パリピ孔明がまさかの実写ドラマ化で、ネット上がざわついています。
パリピ孔明といえば2022年にアニメ化され、タイトルのインパクト、期待を裏切らない絵面の強烈さ、そのくせ実はハイクオリティな音楽アニメで視聴者を翻弄した大穴アニメでした。
そんなパリピ孔明を実写ドラマ化するとは、奇特な…いやいや、チャレンジャー精神旺盛な製作陣がいるものですね。
ここではドラマ版パリピ孔明の基本情報、アニメ版の評判や2期があるかどうかなど、パリピ孔明の情報をまとめてみます。
ドラマ『パリピ孔明』はいつから?
ドラマ版パリピ孔明の放映開始は、
9月27日(水) 22:00~22:54 です!
10月ドラマ枠ですが、一足早く9月末に始まるのでご注意ください!
ドラマ『パリピ孔明』のキャスティング
漫画・アニメが成功した作品の実写化となると、やはり気になるのがキャスティング。
メインキャラクターのキャスティングは以下のようになっています。
諸葛孔明 | 向井 理 | 三国志で有名な蜀の天才軍師。 死後なぜか若返って現代の渋谷に転生。 英子の歌にほれ込み、英子の夢を叶えるため仕えることに。 |
月見 英子 | 上白石 萌歌 | ライブハウス・BBラウンジでバイトしながら時折ステージに立たせてもらっている歌手志望の少女。 |
ミア 西表 | 菅原 小春 | ダンスパフォーマンスと歌のレベルの高さで他者を圧倒する人気シンガー。フォロワー数十万人越えでプライドが高く、野心家であり努力家。 |
KABE 太人 | 宮世 琉弥 | MCバトル選手権3連覇という業績を残し「無敵のフリースタイラー」と呼ばれていたが、表舞台から姿を消していた天才ラッパー。 |
久遠 七海 | 八木 莉可子 | 路上ライブで英子と意気投合したシンガー。技術力が高く、まだ経験値の低い英子の憧れでもあるが、実は秘密を抱えていた。 |
RYO | 森崎 ウィン | オリジナル曲「MID DAY」が動画サイトで500万再生を記録し注目を浴びているインディーズバンド・JET JACKETのギターボーカル。負けず嫌いだがデビューを前に気負いがある。 |
前園 ケイジ | 関口 メンディー | 歌唱力は元より、作詞作曲振付も一人でこなし、ダンス力も高いオールラウンダーなスーパーアーティスト。 BBラウンジのオーナー小林と因縁がある。 |
マリア・ディーゼル | アヴちゃん(女王蜂) | 海外で活動するシンガー。オーナー小林と古い付き合いがある。まだ女子高生だった英子が悩んでいた時に偶然BBラウンジでのステージを見て強い衝撃を与えられた人。 |
赤兎馬 カンフー | ELLY | ヒップホップ界でカリスマ的存在の実力派ラッパー。 MCバトル選手権の元王者で、姿をくらませていたKABE太人をたきつける。 |
劉備 | ディーン・フジオカ | 生前の孔明が仕えた蜀の初代皇帝。 孔明にとっての三国時代の象徴であり、今も胸に焼き付いているかけがえのない主君。 |
オーナー・小林 | 森山 未來 | 英子が働くライブハウス・BBラウンジのオーナー。外見は怖いがかなり末期な三国志オタク。三国志知識の深い孔明を喜んで迎え入れる。 |
前述しましたが、パリピ孔明は、実はかなりガチな音楽作品。
ロックにしろラップにしろダンスミュージックにしろ、全てがハイクオリティでなければならず、もちろん役者がそれぞれの楽曲に見合った歌唱を見せてくれなければいけません。
ただ上手いだけではなく、イメージに合った歌唱ができるのか、そしてドラマである以上演技もできるのか。
正直、実写化するのはかなり挑戦的な作品だと言わずを得ません。
アニメ版『パリピ孔明』の評判
アニメ版パリピ孔明は、タイトルからの予想を大きく覆す作品でした!
楽曲がいちいち素晴らしいだけでなく、音楽ジャンルと知識の多様さ、三国志知識と考察の造詣の深さ、孔明が三国時代に張り巡らせた策略をベースに現代技術に組み込む謎の巧みさ、全てがハイレベルであり、アニメはそれを見事に再現してきたのです。
って文章で語っても意味が解らないと思うので、とにかく見てくださいとしか言えません!見てください!
もっと気楽なギャグアニメだと思って、適当に見始めてしまったことを後悔しました。
と、突然超個人的長文感想を突っ込んでしまいましたが、やはり見る人によって賛否両論あるようです。
悪い評価
悪い評価の多くは「この作品に何を望むか」が食い違ってしまっている感じがあります。
前述したとおり、クラブミュージックに三国志にラップにサクセスストーリーにと、かなり貪欲なチャンポン作品なので、
人によってはそれが「とっ散らかって」見えたり「自分が求めたものと別のものに焦点が合ってしまった」がっかり感があるようです。
孔明の活躍が少ない
まず不満が噴出したのが、タイトルの割に孔明の活躍が少ないことです。
最初こそ『孔明が策略を巡らせる → オーナー小林が「これは○○の計!(以下長文オタク説明)」』という流れが多く、三国志ファンをニヤニヤさせる要素があったのですが、
ストーリーの主軸が英子の夢である以上、やがて英子自身の歌手としての成長やメンバー確保等に重点が置かれていき…あれ、そういえば孔明今何やってたっけ?となることも…
序盤の「転生してきた孔明」と言うインパクトや三国志ネタに惹かれた人ほど、音楽アニメに様相を変えていく流れに不満を感じる人が多かったようです。
KABE太人に焦点当てすぎ
わたしは原作未読だったので知りませんでしたが、孔明が英子の相棒にと白羽の矢を立てたKABE太人が加入するまでの流れは半分ほどアニオリでした!
確かに、随分と丁寧に掘り下げているなぁ、とは思ったのですが…これが今度は「孔明と英子の掛け合いが面白いのに」「主人公どこよ」「ラッパーそんなに必要?」「テンポが崩れた」等と不満に感じる人を増やしてしまいました。
確かに「主人公どこ?」は感じないでもありませんでしたが、KABE太人のラップ、それが入って以降の英子の楽曲(EDにもこの頃からKABE太人が加入します)の変化が私にとってはかなりツボだったので、「KABE不要論」の声が大きいことに驚きました。
特にKABEと孔明のラップバトルは、ラップを知らない私にも心地よく、孔明の憂いあるラップに置鮎さんの底力を見せつけられて陶酔してしまったのですが…
「KABE以降失速」の声は根強く、この辺りで失速したという人の多くには、その後のアニメ版では最後を飾るアザリエ編もまとめて不評のようです。
良い評価
しかし、「パリピ孔明面白かった!」と言う声も多く聞こえます。
OPの中毒性
まず評価が高いのがOP『チキチキバンバン』の中毒性!
「内容はつまらない」という人でも「OPは好き」と言う人は多く、
実写ドラマ化へのコメントにも「チキチキバンバンもやってほしい」と言う声がいくつも寄せられていました。
確かに、飛ばせないOPなんですよね。
個人的にはEDも好きです。最初の頃は英子しか来なかったカウンターに訪れる人が、話を経るごとに増えていくのを見守ってしまいます。
歌がハマる!
「歌が古臭い」「ラップいらない」等の辛辣な意見もありますが、
反対に「歌最高!」「涙が出てくる」と絶賛する声もあり、
これはもう、好みの問題で、ハマる人はドハマりするのでしょう。
特に英子の歌声を演じる96猫さんは、毎シーンごとにそのシーンの英子の感情にシンクロした歌唱を届けてくださり、
親友へのアカペラには、歌にしかこめられない熱い気持ちを、
「民草のための音楽」に目覚めた後のライブバトルでは、皆を包み込むような慈愛の歌声を、と、
表現力の多様さが素晴らしく、終盤は泣きどおしでした。
一部で大不評のラップも、別の一部ではかなりの高評価で、とあるラップオタクの人が専門用語羅列して何千字も長文大絶賛している記事もネット上で見かけました。
私も素人ながら、ラップをこんなに心地よく感じたことが無く、ラップバトルのところを何度も見返したほどなので、
どうか一部の評判に左右されず、見る人それぞれ自分自身で評価していただきたいと願います。
そのうえで、嫌いなら嫌いでもちろん構いませんから。
孔明の立ち位置も計算の上?
序盤以降、裏方に回ってしまった感じのある孔明。
そのため「孔明の現世転生という面白い設定が生かし切れていない」という不満も見えますが、
そもそも、軍師って役割上、普段はひけらかさず、ここぞという時以外は陰に控えているものなのではないでしょうか?
それを考えると、序盤で印象付けた後は引っ込ませるのも、役割に見合った判断のように思えます。
軍師がぐいぐいと前に出ていたら、英子が名を挙げるにつれ孔明対策されて足元をすくわれる可能性も高まってしまいますから。
アニメ2期はある?
一度アニメ化した作品が実写ドラマ化されたということは、相応の人気・需要が見込めると判断されている、ということです。
しかもパリピ孔明の公式X(旧Twitter)はアニメ・原作総合アカウントのままであり、
2023年8月7日には原作内でEIKOたちが完成させたCDをアニメスタッフで再現したミニアルバム『Dreamer』として10月25日発売決定したことが発表されました!
こんな手の込んだことをしておいて2期が無いとは思えません! 2期はほぼ確実と見ています!!
それに、既刊14巻中、アニメ化したのはわずか4巻分。
話数の余裕はかなりあるので、心配いらないでしょう!
まとめ
2023年9月27日(水)に実写ドラマが始まるパリピ孔明。
アニメは賛否両論あるものの、ハマる人はドハマりするクオリティで、二期を求める声も多いです。
ドラマが追い風となり、アニメ二期に繋がるといいですね!