サンドランドは、週刊少年ジャンプで2000年に連載された一巻完結の漫画が原作です。
作者はなんと、あのドラゴンボールで有名な鳥山明先生。
ドラゴンボール終了後に短期集中連載という形で何作か書かれた中の一作です。
知名度はそこまで高くありませんが、ファンの間では「隠れた名作」と呼ばれ根強い人気があり、数か国語で翻訳出版もされています。
映画サンドランド上映時期は?
映画サンドランドの上映時期は、
お盆が終わって、夏休みも佳境の頃ですね!
サンドランドのあらすじは?
舞台は、世界中が水不足にあえぐ砂と荒野の世界サンドランド。
わずかに生き残った人間たちは、水源を独占する国王から法外な値段で水を売りつけられ、苦しい生活を強いられていた。
水不足に悩むのは人間たちばかりではなく、河童やスライムと言ったいわゆる魔物たちも一緒。
魔物の王子であるベルゼブブは、人間たちから水を奪い取って仲間に分け与えて暮らしていた。
そんな魔物たちの住み処に、初老の男ラオが訪れる。
渡り鳥の動向から水場の方角を突き止めていた彼は、厳しい旅路を加勢してくれる魔物の仲間を求めていた。
魔物の王子と人間の老人、魔物の老人。
3人の旅路は、国の大きな秘密を暴くことになる———
鳥山節全開!
誇りと油のにおいがしそうな傷だらけのメカ!
老兵!人外!粋なセリフ回し!
相変わらず見やすい画面構成、ワクワクするメカアクション、最小限のセリフ回しで把握できる設定、サクサク展開するストーリー。
鳥山作品の魅力をこれでもかと大盛りに盛り込んで凝縮した作品で、
もう、開始10ページですでに面白いです。
「やはり、鳥山明は天才だ」と思い知らされること請け合いです!
鳥山明先生の短期集中連載作品
ちなみに、鳥山明先生がドラゴンボール後に書いた短期集中連載作品は4作品あります。
- COWA!(『週刊少年ジャンプ』1997年48号 – 1998年15号)全14話。
- カジカ(『週刊少年ジャンプ』1998年32号 – 44号)全12話。
- SAND LAND(『週刊少年ジャンプ』2000年23号 – 36・37合併号)全14話。
- 銀河パトロール ジャコ(『週刊少年ジャンプ』2013年33号 – 44号)全11話。
サンドランドはそのうちの3作目ですね。
どれも一巻完結と短いのですが、大長編となったDr.スランプやドラゴンボールとは別の面白さがあります。
Dr.スランプやドラゴンボールが名作であることは間違いありませんが、鳥山明先生が好きなものをのびのびと描かれているこの短期集中連載作品の知名度も、今回を期にもっと上がると嬉しいです。
ゲームサンドランドの情報は?
サンドランドは、バンダイナムコによってゲーム化も決定しています!
鳥山明がゲームのキャラクターデザインをして有名なのは、「ドラクエ」、「クロノトリガー」、「桃太郎電鉄」とかがあります。
販売時期
映画上映後、あまり時間を置かずに販売されるのではないか、とわたしは踏んでいます。
すぐに発売されないにしろ、映画上映後には何かしら発表される可能性が高いと思います。
ジャンル
ジャンルはアクションRPGです。
話の大筋は原作漫画通りのようですね。
ベルゼで肉弾戦を楽しむもよし、
メカを運転してアクションを楽しむもよし。
ベルゼの装備やメカもカスタマイズできるそうです!
プラットフォーム
対応するゲームハードは、いかの3機種です。
- PlayStation®5
- PlayStation®4
- Xbox SeriesX|S
残念ながら、Nintendo Switchでの販売予定は無いようですね。
大魔王サタンがドラゴンボールのダーブラ?
主人公ベルゼブブの父親である大魔王サタンが、ドラゴンボールのダーブラに似ている、という指摘が多くあります。
外見を比較すると、サタンの方が巨体で、角が黒く大きい以外はほとんど同じ外見。
また、サタンは大魔王、ダーブラは暗黒魔界の王。
同一人物では?と噂されるのも頷けます。
外見以外似ていない
←主人公の父親(サタン)👿
— どうげき。 (@ryugainai) December 17, 2022
→DBに出てくるダーブラ 😈 pic.twitter.com/UmnOg0mNG8
しかし、逆を言えば外見以外は特に似ている点は無さそうです。
ダーブラは登場時からバビディによる洗脳状態だったため、本来のキャラクターが分からずじまいではありますが、
大魔王サタンは登場シーンこそ少ないものの、『適当そうに見せて真髄をとらえており、茶目っ気もある』キャラクター。
ダーブラとはまた雰囲気が違うように感じます。
世界観も違うのでは
もしも大魔王サタンとダーブラが同一人物だとしたら、このサンドランドこそがドラゴンボールで言う『暗黒魔界』である、ということになりますが、
大魔王サタンは魔族を統率はしていても、サンドランド全体の王というわけではありません。
サンドランドの魔族たちに人間を支配しようという気配は無く、王子であるベルゼブブの言動からも「人間がいなくなると魔族の存在意義が薄れてつまらないから、生かしておきたい」という価値観が伺えます。
ベルゼブブの価値観が魔族の中で異色というわけでもなさそうですし、父親に対する畏敬の念も感じられるので、この価値観は父王の価値観から逸脱したものでもないと推測されます。
それに、暗黒魔界は邪悪な生物が住む混とんとした世界とされていますが、サンドランドは人間と魔族がそれぞれ棲み分けされた世界でむしろ魔物側がパワーバランスを調整している様子まであり、混とんとはとても言い難い環境。
これらのことから、サンドランドとドラゴンボールは全く別の話であり、ダーブラも他人の空似である可能性が高いと考えられます。
まとめ
一巻完結と短いながらも、「隠れた名作」として名高いサンドランド。
まさか連載終了から20年以上たって映像化、それも映画化とゲーム化が叶うとは驚かされました。
PVを見る限り、その力の入れようは一目瞭然。
また鳥山作品が新たにアニメーションで見られるなんて、楽しみですね!