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【声優】TARAKO死因は?ちびまる子ちゃんはどうなる?生前のエピソードまとめ

TARAKOさんは、『ちびまる子ちゃん』の主人公まる子役で有名な声優です。

国民的アニメの主人公として、その独特な声色は長年お茶の間をにぎわせてきました。

しかし、2024年3月9日、急逝されたことが発表されます。

突然の訃報に、多くの人が悲しみに包まれています。

視聴者にも現場の人たちにも親しまれたTARAKOさんはなぜ亡くなられたのでしょうか。

今後の『ちびまる子ちゃん』はどうなるのでしょう。主人公役が抜けることで続けることはできるのでしょうか。

TARAKOさんにまつわるエピソードをまとめていきます!

目次

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TARAKOさんの死因は?

https://www.animatetimes.com/

TARAKOさんは、2024年3月4日未明に亡くなられました。

死因は明らかにされていませんが、2024年に入ってから療養しながら収録されており、2024年2月にご自身のTwitterで挙げた写真には車いすらしきものに座られていることが確認されています。

入院されても、病室で収録したいと仰っていたほど仕事熱心な方だったそうです。

しかし、状態が急変し、帰らぬ人となりました。

X(旧Twitter)に最後にされた投稿は、ちびまる子ちゃん収録で集まったたまちゃん役と藤木役とのお写真など、共演者との交流の深さが分かる内容でした。

このたびのTARAKOさんのご逝去を受けての『ちびまる子ちゃん』共演者およびスタッフ一同のコメントは以下の通りです。


◆屋良有作さん(お父さん役)
「タラちゃん、突然のお別れに言葉が見つからず、ただ茫然とするばかりです。
つい最近まで、毎週収録の度、スタジオでお会いしていたのに。
長い間、どんな状況の時にも番組の座長として、気丈で優しく、そしてしなやかに、私達を牽引して下さいましたね。もう、あなたの明るくお茶目なあの笑顔に出会うことは出来なくなりましたが、いつまでも私達の心の内に、いくつもの思い出と共に残り続けます。
タラちゃん、今まで本当にたくさんありがとう!どうか安らかにおやすみ下さい」

◆一龍斎貞友さん(お母さん役)
「唯一無二の存在が旅立ってしまいました。いつも誰にも気を配る心遣いの達人だったタラちゃん。この喪失感を埋めるすべを見つけられません」

◆島田敏さん(おじいちゃん役)
「胸つまる  『何だい?まる子』  言えなくて
友蔵 タラちゃんに捧ぐ心の俳句」

◆佐々木優子さん(おばあちゃん役)
「明るくて、楽しくて、人にも動物にも、命あるすべてに愛をふりそそぐ人でした。
でも、こんなに急に、突然、婆さんより先に逝ってしまうなんて…
そこだけは親不孝者だよ、まる子や…」

◆豊嶋真千子さん(お姉ちゃん役)
「大好きなTARAKOさん、突然のお別れとなりまだ信じられない気持ちでいっぱいです。
アフレコの時、あったかい笑顔で「楽しいね~」と言っていたあの優しい声に励まされてやってきました。話したいことや、一緒にやりたいことが沢山ありました。「お姉ちゃん」として「まる子」と過ごした時間はまだ思い出には出来そうにありません。『さよなら』の代わりにTARAKOさんの好きだった言葉を。『ありがとう、またね~!』」

◆渡辺菜生子さん(たまちゃん役)

「TARAKOさんとは、番組のまるちゃんとたまえのように、より近く心を通わせて、公私共に過ごさせて頂きました。共有した大切な時間は、私の中で、今でもきらきら輝いています。心より感謝しています。ご冥福をお祈りいたします」

◆『ちびまる子ちゃん』スタッフ一同

「放送開始から34年間、まる子を演じていただいたTARAKOさんは、『ちびまる子ちゃん』そのものでした。TARAKOさんは、収録現場でも常に周りを思いやり、温かく、明るく元気に場を和ませてくださる方で、”ちびまる子ちゃん”の天真爛漫で、家族や友達から愛される姿、そのものでした。

最後まで病棟でも収録をしたいと意欲的で、大きな愛情をもって『ちびまる子ちゃん』に向き合ってくださいました。

急な訃報に驚きを隠せませんが、TARAKOさんが演じてくださった”ちびまる子ちゃん”をこれからも温かく、大切に描き続けていきたいと思います。

TARAKOさん、長い間、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします」

https://www.chibimaru.tv/news/entry/2024/007613.html
 

TARAKOさん死後『ちびまる子ちゃん』はどうなる?

https://twitter.com/tweet_maruko

『ちびまる子ちゃん』は、主人公まる子抜きの話が皆無です。

そのため、今後の『ちびまる子ちゃん』は2024年3月10日(日)放送分から過去作の再放送を流すことになります。

TARAKOさんが最後に収録されたエピソード”「まる子、水の味がわかる?」の巻”は、3月24日(日)の1時間スペシャルのときに放送されます。

急なことで、まる子役の後継者が決まっていないのでしょう。

新たなまる子役が決まるまで、再放送を流すことになると思います。

アニメ終了の可能性は?

https://twitter.com/tweet_maruko

主人公声優死去ともなると、そもそもアニメ自体続けることができるのか、このままアニメ終了になるのではないか、という心配の声もあります。

確かに、長寿アニメのほとんどが主人公声優の交代なし、もしくは計画的交代で現場の混乱を最小限に抑えてきました。

脇役の途中交代はあっても、主人公が突然の交代、という事態は極めて珍しいのです。

しかし、私は『ちびまる子ちゃん』は終了しないのではないかと考えています。

なぜなら、『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』は、若い世代にテレビ離れが進む現在、最も視聴率を稼げる高齢男性に絶大な人気があるからです。

昭和時代を懐かしむ高齢男性たちが多く存命の内は、古き良き昭和の代名詞となったアニメ『ちびまる子ちゃん』が終了することは難しいと感じています。

原作ファンの一人として

ただ…私は原作漫画『ちびまる子ちゃん』のファンです。

ここ数年のオリジナルシナリオは、「都合の良い昭和家族もの」の毛色が強く、

本来のドライでシュールな世界観、自分が主人公だからこその容赦のない毒舌、その中にちらほらと子供らしさや情の深さが垣間見える内容ではなく、

ベースがすでに温かく愛情に満ちた世界になってしまっており、原作ファンからしたら別物です。

https://twitter.com/nagasaki_museum

それでも、声優さんたちは原作の雰囲気を保って演じてくださっていたので、偉そうな言い方になってしまいますが黙認していました。

しかし今回、その要であるTARAKOさんを失ってしまったのなら、潔く終わらせる方向に向かっていただきたいと願います。

国民的地位にまでなった長寿番組なので、すぐにやめることは難しいと思われますが、潮時を見誤らないでほしいと願います。

逆に言えば、そう思わせてしまうくらい、まる子=TARAKOさんであったことはこのアニメの肝だったのです。

 

TARAKOさんの生前エピソード

声優としても大ベテランのTARAKOさんですが、実はご本人はシンガーソングライターという肩書を好んで使っており、演劇集団WAKUの主宰として脚本・演出・出演も精力的にこなしていらした、多彩な方でした。

代表作

ちびまる子ちゃん以外の代表作は、絞ることが難しいです。

TARAKOさんは、その特徴的な声色で、もしくは逆にその声色を抑えて、先々で存在感のある印象的な演技を披露されてきたからです。

X(旧Twitter)で上がった主な役名は次のようなものでした。

  • 戦闘メカ ザブングル(1982年 – 1983年、チル)
  • NG騎士ラムネ&40(1990年 – 1991年、ヘビメタコ)
  • それいけ!アンパンマン(1990年 – 2023年、フランケンロボくん)
  • まじかる☆タルるートくん(1990年 -1992年、タルるート)
  • みかん絵日記(1992年 – 1993年、みかん)
  • Noir(アルテナ)
  • ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-(モノクマ)
  • TRIGUN STAMPEDE(ザジ・ザ・ビースト)

『TRIGUN STAMPEDE』ザジ・ザ・ビースト

私個人が特に紹介したいのは、『TRIGUN STAMPEDE』のザジ・ザ・ビーストです。

https://www.animatetimes.com/

いたいけな少年の姿をしていながら、惑星の原生生物の統一意識という、人間の理解の範疇を超えたキャラクター。

TARAKOさんのザジ・ザ・ビーストの存在感は凄まじく、声色は少年なのに、かもしだされる「人間ではない異質のモノ」感は独特の魅力と色気がありました。

『TRIGUN STAMPEDE』は続編製作が決定しており、原作をなぞらえるなら今後ザジ・ザ・ビーストは少年以外の様々な姿を取ったはずで、おそらくそれらを含めたうえで全て演じられる声優としてTARAKOさんを起用したのではないかと考えています。

だって、そう考えるとなおさらTARAKOさんなら納得できる、という人選だったのです。

しかし、そのTARAKOさんを失ってしまった今、ザジの今後もわからなくなってきました。

いっそ、再登場時には理由をつけて、既に別の姿で別の声優さんを当てるのが無難な気はしますが…いろんなザジをTARAKOさんの声で聞いてみたかったので、残念でなりません。

『Noir』アルテナ

Noir』のアルテナもまた、TARAKOさんの底力が見せつけられるキャラクターです。

まず、声でTARAKOさんだとわかりません。

地声はあれだけ特徴的なお声なのに、全くの別人にしか聞こえない声で、穏やかで優しく美しい母のような、その底に昏いものを抱えた女性を演じているのです。

実際に聞いてみないと想像できない変わりようですよ。

遺作は『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』デベ子か?

本当の意味での遺作は、やはり毎週収録していた『ちびまる子ちゃん』のまる子ですが、

それ以外の作品で2024年放映されるTARAKOさん最後の出演作品は、映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』のようです。

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全2章構成で、前章2024年3月22日(金)後章同年4月19日(金)公開です!

前章が春休み開始と同時とはいえ、ほんのひと月足らずで後章を公開するなんて、両方リピートするファンを見越していなければできないですよね!

『ちびまる子ちゃん』抜擢のいきさつ

まる子役にTARAKOさんが採用されたいきさつは、一般的に「先に他の人が決まっていたが、原作者がNGを出していたため二次オーディションを行って、TARAKOさんが採用された」説が有名ですが、実は少し違うようです。

Xの『ビートルズ大学』というアカウントによると、以下のような流れです。

原作者(とご自分)がNGを出したのは、最初にアニメ化を打診された際に渡されたVHSに入っていた「パイロット版」のことで、これにはまだ声は入っていなかったそうです。

NGを出した後、改めて出してきたキャラデザインは理想通りだったため、OKを出しました。

その後、声優オーディションの際に、受験者が一話のセリフを読み上げるテープを聞いていた中、TARAKOさんの声がさくらももこ先生にそっくりだったことから、文句なしの一発採用と相成ったのだとか。

つまり、先に決まっていた人は無く、一次審査でTARAKOさんが採用され、現在に至ります。

この「ビートルズ大学」というアカウント、中の人は宮永正隆さん(通称みーやん)です。

原作『ちびまる子ちゃん』初期の編集者であり、『ちびまる子ちゃん』アニメ化の際には監修者・プロデューサーを担った、さくらももこ先生の元夫(離婚済)という経歴の方なので、ソースとして十分かと思います。

さくらももこ先生と声が瓜二つ

これは有名な話ですが、やはり挙げておかねばなりません。

TARAKOさんのお声とさくらももこ先生のお声、本当に聞き分けがつかないほどそっくりです。

さらに言うと、歌手のイルカさんも地声がそっくり。

さくらももこ先生のラジオ『オールナイトニッポン』最終回でこの三人が共演し、そのときのラジオはどの台詞が誰のものなのか、リスナーが全く聞き分けできずにカオスだったと伝説になっています。

まとめ

https://twitter.com/tweet_maruko

TARAKOさんの訃報は突然のことで、『ちびまる子ちゃん』の現場含め方々から追悼のコメントが出されました。

『ちびまる子ちゃん』のまる子役はもちろんのこと、様々な役で独特の存在感確かな演技力で魅せてくださって来たTARAKOさん。

今は向こうで、お声がそっくりな『ちびまる子ちゃん』原作者さくらももこ先生や、まる子のお姉ちゃん役だった水谷優子さんらとどんなおしゃべりをされているのでしょう。

心からご冥福をお祈りいたします。

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