2004年にビジュアルノベルゲームからアニメ化され現在もなお人気の『Fate』シリーズ
この記事ではそんな『Fate』アニメシリーズの中でも本編と言われるか『Fate/stay night』のシリーズ、そしてその10年前を描いた『Fate/Zero』より、おススメの名言・名シーンをご紹介します!
※ネタバレを含みますのでご注意ください。
『Fate/stay night』からの名言・名シーン
まずは、初期のシリーズのフェイトステイナイトからです。
召喚シーンと言えば…。
マスターである魔術師がサーヴァントとして英霊を召喚するシーンはやはりドキドキものです。
そして召喚シーンと言えば…このセイバーの台詞
問おう。あなたが私のマスターか
以後もセイバーの同台詞や他のサーヴァントの似たような問いの台詞を発するサーヴァントが出てくるように、
この台詞が飛び出すと、聖杯戦争が始まるんだな…という感じがしますね⁉
はじめまして…と挨拶しつつ…
じゃぁ…殺すね…と言ってセイバーに自らのサーヴァントを差し向ける
『Fate/stay night』での可憐なイリヤの台詞です。
やっちゃえ。バーサーカー
凜と士郎の行く手を阻むイリヤが積極的に仕掛けてくるシーンです。
切嗣の願い
衛宮士郎の義父である衛宮切嗣(えみや きりつぐ)が幼少の士郎と談話している一見ほのぼのとしたシーン
僕は子供の頃、正義の味方に憧れていた…
切嗣が士郎に話聞かせた願望こそが、この時の幼い士郎の願いと化しました。
子どもながらに悲痛な面持ちの義父を気遣い、元気づけようとした士郎…
やがてその願いは呪いのように刻まれ〖セイギノミカタになる〗ことに執着するようになります。
どこまでも言峰は言峰で…ランサーの男前さが際立つシーンw
ランサーのマスターだと思われていた言峰。
しかしながら言峰はギルガメッシュとも手を組んでいた…
二人が企む目論見が気に入らなかったランサーの台詞。
言峰に命じられた士郎&セイバーの抹殺命令に背き二人逃がしてギルガメッシュと対峙する…
いいからさっさと失せろ!庇った程度で仲間意識もちやがって…
これだから育ちのいい騎士王様は気にくわねぇ…!
カッコ良すぎですね…w
恐らくランサーは、ギルガメッシュには勝てない…自らが、そうわかっていてのこの台詞なのかもしれません!
故意に悪びれることで自分が殺られてしまったとしても、士郎&セイバーの負い目にならないように…
くぅぅぅ…
究極の守り
士郎は言峰を倒すため…セイバーはギルガメッシュを倒すため…
二人は一人ずつになり、それぞれの最後の戦いに向かう。
ギルガメッシュを前に成す術もなくなったかと思われたセイバー。
そして言峰と戦う士郎…
そんな時二人に見えたのは一筋の光…
〖セイバー〗あなたが私の鞘だったのですね…
〖士郎〗彼女が夢見た理想郷…
〖二人〗その名は…アヴァロン(全て遠き理想郷)
セイバーの真の宝具・伝説にいう聖剣の力【アヴァロン】がギルガメッシュを打破する…。
士郎もまた言峰を倒し、二人の戦いは終わろうとしていた…。
『Fate/Unlimited Blade Works』からの名言・名シーン
次に「Fate ubw」からです。
アーチャーの呪文がカッコいい
低音でささやかれるこの呪文⁉
I am the bone of my sword.Steel is my body,and fire is my blood. I have created over a thousand blades.Unknown to Death Nor known to Life. Have withstood pain to create many weapons. Yet those hands will never hold anything. So as I pray UNLIMITED BLADE WORKS.
体は剣で出来ている
血潮は鉄で、心は硝子。
幾たびの戦場を超えて不敗。
ただの一度も敗走はなく、ただの一度も理解されない。
彼の者は常に独り剣の丘で勝利に酔う。
故にその生涯に意味はなく、
その体はきっと…剣でできていた。
固有結界・無限の剣製(Unlimited Blade Works)の詠唱の台詞です。
Fate/Unlimited Blade Worksと言えばこの詠唱でしょう!
皆さんも覚えようとしたはず⁈
劇中ではアーチャーとの戦いでの台詞『体は剣でできている』が衛宮士郎の名言としても有名ですね。
この記事ではアーチャーの方を推奨してみましたw…が
士郎の固有結界…はギルガメッシュとの名シーンで発動します。
因みにアーチャー詠唱と衛宮士郎の詠唱とは少し異なる部分があります。
誰かのためになりたいから…
ギルガメッシュと間桐慎二に襲われていたイリアスフィールを黙ってみていられず、
サーヴァントを失って勝機がないにも関わらずギルガメッシュの前に出てしまった士郎。
そんな士郎を心配するあまり怒りをぶつける凜の台詞。
自分より他人の命がたいせつなんて間違ってる。
人間は自分を一番にしなきゃいけないの。
そもそも自分ってものは秤にかけられない別格。いうなれば秤そのものでしょ…。
凜がアーチャーを召喚した時の詠唱のラストの文言に
天秤の守り手(=凜を守るアーチャー?)というのがありました。
自分=『秤』を守らない士郎のことを凜は非難していますが
自分を優先しない考え方は、むしろサーヴァントとなりえる素質を暗喩している…
そんなことを立証してしまった…名シーンです。
覚醒する士郎
ギルガメッシュとたった一人で戦う士郎。
自身の固有結界の発動時の台詞
これらは全て偽物。お前の言うとるに足らない存在だ。
だがな…偽物が本物にかなわないなんて道理はない。
行くぞ英雄王…武器の貯蔵は充分か⁈
ギルガメッシュに『ニセモノ』扱いされてきた士郎とアーチャー。
しかしながら勝ったのは本物か?偽物か?
アーチャーの正体
勘の良い方ならばアニメ序盤から判明していたでしょうか?
伏線はいくつかあったのですが…そんなアーチャーお別れの時の名シーンです。
〖もう一度契約して欲しい〗という凜に対し…もうその権利が自分にはないと告げるアーチャー
凜、私を頼む。知っての通り頼りないヤツだからな…。君が支えてやってくれ
髪型もツンツンしてなくて爽やかな笑顔のアーチャーが、この台詞を言って消えます。
その姿はまぎれもなく…。
『Fate/Zero』からの名言・名シーン
次は、「Fateゼロ」の名言・名シーンまとめです。
征服王・イスカンダル
聖杯戦争という殺し合い、奪い合う戦いの最中で、ライダーだけがひときわ特異な存在感をはなち、そのカリスマ性が発揮されるとサーヴァントや視聴者はこの征服王に魅了されていきますw
そんなライダーがギルガメッシュ・セイバーと〖王〗について問答します…。
セイバーは王として後悔をあらわにし、ライダーにも王として招いた自国の結末に後悔はないのか?
と聞かれて征服王が返した台詞です。
(後悔は)ない。余の決断、余に付き従った臣下たちの生き様の果てに辿り着いた結末であるならば、その滅びは必定だ。痛みもしよう。涙も流そう。
だが…決して悔やみはしない。ましてそれを覆すなど…そんな愚行は余と共に時代を築いたすべての人間に対する侮辱である。
〖Fate〗というハードなテーマを扱う作品の中で、これほどにもホッとする存在が居たなんて!
声優さんが大塚明夫さん…という点も征服王の魅力の大きさに相まっていますね。
誉れ高き騎士王
3人の王(英雄王・征服王・騎士王)の王談義のラストで、征服王は問いかけます。
『王とは孤高なるや否や?』
王ならば…孤高であるしか…ない
と答えたセイバーでしたが征服王の言葉に自信を無くした様子…
そして思い出すのです。かつて
〖アーサー王は人の気持ちがわからない〗
と言って席を立った騎士の存在を…
セイバーの王としての苦悩が垣間見れる場面です。
ギルガメッシュも手に入れられない⁈唯一無二の存在
〖王〗とは…という見解に相違があった、英雄王・征服王・騎士王でしたが…。
エクスカリバーを放つセイバーを見守る二人の王。
征服王はあの少女【セイバー】の背負おう物が辛すぎて見ていられず、
英雄王・ギルガメッシュは、興味深くなってしまって、思わず愛の告白…w
人の領分を超えた悲願に手を伸ばす愚か者、その破滅を愛してやれるのは天上天下ただ一人、このギルガメッシュおいて他にはない。
儚くも眩しき者よ。我が腕に抱かれるがいい、それが我の決定だ。
共に聖杯戦争に参加しているサーヴァントですから、本来、つぶし合わなくてはいけない者同士。
辛い恋路なのか?…と思いきや、セイバーさんは全くもってご興味がない様子…
唯一無二の王・ギルガメッシュの恋(?)の行く末はどうなるのでしょうか⁈と思わせる名シーンです。
こんなサーヴァントが良いw
マスターに、あまり大切にされていないランサーでしたが、忠誠心を誓ったマスターの目前での悪口など聞くに堪えない…不憫なランサーの場面です。
それより先は我が主への侮辱だ。騎士として見過ごせぬ。
この物語でのランサーは、正々堂々として、紳士であり、マスターに対する忠誠心も半端ないのですが…その忠誠心は信じて貰えず…。
最古の王・ギルガメッシュ
自分以外の者は〖雑種〗である…。
そんなギルガメッシュが言峰綺礼に説く台詞。
二人のタッグが密かに動き始めた名場面です。
愉悦というのはな、言うならば魂の形だ。あるかないかではなく、知るか知れないかを問うべきものだ。
ギルガメッシュは言峰の何をお気に召したのか?個人的に考察中なのですがw
最古の王・ギルガメッシュに言われたら、迷走者・言峰も納得な一場面です。
『Fate/stay night 〖Heaven’s Feel〗1章・2章』からの名言・名シーン
劇場版の「Fate」シリーズからです。
桜の闇
予告編の衝撃的な台詞。
もし、私が悪い人になったら許せませんか?
士郎は桜自身が自分を許せなくても士郎が許す…許したい…と思っているのですが、
最終章にて、士郎が導きだす答えは如何に⁈
歪んだ神父
人の不幸で自分を実感できる歪んだ人格を保持する言峰綺礼。
士郎に投げかける言峰の台詞。
喜べ少年。君の願いはようやく叶う。正義の味方には、倒すべき悪が必要だ。
〖正義の味方〗になりたいはずの士郎。
しかしながらそのためには悪もまた必要不可欠なのだと…お前もまた歪んでいるのだと…言峰は言いたいのでしょうか?
正義の味方とは⁈
大勢の人を救うためならば、少人数の犠牲は仕方がないと考えた切嗣の正義。
なぁ、切嗣、わからないよ。一体さ、何をすれば正義の味方になれるんだ
〖正義の味方の在り方〗について迷い嘆く士郎の台詞。
士郎が最終的に選ぶのは切嗣の正義か?自分の正義か?
桜にとっての士郎
幼少の頃、間桐の養子になったその時から、壮絶な人生だった桜。
間桐の道具であっただけの桜が初めて一人の人間として見出した小さな意味。
先輩との時間をこれからも守っていたかった。
私…私にとっては、それだけが意味のあることだったのに…
それさえも取り上げられてしまうのでしょうか…⁈
士郎の正義
絶望にかられた桜。
帰るところがないという桜に士郎は誓う。
俺は、桜だけの正義の味方になる
土砂降り…というこのシーンの背景がこれからの暗躍を意味しているようで美しくも悲しい名場面です。
すれ違う正義
〖桜の正義の味方〗になると誓った士郎を待ち受ける凜とアーチャー。
士郎は二人を無視して通り過ぎようとしますが、すれ違いざま、アーチャーが士郎に警告します。
衛宮士郎。お前が今までの信念を守るのならそれでいい、結末は見えている。
だが、もし違う道を選ぶのなら、衛宮士郎に未来は無い。
何もかも失うことになるぞ。
本人の意思に反するとはいえ多数の人に危害を加える桜の味方になる…と誓う士郎。
これ以上の悲劇に歯止めをかける為に桜を殺すしかないと決意する実姉・凜。
そしてアーチャー(英雄・エミヤ)も多数の人を救う正義の味方であろうとした衛宮士郎のままでいて欲しいのです。
その一方ではもしかしたら〖正義の味方〗となった英雄・エミヤだからこそ、士郎に警告しながらも、自分とは違う道を選ぼうとしている衛宮士郎を心のどこかでは羨ましく思っている?または力になりたいと…。
そんな複雑な心境をアーチャーの背中が語っていましたw
3人の苦悩が描かれている切ない名場面です。
Fate名言・名シーンまとめ
『Fate』シリーズから個人的に好きな名言・名シーンを厳選してまとめてみました。
皆様のお気に入りはございましたでしょうか?
まだまだ見つかる〖Fate〗シリーズの名言・名場面。
是非とも御覧あれ。