HP(Hewlett-Packard/ヒューレット・パッカード)は、世界シェア一位をDELLを争う世界屈指のメーカーです。
しかし、パソコンに疎い人からするとHPはあまり聞かない海外メーカー名。
「よくわからないメーカーだし…」と気後れする人も多いのではないでしょうか。
私も今まで国産メーカーしか使っていませんでしたが、2023年に入ってから初めてHPのノートパソコン15s-fq5000を購入してみたので、評判やレビューをまとめてみたいと思います!
HPのノートPC(15s-fq5000)のスペック
HPのノートPC 15s-fq5000の基本スペックは以下の通りです。
ディスプレイ | フルHD・IPSディスプレイ非光沢 |
画面サイズ | 15.6インチワイド(1920×1080) |
OS | Windows 11 Home (64bit) |
CPU | 第12世代 インテル Core i5 1235U(Alder Lake) 10コア |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 8GB |
メモリの対応規格 | DDR4 PC4-25600 |
ストレージ | 256GB SSD |
オプティカルドライブ | なし |
Webカメラ | HP TrueVision HD Webcam (約92万画素) |
無線LAN | Wi-Fi 6 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth5.2 |
ポインティングデバイス | タッチパッド(タッチジェスチャー対応) |
メディアカードスロット | SDカードスロット |
インターフェイス | HDMI出力端子×1、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps×2、SuperSpeed USB Type-C 5Gbps×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 |
オーディオ | デュアルスピーカー、Realtek HighDefinition Audio準拠、内蔵マイク |
サイズ(幅×厚さ×高さ) | 358×21.5×242 mm |
質量 | 約1.6㎏ |
バッテリー駆動時間/連続利用可能時間 | 最大7.5時間/7.5時間 |
カラー | ピュアホワイト |
金額は、6万円台とノートパソコンとしては、比較的安い価格帯です。
CPU
CPUに求める性能は使用用途によって変わってきます。
私は基本的にネットと文書作成。時々趣味で簡単なお絵かきくらいのものなので、あまり大きな性能は求めていませんでした。
第11世代以上、インテルならi5程度で探していたので、第12世代でi5のこちらは十分需要に合ったものです。
サイズと重量/ディスクドライブ無し
私にとっては初めてのディスクドライブを内蔵していないノートPCとなります。
以前は基本的に光学ディスクに保存していたため必須でしたが、今はクラウドかUSBを主な保存媒体にしているため、思い切ってディスクドライブ無しを選んでみました。
結局、後々ディスクドライブが必要になってしまったので外付けディスクドライブを購入することになってしまいましたが、
光学ディスクの使用頻度は格段に低いので、本体に内蔵されていない分薄くて軽いことの方が私にはメリットがありました。
ディスクドライブは必要な時に接続するだけで十分だな、というのが正直な感想です。
最近は、薄型にするためにほとんどのノートPCにディスク・ドライブはついてないないことが多いです。
ディスクドライブも、他のPCやテレビと汎用性のあるものを選べば、むしろ安価で使用用途が広がると思います。
インターフェイス
インターフェイスは、個人的にはUSB Type-Aがあと一つあれば言うことなかったです。
主な記憶媒体をUSBスティックにしているため、マウスとUSBスティックでUSB Type-A端子が常時満席状態で、先ほど挙げた外付けディスクドライブやプリンター等をつなぐときにどれかを外す必要が出てきてしまうのです。
USBハブも購入検討中です。
Officeソフトが無い!
初心者にもおすすめ———と言いたいところですが、一つだけ注意したいのが、Officeソフトを搭載していないことです!6457321111111111111111111111111111111
Officeソフトとは、Microsoft社の出しているソフト群のこと。
WordとかExcelとかPowerPointとか、あれです。パソコン初心者が最初に勉強するあれ。あれが丸ごとついていません。
なぜなら、世の中にはWord以外にも文書作成ソフトがあり、Excel以外にも表計算ソフトがあり、PowerPoint以下略。
別にOfficeソフトにこだわらなくても他の代替ソフトで基本作業ができるので、hpのパソコンの多くにはOfficeソフトがついていないのです。
ショップによってOfficeソフトを搭載して販売していることもあるので、Officeソフトが必要な人はよく調べて買いましょう。
もちろん、Officeソフトだけ別に購入してインストールすれば普通にOfficeソフトを使うことができます。わたしはそうしました。
しかし、HP事態に問題はないのですが、Officeソフトを自前でインストールする手順が分かりづらいというか、いちいち有料版であるOffice365に案内しようとしかけてくるので、本当にド素人の人はおとなしくOfficeソフト搭載パソコンを探しましょう。
HPのノートPC(15s-fq5000)の使い心地
私は今まで主にFujitsuのFMV、一度だけNECのLavieを使った経験があります。
私が重視する点は、基本的なスペック以外では次の4点でした。
- 画面の広さ
- テンキーがあるか
- キーボードの叩き心地
- タッチパネル対応
それぞれの点について個人的な感想を述べていきます。
画面の広さ
私の使用用途がネット以外に文書作成とおえかきなので、画面の広さは重要でした。
文書作成時、ざっと文章を見直したり、他の資料を確認しながらの作業になった時、画面が狭いとストレスになり見落としも多くなってしまうのです。
お絵かきするときも、画面が広いに越したことはありません。俯瞰で見なければ全体のバランスがわかりませんから。
その点、15s-fq5000は15.6インチワイドとノートパソコンの中では上位の大きさで文句なしです。
さらに非光沢ディスプレイのおかげで、反射や映り込みに悩まされることがなく、どんな環境でも画面が見やすいです。
お絵かきの際にも環境で色味に差が出にくいので、ありがたいですね。
テンキーがあるか
文書作成の際、数字の打ちやすさはかなり重要なので、テンキーも外せません。
ただ、HPのテンキーはnum lockの主張が大きく、度々押し間違えてしまっているため、若干のストレスです。
num lockを多用する人は少ないと思うので、もう少しひっそりと存在してほしいです…(個人的には不要なくらいです)
キーボードの叩き心地
ほんの数年前まで、キーボードの叩き心地はFMVとLavieの二択でした(超個人的感想です)。
一時期はフラットなキーボードが流行り、押しているのかどうかわからないくらい薄いキーのノートPCが多かったのですが、
2023年現在は逆にキーに厚みを持たせてちゃんと押している感じがあるキーボードが主流のようです。
結論を言えば、割とどこのメーカーも叩き心地がよかったです。
この15s-fq5000もご多分に漏れず、距離感・叩き心地どちらもOKです。
私は知らなかったのですが、キーに厚みがあり叩き心地があると、指が疲れやすくなったり痛めやすくなることもある、ということを最近知りましたので、キーが薄いのもメリットがあるようです。
タッチパネル対応
先代のノートパソコンはタッチパネル対応だったため、半分タブレットのように操作することができ、タッチペンでお絵かきもできました。
その使い心地に慣れていたためタッチパネル対応PCが欲しかったのですが…なぜかどのメーカーどの型番も、タッチパネル対応の有無がぜんっぜん公開されていないのです!!
泣く泣く確認できないまま購入しましたが(先代が壊れかけで時間的猶予が無かったので)、こちらの15s-fq5000は残念ながらタッチパネル非対応でした。 あぁー…
タッチパネル対応を求める人や、逆にタッチパネルを邪魔に感じる人等、タッチパネルの有無に左右されるユーザーは結構いると思うので、メーカーさんはタッチパネル対応の有無を基本スペックに載せていただけるとありがたいです。
hpのサポート体制
海外のメーカーとなると、サポート体制に不安を感じる方もいるとは思いますが、hpのサポートは概ね評判が良いようです。
『使い方サポート』と言って、1年間無料でパソコンの使い方を電話で対応してくれますし、
無料無期限で『HP PC無料セキュリティ診断サービス』でパソコンのセキュリティ状態をリモート診断してくれるサービスもあります。
故障した際も1年間無料で引き取りサービスを受けられるので、初心者の方はむしろ安心要素が多いのではないでしょうか。
また、サポートの連絡手段も電話・メールだけでなくLINEにも対応しているため、画像付きでやり取りできてわかりやすいという意見もあります。
国内に生産工場があるのも安心度が高いですね!
まとめ
私にとっては初めての海外メーカーPCでしたが、購入して3カ月以上、何の不便も感じずに利用できています。
こんなことなら、海外メーカーだからと敬遠せずもっと早く利用すればよかったなぁ、とすら感じています。
コスパを重視する人、祖父母や子ども用にお試しで購入する人にもおすすめですよ!