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映画ムーミンパパの思い出の内容と過去作の評判は?

映画『ムーミンパパの思い出』は、ムーミンのパペットアニメーション映画第4作目です。

ムーミンと言えば、日本では平成版アニメ『楽しいムーミン一家』や令和版アニメ『ムーミン谷の仲間たち』のイメージが強いですが、パペットアニメーション版映画『ムーミンパパの思い出』はどんなものなのでしょうか。

映画『ムーミンパパの思い出』の内容や、パペットアニメーション版の評判に迫ります。

目次

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映画『ムーミンパパの思い出』の公開日は?

https://cho-animedia.jp/article/img/2023/09/29/43247/662652.html

映画『ムーミンパパの思い出』の公開日は、

2023年12月29日(金)です。

何かと忙しい年末なので、気になる人は忘れないようにチェックしておきましょう!

 

映画『ムーミンパパの思い出』の内容は?

今回の映画『ムーミンパパの思い出』を含むムーミンのパペットアニメーション映画シリーズは、実は1978年~1982年にポーランドで制作されたTVシリーズです。

原作者トーべ・ヤンソン自身が監修し、トーべ・ヤンソンが最も愛した、原作を忠実再現したパペットアニメーションを、最新の技術でカラー修正し、原作小説のエピソードに合わせて再編集したという、普通にパペットアニメーション映画を作る以上に手間暇のかかった力作です。

なにせ、このパペットのモデル事態、トーべ氏がパートナーのトゥーリッキ氏と製作した発泡スチロール製の人形を元に作られたフェルト人形だというのですから、そりゃあトーベ氏納得の出来になるわけです。

『ムーミンパパの思い出』の内容

映画『ムーミンパパの思い出』のストーリーは、原作小説『ムーミンパパの思い出に準じます。

ムーミンパパの幼い頃のノスタルジックなお話———ではなく、ムーミンパパの冒険譚です。

ムーミンパパと言えば、外へ仕事に出ている描写が無く、書斎で頭を悩ませながら書き物をしている姿が印象的ですが、実はムーミンパパの実際に経験した冒険小説を書いていたのです。

『ムーミンパパの思い出』は、ムーミンパパがずっと苦心して書き上げた冒険物語、という体で描かれています。

実はムーミンパパ、孤児院育ちなのですが、そこを抜け出し様々な冒険を経て今のムーミン谷にたどり着き、そこに村を開拓という波乱万丈な過去の持ち主。

そしてもちろん、波乱万丈な冒険には、個性豊かな仲間がつきものです。

主要キャラの親世代は元冒険仲間だった!

ムーミン谷のメインキャラクターといえば、ムーミン、スナフキン、リトルミィ、スニフ、スノークのお嬢さん

実はこの内、スノークのお嬢さん以外の親世代は、このムーミンパパの冒険仲間なのです!

ムーミンパパはまず、フレドリクソンという無二の親友を得ます。

そのフレドリクソンの甥っ子であるロッドユール(のちのスニフの父)、なぜかフレドリクソンの船に居ついていたヨクサル(のちのスナフキンの父)らと共に、ムーミンパパたちは冒険に出ることになるのです。

https://cho-animedia.jp/article/img/2023/09/29/43247/662652.html

冒険の途中では竜のエドワードや不思議な雲、おばけにうみいぬなど、冒険譚にふさわしい幻想生物も出て来ますが、

ムーミンシリーズでおなじみのモランニョロニョロも出て来ます。

そして、ミムラの娘(のちのミィスナフキンの母)やソースユール(のちのスニフの母)、ムーミンママとの出会いも描かれるのです。

『楽しいムーミン一家』の声優再集結!

今回の映画『ムーミンパパの思い出』、日本で話題になっている理由の一つが、吹き替えに平成版アニメ『楽しいムーミン一家』の声優を再集結させていることです。

実はムーミン、昭和に一度『ムーミン』と言うタイトルでアニメ化しており、日本にムーミンの存在を知らしめましたが、この昭和版『ムーミン』は原作者トーべ・ヤンソンに断りの無い改変が多く(スノークのお嬢さんに勝手にノンノンと名を付けたり)、トーべ氏は不満を持っていたと聞きます。

その反面、平成版と称される『楽しいムーミン一家』はトーべ氏の意思を尊重したためか(スノークのお嬢さんもトーべ氏にフローレンと名付けてもらった)トーべ氏やその後継者たちに高く評価され、良好な関係を築けています。

パペットアニメーション映画シリーズでわざわざ平成版『楽しいムーミン一家』の声優陣を揃えているのも、その証でしょう。

https://twitter.com/moominpapamovie

パペットアニメーション映画シリーズの過去の声優陣

ムーミンのパペットアニメーション映画は今回で4作目ですが、実は過去の3作品の声優陣は統一されていません

第1作目『劇場版ムーミン パペット・アニメーション 〜ムーミン谷の夏まつり〜』は、ムーミン:野島健児、ムーミンパパ:稲葉実、ムーミンママ:高島雅羅、スノークのおじょうさん:永田亮子、ミイ:水田わさび、スナフキン:白熊寛嗣、ナレーション:小泉今日子となっていました。

第2作目『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』は、今回と同じ平成版『楽しいムーミン一家』の声優陣

第3作目『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は、ムーミン:宮沢りえ、ナレーション:神田沙也加、それ以外の男役は森川智之、女役は朴璐美が全てこなすという珍しい手法を取りました。

これらを経て、第4作目で再び第2作目と同じく平成版の声優陣を結集していることを考えると、やはり日本人のイメージには「ムーミン=平成版『楽しいムーミン一家』」というイメージがあまりにも根強いのかもしれません。

原名:トーベ・ヤンソン, 原名:ラッセ・ヤンソン, 出演:高山みなみ, 出演:大塚明夫, 出演:谷育子, 出演:かないみか, 出演:子安武人, 出演:佐久間レイ
 

ムーミンのパペットアニメーション映画の評判

https://twitter.com/moominpapamovie

すでに3作公開されてきたムーミンのパペットアニメーション映画。

それら過去作の評判はどうなのでしょうか。

悪い評判

正直、悪い評判は少なめのようです。

令和の時代になってムーミンの映画を見る人は、そもそも元からムーミン好きな人が多い、というのもあるでしょう。

ただ、時折出てくる「あんまり・・・」という声のほとんどは、アニメ版とのギャップによるものに思えます。

アニメとのギャップ

ムーミンのアニメは昭和版平成版があることは前述しましたが、どちらも(昭和版は特に)日本人向けのアニメーションにするうえで改変が多くされていました。

比較的平成版の方が改変が少なく、原作者にも評価されていたとはいえ、原作小説を読んだことのある人は雰囲気の違いに驚くはずです。

ほんわかなアニメと違い、結構シュールでドライな面もあるのです。

いや、平成アニメ版も絵柄がかわいい割に、意外とシュールでドライなのですが、原作はもっとダイレクトにそうなのです。

でもシリアスよりなのか、と言えばそういうわけでもなく、独特ののん気さマイペースさ美学も有り…本当、『独特』なんですよね。

平成アニメ版はムーミン世界特有のこの『独特さ』を残しつつも、上手に日本人好みにカスタマイズされた作品に仕上がっています。

なので、パペットアニメーションを見ると、より原作に近い『独特さ』に面食らう人が多いようです。

パペットに慣れない

また、パペットアニメーションはストップアニメーションの一種で、人形を少しずつ動かしてコマ撮りして撮ったものです。

『モルカー』で有名になった手法ですが、手間がかかるためあまりメジャーではない手法で、現代のCGも駆使した滑らかなアニメーションに慣れている人は特にパペットアニメーションの動きに違和感を感じる人も多いようです。

そもそも、パペットのデザインが好みでないこともあります。

良い評判

実際にパペット版を見た人たちの反応は概ね良好なようです。

原作小説が好きな人は特に親和性が高いようですね。

「アニメ版よりパペット版の方が好き」と言う人も多くいました。

アニメ版とは違い、原作とも少し違うパペット版独特のゆるさや、画面の美しさにハマる人が多いようです。

45年も前のパペットアニメーションが、わざわざデジタルリマスターされ、現代の人たちにも愛されるのはすごいことですね。

まとめ

https://cho-animedia.jp/article/img/2023/09/29/43247/662652.html

45年前のパペットアニメーションを現代の技術でよみがえらせた映画『ムーミンパパの思い出』。

今回はムーミンではなくムーミンパパの若かりし頃が主役ということで、いつものムーミンとちょっと違った面白さがあると思います。

劇場公開される日が楽しみですね!

原名:トーベ・ヤンソン, 原名:ラッセ・ヤンソン, 出演:高山みなみ, 出演:大塚明夫, 出演:谷育子, 出演:かないみか, 出演:子安武人, 出演:佐久間レイ
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