プリキュアの着ぐるみコスプレをすることがが、炎上騒動に発展しています。
というのも、公式の着ぐるみではなく、個人で着ぐるみを購入した人がそれを悪用していると思わせるような内容がSNSに投稿してることがあったからです。
子どもたちに絶大な人気を誇るプリキュアの着ぐるみがなぜ悪用されることになったのか、公式の対応なども合わせてお知らせします。
プリキュア以外にも同じようなことが起こりうる事案ですので、キャラクターものが好きな方やお子様をお持ちの方は危険性を把握し、くれぐれもご注意ください!
プリキュア非公式着ぐるみの動機は?
ある個人アカウントが『ひろがるスカイ!プリキュア』のキュアスカイの着ぐるみを着ている画像です。
場所は国営ひたち海浜公園と思われる場所で、
【注意喚起】プリキュアの人気キャラクター着ぐるみで女児と触れ合う女装おじさん発生中、場所は国営ひたち海浜公園か
— 女たちのデータベース広場 (@females_db_park) August 8, 2023
「昨日はかなりよかった」
「女児が抱きついてきた」
「抱っこした」
「ませた女児」
「公式と間違われた」
着ぐるみはオークションで購入した模様、現在アカウントは鍵 https://t.co/4ju2dThJvx pic.twitter.com/XJmIdbSiG3
「昨日はかなりよかった」
「女児が抱きついてきた」
「抱っこした」
「ませた女児」
「公式と間違われた」
などのコメントを投稿されてました。
しかし、ただの個人がまるで公式の着ぐるみのようにふるまい、子どもと接することに危機感を覚えるユーザーが多く反応です。
コメントの内容は、天然ともネタとも確信犯とも受け取れるものではありますが、ことさら「女児」に言及し男児に対するコメントが見られないことには確かに、ただの子ども好きにしては不自然さを感じました。
犯罪目的?
件の投降者本人がどうなのか断定はできませんが、この件を受け悪用を考える人も増える可能性があります。
そもそも、犯罪に及んでいないにしろ、公の場で公式と間違われるようないでたちで不特定多数と触れ合うことはマナー違反です。
公式のグリーティングの場合は必ず告知があり、スタッフも付き添っているので、街中で着ぐるみを見かけても「公式のものか非公式のものか」を判断する必要があります。
投稿者は男?女?
今回の件がことさら注目を浴びた理由に、投稿者の性別があります。
この投稿者は、性転換手術で女性の身体になった元男性であることを公言しており、着ぐるみ姿以外にも自身のコスプレ姿なども投稿している人でした。
このことに「女児に接したり、トイレや入浴で女性用に潜入するために性転換したのか?」「精神が女だと言い張れば、グレーな行為も見逃されてしまうのでは」等の憶測が飛び交っています。
「性自認」と「性的指向」は別問題
「性自認」とは、自分の性別が男性だと感じるのか、女性だと感じるのか、どちらでもないのか、という自覚のこと。
「性的指向」は、恋愛対象が異性なのか、同性なのか、両方なのか、どちらでもないのか、ということ。
これは別々の話であり、性自認は男性で性的指向も男性、もしくはその逆など、様々なパターンがあるのです。
今回の投稿者の性自認がどちらであるにせよ、性的指向がそれによって限定されることはあり得ません。
体は(元)男性、性自認は女性、性的指向は女性(もしくは両方)、ということは十分にありえますし、投稿者の性別は問題にならないのです。
小児に対しては性別が関係ないことも
また、子どもを手にかける犯罪者にとって最も重要なのは、実は「自分より弱者」であることだったりします。
なので、条件さえ整えば犯罪者たちは性別にかかわらず「子ども」というだけでターゲットにします。
子ども相手に限りませんが、これらの犯罪は「男→女」というケースだけではなく「男→男」「女→男」「女→女」とあらゆるパターンがあり、犯罪の重さに差はありません。
加害者被害者の性別など関係なく、決して許されるものではない、ということを忘れてはいけません。
プリキュア公式の対応について
それを受け、翌日8月9日に東映アニメーション公式とひろがるスカイ!プリキュア公式が声明を出しました。
【ファンの皆様へのお願い】 pic.twitter.com/9L3PpyQIB8
— 東映アニメーション公式 (@toeianime_info) August 9, 2023
【ファンの皆様へのお願い】 pic.twitter.com/LoBMWxSNs5
— ひろがるスカイ!プリキュア公式 (@TVanime_precure) August 9, 2023
犯罪に悪用されかねないこと、そこまでいかなくても品のイメージを損ねる危険性があるため、迅速な対応となったようです。
しかし、冒頭でも書きましたが、類似する事案はキャラクターもの全般に起こりうるものです。
東映作品に関わらず、告知のない着ぐるみグリーティングを見かけたら警戒する必要があります。
まとめ
それが今回注目され炎上した理由は、着ぐるみが知名度のあるプリキュアであったことと、投稿者が「体が(元)男性で性自認が女性」であることにより、「犯罪目的であっても軽視されるのでは」という懸念を含みます。
今回の投稿者がどのようなつもりだったのかは断定できませんが、この件が有名になった以上は悪用を考える人が出てくることでしょう。
日本に住んでいると犯罪に巻き込まれる可能性は、低いと感じてしまいますが小さな子どもなら簡単に誘拐されてしまうなんてこともあると思いました。
公式が迅速に声明を発表してくれましたし、告知のない着ぐるみにはくれぐれも警戒し自営することで被害を失くしていきたいですね。