26年の時を経てようやくサトシ卒業、新主人公たちのシリーズスタートということで、SNSでも話題になっています。
あまりにも人気と言うか人望が厚すぎて26年間も卒業しきれなかったサトシとピカチュウの後任となると、かなりのプレッシャーだとは思いますが、
アニポケ新シリーズの内容、新主人公のリコとロイや他キャラクターの評判はどうなのでしょうか。
5月12日放送の第6話まででようやくアニポケ新シリーズの序章部分が終わったので、第1話から第6話までのあらすじもまとめてみます!
アニポケ新シリーズの序章まとめ
アニポケ新シリーズの第1話~第3話はリコメイン、第4話~第6話はロイメインでそれぞれの旅立ちまでを描きました。
リコの旅立ち
パルデア出身のリコがカントー地方にある全寮制の学校・セキエイ学園に入学したところから物語が始まります。
「何考えているかわからない」と言われることが多く、自分でも自分のことがわからないと悩むリコは、「自分をもっと知って変わりたい」と言う思いを胸に両親の母校であるセキエイ学園に留学しました。
ちなみに、放映前までリコのヘアピンの形がサトシの帽子のマークと共通しているため『サトシの娘説』が浮上していたのですが、「両親が全寮制の学園出身」ということでサン&ムーン以外で学校に所属しなかったサトシは少なくとも父ではないことが判明しました。
大雑把なルームメイトのアンと仲良くなったり、パートナーとして授けられたくさねこポケモンのニャオハの気まぐれに振り回されたり、一つ一つにうろたえながらも自分なりに模索し、学園生活もニャオハとの仲も徐々に充実させてきたリコ。
そんなリコの元に、謎の青年アメジオが訪ねてきます。
「リコの祖母から手紙を預かった、ペンダントを持ってくるように」と要求するアメジオをリコは警戒します。
それもそのはず。祖母からお守りとして預かったペンダントは普段は大事に保管しています。同室のアンにこそ見せましたが、見ず知らずの青年が知っていて持ってくるように言うなんて怪しさしかありません。
リコはニャオハと寮の屋根を伝って逃げることにしましたが(意外と行動派!)、すぐに見つかってしまいます。
アメジオたちとのバトル中、落としかけたリコのペンダントが輝き、二人を包むように光るボール状のものが展開。
その中で同じ色に光るカメのような姿のポケモンに出会いますが、ポケモンもペンダントの光もリコたちを助けるとすぐに消えてしまいました。
このカメのようなポケモンは、ゲーム版ポケットモンスタースカーレット・バイオレットに登場し、追加コンテンツ『ゼロの秘宝 藍の円盤』でメインとなる伝説のポケモン・テラパゴスの進化前ではないかと考察されています。
すんでのところで突如空から現れたリザードンに乗るフリードという青年に助けられ、流れで彼の所属するライジングボルテッカーズの飛行船ブレイブアサギ号に連れて行かれます。
しかし、特に説明もなく突然飛行船に連れてこられ、リコはフリードたちも警戒します。
とはいえ、船上のポケモンたちの穏やかな様子、ニャオハまですぐに打ち解けている姿を見て「悪い人たちではないのかも」とも考えますが…
説明もなく誘拐まがいのことをしたフリードを他の仲間は飽きれ、リコも理由を聞こうとしますが、そこにアメジオたちエクスプローラーズが追いついて説明どころでは無くなります。
エクスプローラーズの追跡、さらには嵐と緊急事態の連続。
怯えるポケモンたちを見て、リコは「自分のせいで巻き込んでしまっている」と悩みます。
そんなリコとニャオハをアメジオたちが捕獲。他のポケモンたちを巻き込まないことを条件に大人しく連行されようとするリコですが、ニャオハはその選択を拒絶しました。
その選択がリコの本意でないことを、ニャオハは見抜いていたのです。
やはり、アメジオたちは信用できないと踵を返すリコ。その思いを受けたニャオハの技このはが初めて成功し、あまりに多いこのはにアメジオたちは動けなくなりますが、
傾いた甲板から落ちてしまったニャオハを、あろうことかアメジオたちに連れ去らわれてしまいました。
実はリコの母親からリコのボディガードを頼まれていたというライジングボルテッカーズは、近くの町に降り立ち、イワンコの嗅覚を使ってニャオハ捜索に出かけます。
そして、ニャオハの世話をしているアメジオの部下が買い出しに出ているところを、イワンコが発見。
逃げ出す部下を追いかけてエクスプローラーズのアジトを突き止めます。
「わたしはニャオハのトレーナーだから」とニャオハ救出に同行するリコ。
アメジオとフリードがバトルしている間にリコが内部に忍び込み、ニャオハを救出。リコたちは無事にブレイブアサギ号へ帰ることができました。
一連の出来事から、ライジングボルテッカーズが信頼できると判断したリコ。
リコはペンダントの秘密を探すため、ライジングボルテッカーズはポケモンの謎・世界の謎を解き明かすため、共に旅することとなりました。
ちなみに学業は、スマホロトムでリモート授業を受けるから心配いらないそうです。現代的!
ロイの旅立ち
カントー地方の離島で祖父と暮らすロイは、いにしえの冒険者のようなトレーナーになる事を夢にもち、祖父が子供の頃拾ったという『いにしえのモンスターボール(ロイ命名)』を宝にしている少年。
嵐の後の海辺に行くと、嵐で飛ばされたライジングボルテッカーズの旗を発見。
それを「嵐の後はお宝がやってくる」と持ち帰ります。
一方、嵐やバトルによる飛行船の故障を修理するため島に降り立ったブレイブアサギ号から偶然落ちてしまったホゲータ。
自力で戻ることができず森を放浪したホゲータは、森のポケモンたちの食糧庫やロイの秘密基地の食糧を(それとは知らずに)食べて飢えをしのぎ、一人歌っていたところをロイに見つかります。
自分の歌を聞かれることが恥ずかしく、今まで誰にもちゃんと聞かせたことが無かったホゲータは慌てて逃げ出そうとしますが、ロイに熱心に褒められ、一緒に歌って親睦を深めます。
しかし、ホゲータを探して森に入ったリコたちが、森のポケモンたちに食糧泥棒と間違えられ追い回されます。
それを偶然見つけたロイとホゲータが助けようとしますが、キャタピーたちの糸で捕獲されてしまいました。
ホゲータが犯人であることが分かり、ポケモンたちの怒りも激しくどうしようかと困っていたところをフリードとキャップが救出。
その後、食料を収穫してポケモンたちに返し、事態は丸く収まりました。
その日の夜中、ブレイブアサギ号に侵入者が。
その正体はロイ。ホゲータにどうしても会いたくて忍び込んだのです。
ホゲータへの熱い気持ちを吐露するロイに、リコが「それって、ホゲータのパートナーになりたいってこと?」と聞くと「そうかも」と頷きます。
ホゲータの気持ちも確認したいのですが、夜が明けてもホゲータが行方不明。翌朝、ロイを家に送りがてら、飛行船の修理素材も探しつつホゲータを探しに行きます。
その頃ホゲータは、ロイが飛行船に来ていたことを知ってロイを探しに船を降りますが、偶然エクスプローラーズにブレイブアサギ号の居場所が突き止められたことを知ります。
慌てて村に向かうとロイたちと再会!ロイたちに一生懸命伝えようとするホゲータの様子を見て「船に何かあったのかもしれない」とフリードは一足先に帰ります。
一度はエクスプローラーズをまいたのですが、結局見つかりバトル開始!
活躍するフリードとリザードンを見て立ち上がるホゲータの気持ちを汲んだロイ。
ホゲータの技ひのこを指示しますが、ホゲータは基礎のひのこすら満足に打てませんでした。
それでも健気にひのこを出そうと悪戦苦闘するホゲータを見て、ロイは歌います。ホゲータの歌を。
ホゲータもそのリズムに合わせて呼吸を整え———ひのこ成功!一矢報います!
しかし喜んだのもつかの間、リコにアメジオが迫ります!
それを守ったのは、またしてもペンダントの光!
一筋縄ではいかないと判断してか、リコロイVSアメジオのバトルとなります。
しかし、アメジオのソウブレイズは手ごわく、リコがペンダントにみんなをたすけてと願うと、リコのペンダントとロイのいにしえのモンスターボールが共鳴。
いにしえのモンスターボールから黒いレックウザが出現します!!
レックウザが暴れる中、エクスプローラーズは撤退。
レックウザはモンスターボールに戻ることはなく、リコを見つめた後どこかへ飛んで行ってしまいました。
エクスプローラーズもレックウザも去り、ようやく落ち着いて対面できたロイとホゲータ。
ロイはホゲータにパートナーになってほしいこと告げ、ホゲータは自ら持ってきたモンスターボールをロイに渡します。
ロイとホゲータは晴れてパートナーに!
ブレイブアサギ号も島のポケモンたちの協力で修理でき、ライジングボルテッカーズの出航の時が迫ります。
ロイは祖父に自分の夢のこと、ホゲータの夢もパートナーとして応援したいことを理由にライジングボルテッカーズと同行したいと説得します。
祖父は、自分の夢だけでなくホゲータの夢も思い遣れるようになったことに成長を見て承諾。
ロイもライジングボルテッカーズの一員となりました!
一方、ペンダントもリコも逃し続けたアメジオたちは任務から外されてしまいますが、黒いレックウザにターゲットを変えます。
リコにはテラパゴス(らしき何か)がついている。
— 紫と青の人 (@VGSDqAXuZag8ODe) May 12, 2023
ロイには黒いレックウザがついている、いやいた。
流石サトシからバトンを受け取った2人の主人公だな。#anipoke #アニポケ pic.twitter.com/rdHvOTBrtX
こうして、ニコロイの長い序章がようやく終わりました!
アニポケ新シリーズの評判
評判はまずまずいい方ではないでしょうか。
ネット上では批判コメントも見かけますが、それらはほとんどサトシ時代と比べてのもの。
しかし、サトシと似たような主人公、似たようなストーリーにすると『二番煎じ』ともっと叩かれていたでしょうから、
大きく方向転換を図った序盤としては、好意的な声が多い方だと思います。
女主人公リコ
個人的な意見としては『サトシが一人で賄ってきた役回りを無理なく分担しているんだなぁ』という感想です。
サトシは10歳で旅して野宿することすらあり(ポケモンワールド自体がそれが常識なのですが)、冒険にバトル、ポケモンとの友情、自身の成長などなど、サトシ一人で物語の様々な面をこなし過ぎていました。
サトシ一人が物語の中心すぎたことが、世代交代が難しかった一因だとも感じています。
それを新無印でゴウとW主人公になることで、「ポケモンの生態に重きを置く」視点を増やし、サトシの負担を少し軽くしました。
ゴウはやはり試金石だったのでしょう。
新主人公のリコは、ゴウに似ています。
「賢いものの、考えが先回りしすぎて腰が重たい」「周りを気にしすぎてコミュ障気味」「自分で自分のことが分からず悩んでいる」などなど、現代の子どもに多いと言われている特徴を多く持っています。
必要に応じてバトルもしますが、恐らくバトル主体ではなくコミュニケーション重視のキャラクターだと感じられます。
リコちゃん。めちゃくちゃ常識的な物の考え方で、ツッコミもしっかりいれるし、異性に対する意識もしっかりある。
— 綾【ゼロ速】 (@saebaaya753) May 5, 2023
マジで今までいなかったポケモンの主人公タイプ(漫画とかも含めて)だからすごい新鮮。#anipoke #アニポケ pic.twitter.com/CP7twdqoJa
しかし、歴代ポケモン主人公に必須な要素はちゃんと兼ね備えています。
それは、「ポケモンのことになると無我夢中になる」ということ!
リコがニャオハを抱いてる時、ニャオハが辛くないようにちゃんとお尻のところに手を添えてあげてるの、ニャオハに対する優しさが感じられる。#anipoke #アニポケ pic.twitter.com/x8XskVWyuW
— フルーラ (@Fruera) May 12, 2023
リコの陽キャ化が早すぎる件
— NORTH FALL (@NORTHFALL5) May 13, 2023
もうちょい陰キャしてても良かったのに…#アニポケ pic.twitter.com/WkUqlkxiSO
男主人公ロイ
「ポケモンのことになると無我夢中になる」のは、もちろんもう一人の主人公ロイの特徴でもあります。
離島に生まれ育ちながらも、スマホロトムでリモート授業やポケモンの情報収集をしてポケモンへの興味や知識は人一倍。
基本的にパートナーにはならず、島中のポケモンと島中の村人たちが上手に共生関係を結んでいるという特殊な環境で育ったため、ポケモンとの距離感も独特です。
伸び伸びと育ち、考えるより先に体が動く。性格的にはサトシに近い方でしょう。
そのため、ロイとホゲータの関係性を指示する声はとても大きいです。
アニポケの友情ゲットはやっぱ良いなぁロイとホゲータ良かったね☺️
— RYU (@42729RC) May 12, 2023
ホゲータかわいい pic.twitter.com/zAgfZ38pVg
今までは主人公の自己実現のためにポケモンが尽力する感じだったから、ロイがホゲータの夢を叶えると宣言したのはかなり新鮮
— NORTH FALL (@NORTHFALL5) May 13, 2023
ある意味でロイは「ポケモンと共に歩むトレーナー」を一番体現しているんじゃないかな#アニポケ pic.twitter.com/hLRsT4qtHT
バトルはフリード
バトル初心者すぎるW主人公の代わりにバトルを前面に引き受けるのは、ライジングボルテッカーズのリーダーでありポケモン博士のフリード。
リザードンとピカチュウというアニポケファンに特に支持される二ポケモンを使いこなすバトルは見ごたえがあります!
キャップの作画と強キャラ感が凄まじい!#アニポケ pic.twitter.com/EofpZK30d0
— ポケシルバー (@pgsod986) May 12, 2023
ただ、ポケモンの代名詞となってしまったピカチュウを引き続きレギュラーに置かざるを得なかった事情は察しますが、声までサトピカと同じ大谷育江さんを当ててしまったのは賛否あります。
我が家の5歳児まで一声聞いた瞬間「サトシのピカチュウじゃん…(スンッ)」と動揺していましたし、同じ声=同一個体という設定を強く引き継いできたのに、サトシのピカチュウ以外に大谷声を当てたのは、私も疑問が残ります。
サトピカの血縁だったりするなら多少納得はできるので、今後説明があるとありがたいですね…
とはいえ、大谷さんのドヤドヤなキャプテンピカチュウがすごくかっこかわいいのは異論ありません。はーかわいい。
フリードのライバル・アメジオ
やはりバトル面を担うからにはライバルが必要ですよね!
サトシにもシリーズごとに切磋琢磨するライバルがいました。
フリードのライバルは、エクスプローラーズのアメジオが担います!
フリードさんによそ見されまくって妬けちゃうアメジオかわいい フリアメ #anipoke #アニポケ pic.twitter.com/BfvgDZqwW5
— デュミ (@dominass) May 5, 2023
新シリーズ開始当初はとにかくフリードとアメジオに人気が集中していてちょっとした祭りでした。
主人公ではないものの、二人の関係性は物語を一層盛り上げてくれることでしょう!
まとめ
第6話でようやく序章部分が終わり、物語の基礎が見えたアニポケ新シリーズ。
今後の展開から目が離せませんね!