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ゲームさんぽなぜ終了?スタッフたちの今後は?

ゲームさんぽは、何かの専門家と一緒にゲーム実況をする企画です。

元々はなむ氏が2016年に始めた企画が、ライブドアニュースの編集者いいだ氏の目に留まり、2019年にライブドアニュースのチャンネルで収録公開し始めたもの。

今ではライブドアニュースの看板動画として多くのファンを得るようになりました。

そんな人気企画が、2023年2月14日、突然看板を下ろしメインスタッフも退社することが告げられ、大きな動揺が走りました。

『ゲームさんぽ/ライブドアニュース』とされていたチャンネル名は『ライブドアニュース』となり、

その直後、堀江貴文氏の動画が続々と上げられ、さらに混乱に拍車をかけます。

大人気企画のゲームさんぽが何故突然終わることになったのでしょうか。

メインスタッフたちが退社後どうなるか等、今回の事態を整理してみます!

目次

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ゲームさんぽとは

まず、そもそもゲームさんぽとは何かを簡単に紹介しましょう。

先にも書きましたが、元々はなむ氏が「他の人とゲームして新しい見方が見えてくる面白さ」を共有するものとしてアップしたゲーム実況動画でした。

それをライブドアニュースのいいだ氏が『○○のプロと行くゲームさんぽ byライブドアニュース』として企画し、人気を博したためシリーズ化し、

ゲームをプレイ&案内人をライブドアニュースのマスダ氏が主に担当するようになり、現在に至ります。

どんな動画?

具体的にどんなものがあるかと言うと… 個人的に特に好きなのが、古代ギリシャ研究家・藤村シシン先生FGO動画ですね。

他にも精神科医・名越康文先生ネバーエンディングナイトメアを行く動画とか、

天気予報士の免許を持つことで知られる石原良純氏ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドを行く動画などもあります。

同じゲームをやっても、他の人、特に何かの専門家の目を通すと「こんな風に解釈できるのか」、「こんな意味が隠されていたのか」と、目から鱗が滝のようにドボドボ溢れ落ちる快感は、他に類を見ないものです。

真摯で誠実なスタッフだからこその作品

この企画がこんなに魅力的で多くの支持を得たのは、ひとえに「スタッフが真摯で誠実だったから」です。

生みの親であるなむ氏の手を離れても、いいだ氏もマスダ氏もそれぞれ、ゲームに対して、専門家に対して、視聴者に対して、全方面に真摯で誠実な姿勢を貫いています。

これが他の動画や、ましてやテレビ番組と一線を画すのはこの誠実さだとわたしは思っています。

テレビ番組や普通の動画は、わかりやすく場を盛り上げようと、コミカルに編集したがります。

せっかく専門家をそろえても、突っ込むために話の腰を折り、バラエティに不慣れだからと専門家自身をいじり、とにかく随所に笑いを誘うポイントを狙うことが目的になっているようです。

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しかし、ゲームさんぽは違います。

ゲームの下調べはもちろんのこと、専門分野にまつわる基礎知識も勉強して収録に臨み、素人視点で不思議に思うところ専門家が食いつきやすいところを的確に押さえ、専門家の語りを上手に引き出すのです。

専門家の話を邪魔することはしません。専門家自身をいじることもしません。

ただただ、専門家の目から見たゲームの世界を語ってもらうことに心血を注いでいるのです。

あと、編集がとても上手で、字幕は目で追いやすいようタイミング・スピード・デザイン・配置がなされており、時折入るいらすとやさんの画像を使った図解が分かりやすいうえにシュールな笑いを誘ってくれて、何度捧腹絶倒したかわかりません。

他の動画やテレビ番組はとにかく派手にガチャガチャしたがるのに、無駄なものは的確に省いてくれている

そのくせ、出典は「専門書か」というくらい事細かに記載してくれる

こんなに誠実な動画を、わたしは他に知りません。

しかし、こんなに秀逸な動画企画も、看板を下ろす時が来ました。

ちなみに、2023年1月23日にはTV Bros.WEB『押井守のサブぃカルチャー70年』にも取り上げられ、注目されました。

 

事態の経緯

混乱を招いた原因は、ライブドアニュースが公にだけでなく、企画担当であるいいだ氏・マスダ氏にすら事前説明が無かったことです。

しかも、かつてライブドアの代表取締役CEOを務めていた堀江貴文氏が2023年2月14日、エグゼクティブ・アドバイザーとして就任することになり、そのアピールも兼ねてか同日動画を投稿したことで事態がより混乱することに。

2023年2月16日現在公開された情報を整理すると、

  1. いいだ氏・マスダ氏共にそれぞれ別の道に進むため、偶然2023年2月で退社を決意。
  2. 担当者2名とも不在になるため、ライブドアニュースのチャンネル名から『ゲームさんぽ』の看板を下ろすことに
  3. 2023年2月、ライブドアに堀江貴文氏帰還
  4. 『ゲームさんぽ』の看板が下ろされたライブドアニュースのチャンネルに堀江貴文氏の動画をアップ

と、いうことのようなのです。

  • せっかくゲームさんぽが登録者数を莫大に伸ばしたチャンネルを、みすみす放置するのは忍びない。
  • せっかく帰ってきた堀江貴文氏に、お得意の持論展開を披露させる場を作らないのはもったいない。

そういう二つの損得が合致したのでしょうが、

  • 担当者たちに連絡すらせず(そしてまだ公開前で予告済の動画が複数溜まっているのに)、突然『ゲームさんぽ』の看板を下ろし、その当日に初めて担当者たちに報告
  • 動揺した担当者たちによるツイートでファンに知らされる
  • 後釜に座るように、堀江貴文氏の動画が立て続けに3本上げられたため、「ゲームさんぽが堀江貴文氏に乗っ取られた!」とあらぬ疑いをかけられる。

という、随時説明・告知さえしっかりしていれば避けられたはずなのに、それを疎かにしてしまったがために関係した人みんなが振り回される事態となってしまいました。

ファンの多くはチャンネル登録解除して意思表明までする事態に…

ゲームさんぽというコンテンツが、あらゆる誠実さの上で成り立っていた企画だったため、その締めくくりを不誠実に引っ掻き回されたことは本当に残念です。

ただ、「数字の取れる企画だし、適当に別のスタッフをあてがって無理やり続けてしまえ」とならなかったことだけは評価したいと思います。

この真髄を知らない人に引き継がせても、この企画は別物になってしまっていたでしょうから。

 

いいだ氏、マスダ氏、ゲームさんぽの今後は?

突然のゲームさんぽ終了宣言で混乱するファンがまず心配することは、退社するいいだ氏・マスダ氏の行く先とゲームさんぽの今後ですよね。

これに関しても両者がTwitterで報告してくださっています。

いいだ氏、マスダ氏の今後

いいだ氏自身は「今後も引き続きメディアで動画関係の仕事をしてく予定で、ここでの経験値を活かし、より大きな規模の何かがしてみたいな~と思って思っています(ぼんやりしすぎ?)」とのこと。

具体的な業種などは明らかにされていませんが、動画関係のメディアに身を置くようです。

マスダ氏自身は「学生時代に目指していたゲーム業界に再チャレンジさせていただくこととなりました。」とのこと。

こちらも具体的な転職先などはわかりませんが、ゲーム業界にチャレンジするとのことで、大きく環境が変わりそうですね。

ゲームさんぽの今後

また、ゲームさんぽという企画事態については、いいだ氏がTwitterで以下のように報告しています。

  1. ゲームさんぽは今後も公開されます。ひとまず5月くらいまではこのチャンネルでいいだ&マスダの制作ストックが順次公開されていきます
  2. ゲームさんぽの企画は個人的にいずれかの形で継続していきたいと思ってますので続報お待ちください

今後のゲームさんぽについては、いいだ氏&マスダ氏個人のTwitterで最新情報が出るそうなので、ストックが今春分はあるようですし、しばらくは今まで通りゲームさんぽを供給してもらえるようです。

また、いいだ氏個人のYouTubeチャンネルで「なにか」が始まる予定だともツイートされています。

あくまでも「何か」であって『ゲームさんぽ』の名は上がっていませんから、いいだ氏個人の違う企画かもしれませんが、

いいだ氏自身が「ゲームさんぽの企画は個人的にいずれかの形で継続していきたい」と明言されていますから、いつかゲームさんぽの企画が再始動するときには、いいだ氏のTwitterか、このいいだ氏個人のYouTubeチャンネルで告知されることでしょう。

https://www.irasutoya.com/

ライブドアニュースという後ろ盾が無くなった状態で協力してくれるスタッフや専門家がどの程度確保できるのかはわかりませんが、

先述した通り、この企画はまず製作側の誠実さが要なので、それさえ失われなければ『ゲームさんぽ』は可能だと思います。

まずはひとまず、お疲れさまとありがとうを。

そして新しい環境下で、『ゲームさんぽ』への熱意が再び沸いたら、無理のないペースで手掛けていただけたらと思います。

まとめ

人気コンテンツ『ゲームさんぽ』の突然の終了に、ネット上は一時騒然としましたが、

今まで素晴らしい動画を上げ続けてくださったいいだ氏・マスダ氏両名の新たな門出を応援したいです!

そしてまたいつか、どこかでゲームさんぽが再開してくれることを願います。

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