王様ランキングは、十日草輔(とおかそうすけ)さん原作の漫画がアニメ化されたものです。
「次にくるマンガ大賞2018」にノミネートされるなどの人気ぶりなので、アニメ化を期待してた人も多いかと思います。
自分は、アニメ放送になってから知ったので原作マンガは読んでいなくてアニメのみの視聴です。
これだけみんなが評価だと感じてるなら、お試しに視聴してみるかと視聴した作品です。
アマゾンのレビューって、結構厳しかったりしますしね。
結構、自分が面白いと思った作品でも星3ぐらいだったりすることもあります。
王様ランキングのあらすじ
舞台は剣や魔法が普通にあるファンタジーな世界で、各国の王様に順位をつける制度があり「王様ランキング」と呼ばれています。
その順位が高い王様は強かったり民衆の幸福度が高いということが客観的にわかる指針になっているようです。
まだ子供の次期国王ボッジは聴覚に障がいを持っています。
いつも明るくニコニコして歩いており、たまにつまずいて転ぶなどの失敗をしても基本的にずっと笑顔でいるこの表情(特に口元)が可愛いです。
しかしその様子が滑稽に映ったのか、耳が聴こえないからと民衆は馬鹿にしたようなことを言ったり、ボッジを下に見て舐めた態度を取っています。
母親であるお妃様はそれが許せない様子で、我が子に向かってあなたがそんなだから舐められる等ひどい言葉を浴びせてしまっています。
その後ボッジが自室で隠れてこっそり泣くシーンがあるのですが、それもそのはず実はこの子、人の口の動きで何を言っているか大体わかっているようなのです。
つまり民衆が自分のことを馬鹿にしていることや、母親が自分に向かってひどい言葉を浴びせているのもわかった上で、無理して笑顔を作っていたのでした。
まだ幼い子どもがどんな想いで笑い過ごしてきたのか、その心境を考えるだけで胸が切なくなってしまいます。
一方でボッジは、野原で出会った妖怪のカゲに着ている衣服を取られても、明日も持ってくるからと律儀に良い服を持ってきて渡したりするのですが、それは「耳の聞こえない自分に話しかけてくれるのが嬉しかったから」とのことでした。
そんなボッジの性格に惹かれたのか、カゲはボッジの友達のように一緒に行動するようになります。アニメでは、ボッジとカゲ2人それぞれの目線で描かれていくようです。
ある日、何をしても才能がある自信家の弟も日頃から兄であるボッジを舐めている様子で、剣術の師の前で一本取ってやろうと剣術の練習試合を申し込みます。
耳が聴こえないハンデがある兄対才能あふれる弟の試合なので当然弟の優勢に思われたのですが、ボッジはすごい反射神経で相手の剣筋を避けるのがとても得意で、弟の猛攻をかいくぐりなんと見事に一本勝ちを決めてしまうシーンでは、能ある鷹は爪を隠す次期国王の影を見た気がしました。
ボッジは自分が時期王様であることも受け入れており、「世界一の王様になる」ことが夢だと語るのでした。
王様ランキングの感想まとめ
王様ランキング1話の最初のシーンで、幼い頃に、ボッジが実の母親のお妃が亡くなる前に、ボッジがいじめられて泣いていた時、お妃が、優しくボッジの頭をなでて「大丈夫だよ。あなたは、優しい子だから」と言ったセリフが、感動しました。
ボッジがお城から出ていき、ちょうど外出会った影の一族の一人カゲと、出会った時、カゲが、ボッジの服装を見て「お前いい服着てるなぁ」と言い、ボッジは、カゲに服を渡してしまい、お城に帰る時、町を歩いている時、町の住人のみんながボッジの姿を見てもボッジ本人は、恥ずかしそうにしてない所が、たくましかったです。
お城に帰ったボッジが義理の弟の王子ダイダと剣の試合をする時、その陰で、カゲが一生懸命ボッジを応援している所が、いい子に見えました。
ボッジの剣の振り方を見た家来たちが「今のは反則」と言ったセリフが、衝撃的でした。
ボッジが旅に出たいと思い、お妃のヒリングに話した時、ヒリングが大反対をし、ボッチが自力で、お城から出ようとした時、部屋から出ようとした時、上の部屋から落ちた時、それを見たヒリングが駆け寄ってきて、ボッジの怪我を魔法で直した所が素敵でした。
ボッジが実の母親を亡くなった後、ヒリングが来た時、最初は、ヒリングの事を警戒していたけど、後からなついた所が可愛かったです。
カゲの過去の話も可哀そうでした。
#王様ランキング 2話。勘弁してくれ。涙が止まらない。幼いカゲがどうやって生き延びてきたか痛いほど分かる。あんなクズおじさんでもカゲにとってはね。ボッジも辛い。これは辛すぎる。体も痛いけど心も痛い。カゲと出会えて良かった。カゲもボッジと出会えて良かった。1話以上に涙腺崩壊だ。 pic.twitter.com/6efWPusEQQ — インドアおじさん (@OcP9MrfKp2167gi) October 21, 2021
ボッジが、耳が聞こえない事をみんなからバカにされても、諦めない所がある所が、かっこよかったです。
ボッジが自分で何かを始めたいと思う所も良かったです。
出演している声優さんが、みんな豪華で、上手でした。
ボッジ役の日向未南さんのボッジのセリフが、「あっ」という発音の仕方が、難しそうに見えるけど、上手に見えました。
ダイダ役の人気声優梶裕貴さんの声も他のアニメに出演している時は、いい役や主役をやっているのに、ダイダの役は、主人公ボッジの事を嫌う意地悪な少年役が、素敵でした。
ボッジが王様に選ばれなかった所が可愛そうに見えました。
次の回で、ボッジが大冒険に行き、色んな物に出会い、色んな敵と戦うのかが、楽しみです。
まとめ
絵柄がキッズ向け作品っぽいので、視聴するのをスルーしてる人も多そうですが、一度は視聴しておいて良い作品だと思います。
アニメでしか視聴していないため、今後の展開がどうなっていくのかわからない部分があるのでこれからも楽しみです。
実際どう感じるかどうかは、人それぞれなので、まずはアニメをしてみてはどうでしょうか?