射殺。逃亡犯に。その二人の容疑者を追うべく主人公である刑事アンドレが彼らを捕まえるために動くことになります。
動くにあたり相棒として年配刑事であるバーンズと行動を共にします。途中でFBIの介入などありつつも犯人たちをマンハッタン島から逃さないために21ある橋の全てを封鎖することになります。
容疑者の二人の行方を追っていく過程でアンドレは違和感を覚えます。捜査があまりにスムーズに進みすぎている、まるで誰かに誘導されているような・・・と。
その直感は後に当たることになり、物語を影で操る黒幕の存在が徐々に浮かび上がってくるのでした。
映画21ブリッジのネタバレなし感想
チャドウィック・ボーズマン主演のクライム・アクション。
見る者の期待を裏切らないオーソドックスで安心のストーリー。
文句のない起承転結です。
よく言えば王道、悪く言えばありきたりという言葉が似合う作品になっています。
MCUの中でも評価が高いとされる作品『ブラックパンサー』で主演したチャドウィック・ボーズマン演じる刑事が主人公。今作でも妥協なき演技を披露。
違和感なくキャラクター像を演じられていて彼の演技は文句ありませんでした。脇役にJKシモンズ等ベテランの中堅俳優を配置。
キャスト的に手堅さを感じます。
ストーリーも真剣なクライム・アクションということで手堅く硬派。手堅さを感じる作品に仕上がっています。と
ころがギャグパート、お色気パート等のアクセントになりうる部分がほぼないにも関わらず見ていて気持ち良さを感じます。ここは地味にすごいポイントです。
構成がタイムラインに沿って展開する24のようなリアルタイムアクションなので見ていて緊迫感が持続するのと、流れるようなアクションシーン、冗長で退屈な中だるみポイントの少なさ等によりそう感じるのかもしれません。
映画21ブリッジネタバレありの感想
21ブリッジというタイトルは物語の前半にマンハッタン島にある21の橋が封鎖されるということに由来しますが、その事自体はストーリーに影響を与えるような重要なキーワードというのではなく、劇中で起こる一事象の一つに過ぎずここをタイトルにまで昇格させる理由が分かりませんでした。
クライム・アクションということでアクションの質はグッド。ワイルド・スピードスカイミッションのようなパルクールを彷彿とさせるトリッキーなアクションシーンは見ていて単純に気持ちよく、満足のいく出来となっています。
主人公に対する敵ですが2つあり、一つは表面的な劇中の大部分を使って追う事になる警官殺しの犯人一味、もう一つは裏で手ぐすねを引くいわゆる黒幕となっているわけですが、アクションシーンを取ってみると明らかに前者の方が派手で見ごたえのあるものでした。
対照的に黒幕とのラストバトルは地味で前者に劣ります。
しかし、物語のクライマックス、黒幕との対峙のシーンなので厳かな雰囲気を出そうとしている意図は伝わってきます。
ただ、そこを重要視するあまり決着の仕方もフィクションより現実重視という感じになってしまい地味に感じてしまいました。
最後がちょっと弱かったかなというのが正直なところです。