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虎に翼が同性愛描写で炎上?経緯と感想まとめ

虎に翼』が、連続テレビ小説第110作目にして初めての同性愛を描き、波紋が広がっています。

主人公佐田寅子の同窓で戦地から帰ったばかりの轟太一が、同じく同窓の男装の女性山田よねに、これまた同窓の花岡悟に恋愛感情を抱いていたことを指摘される流れがあったのです。

轟太一は、荒っぽく見えて男気があり、堅物なのかと思えば柔軟性があり、実は女子部のメンバーを誰よりも高く評価し尊敬していた男子学生でした。

そのため、検索候補に「いい奴」と出るほど人気があるキャラクターでしたが、今回の同性愛告白に、動揺を隠せない人が少なくありません。

さらには『虎に翼』の脚本家自身がTwitterで、改めて轟が花岡に恋愛感情を持っていることを名言し、それを肯定し受け入れる人もいれば、いまだ「あれは恋愛ではなく親愛だ」と否定する人も絶えず、尾を引いています。

『虎に翼』轟の花岡への想いは、どのように描かれたのでしょうか。

脚本家の声明と、それに対する視聴者の反応はどのようなものなのでしょう。

目次

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轟と花岡

花岡は、二人とも佐賀出身。

明津大学に入学するまでの関係性は詳しくは説明されていませんが、二人の言動から昔馴染みであることはわかります。

ただ、初登場時、二人は距離を取っていました。

男子学生たちの中心的存在で、女子部を率先して受け入れる美男子花岡に対し、轟は当初、女子部を拒絶していました。

しかし、話が進むにつれ、実は花岡は東京に出て来てから女性にもてることを鼻にかけ、女性を見下すようになっており、

轟は逆に、女性に不誠実な花岡を諫め、真っ向から衝突することもある男気のある人間であることがわかってきます。

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花岡が女子部に失言をぶちまけ衝突してしまった後も、花岡を叱咤し、女子部のことを「俺はあの人たちを好きになってしまった」「あの人たちは漢だ」と称え、「俺が男の美徳と思っていた強さ、やさしさをあの人たちは持っている。俺が男らしさと思っていたものは、そもそも男とは無縁のものだったのかも知れんな」と語る轟。

花岡も本当は彼女たちを認めているという本音を引き出し、改心させたのも轟です。

轟の説得により、本来の素直さ優しさを取り戻した花岡は、同時に寅子への恋心も自覚。花岡と寅子は惹かれ合っていきます。

大学卒業後も、多くの仲間とは別れざるを得ませんでしたが、寅子、花岡、よね、轟の4人の仲は続いており、お互いの仕事の合間に昼食を共にする姿がたびたび描かれました。

しかし、一足先に裁判官となった花岡が佐賀に転勤する際、寅子に思いを打ち明けず去って行ったことに、轟とよねは違和感を覚えます。

二人は、花岡と寅子はこのまま結婚すると思っていたのです。

しかも、佐賀に帰った花岡は周囲の勧めで、早々に別の女性と婚約していたことが発覚。

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轟とよねは花岡を呼び出し問い詰めます。轟は「(寅子に)もっと誠意のある伝え方があっただろ」とたしなめ、花岡は寅子を自分の人生に付き合わせられないと答え、それをよねが「覚悟が無いだけだ」とバッサリ。三人は喧嘩別れとなってしまいます。

花岡が佐賀に去った後も、寅子、よね、轟の仲は続きますが、轟に召集令状が届いて佐賀に帰郷寅子の妊娠発覚寅子とよねの決別と、この三人も離れ離れになってしまいました。

終戦後、かつて同窓仲間と昼食を広げていたベンチで寅子が弁当を広げていると、花岡と遭遇。

食糧管理法違反を取り締まる役目を負わされている花岡の前で、ヤミ米を使った弁当を慌てて閉じようとする寅子を、花岡は止めます。「それは必要なものだ」と。

ほんのひと時の再会でしたが、張り詰めていたお互いに一抹の穏やかさが戻り、寅子は「また一緒にお昼食べましょう」と笑顔を向けますが、それが花岡に会った最期となりました。

花岡は、法を取り締まる自分が法を犯すわけにはいかないと、闇市を一切利用せず、少ない配給は全て子どもたちに捧げ、栄養失調で亡くなったのです。

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その知らせを新聞で知ったのは、復員したばかりの轟でした。

酔いつぶれ、道端で寝ていた轟を蹴り飛ばして起こしたのは、よねです。

よねは、空襲でマスターを亡くした後も、バイト先だったカフェーを拠点とし、法律相談の真似事をして暮らしていました。

よねに案内されカフェーを訪れた轟が見たのは、壁に書きだされた憲法第14条。

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「ずっと、これが欲しかったんだ、私たちは。男も女も人種も家柄も貧乏人も金持ちも、上も下もなく、横並びである。それが大前提で、当たり前の世の中が」

新憲法は、よねや轟たちの心にも響いていました。

そして、よねが切り出します。「惚れてたんだろ、花岡に」よねは、轟と最後に花岡に会った時(花岡の婚約を問い詰めたとき)に気づいたと言います。

最初は否定しようとした轟でしたが、「白黒つけさせたいわけでも、白状させたいわけでもない。腹が立ったなら謝る。ただ…私の前では強がる意味が無いそう言いたかっただけだ。」と続けるよねに、「俺にもよく分からない。」と打ち明け、語りだします。

もしあいつがいなかったら俺は弁護士を目指していなかった。花岡が帝大を諦めて明律大で共に学べると知った時はうれしかった。佐田と添い遂げることにおじけづいて別の女と結婚した時は腹が立った。あの戦争のさなか、あいつが判事になって、兵隊に取られずに済むと思うと、うれしかった。あいつのいる日本へ生きて帰りたいと思えた……

そして、花岡の死因についても、

でも、俺がずっと前から知ってる、真面目で優しくて不器用がすぎる花岡ならばやりかねんと…あいつらしいと…

と泣き崩れました。

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後日、よねと轟は二人で弁護士事務所を立ち上げることになります。

 

脚本家の声明

轟の告白に対する反響はとても大きく、脚本家からもX(旧Twitter)で声明が出されました。

今回のスタッフロールにはジェンダー・セクシュアリティ考証前川直哉さんの名前もあります。

 

同性愛描写の評判

X(旧Twitter)では、「俺たちの轟」「よねさんと轟」「轟の花岡」などのワードがトレンド入りしました。

悪い評判

悪い評判の紹介の前に、轟の本心が明らかにされるまでは、実はネット上では「轟とよねさん」のカップリングを支持する声が大きかったことを説明しなければいけません。

であった頃から口げんかが絶えず、しかし、男子生徒の中で最も男気のある轟と、女子生徒の中で最も男気のあるよねさんは、似た者同士でお似合いなのではないか、とささやかれていたのです。

さらにはそれを後押しするように、轟がよねの言動に意味ありげな反応を示したりするシーンもいくつかありました。

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さらに話が進むにつれ、仲間が次々とどうしようもない現実に阻まれ脱落していく中、唯一残った寅子、花岡、轟、よねの4人がよくつるんでいる様は、さながらグループデートのように見えなくもありませんでした。

親友を失い傷心の轟の元によねが現れた展開に、轟×よね派はきっと「ついに来たか…!」と湧き立ったはずです。

しかしふたを開ければ、轟の思い人は花岡で、よねは轟の想いに唯一気づいていた親友ポジション。

ただの同性愛告白以上に「期待してたのはそうじゃねえ」とショックを受け、反発した人も多く出てしまったのです。

轟×よねじゃないのか!

戦中別れてからなかなか再登場しない二人に、そもそも戦争を生き延びているのか心配していたファンの人たち。

ようやくの再登場に喜ぶ間もなく告げられる、公式からの轟×よね展開を否定する告白。

あげて下げられたファンにとっては青天の霹靂で、気持ちが追いつかず、嘆くことしかできませんでした。

同性愛描写は意識高すぎ?

実は、脚本家の吉田恵里香さんは、過去作でもレズビアンなどのマイノリティを取り上げてきたことで知られています。

そのこともあり、「またか」とうんざりする声も多く聞かれました。

また、よねさんの轟への水の向け方も、不適切ではないかと危惧する人もいます。

良い評判

しかし、轟の想いを快く受け入れる人も多くありました。

轟の人望の厚さ

恐らく、『虎に翼』作中最も人望が厚いのは轟ではないでしょうか。

そんな轟の秘めた恋心、それに続く男泣き、それに強く共感し、共に泣く人が多く出ました。

思い返せば自然

また、「轟が花岡を好きだった」という事実をふまえると、今までの轟の言動により深みが増します

花岡が女にうつつを抜かしながら女を見下していたことに激昂したことも、

花岡の寅子への想いを知りながら「俺はあの人たちを好きになった」と宣言したことも、

花岡と寅子の仲を応援し見守ってきたことも、

花岡が他の女性と結婚したことに腹を立てたことも、

彼の言動全てが「いい男」に直結してしまうのです。

同性愛であることを告白することで、より男っぷりが上がった轟でした。

轟とよねさんのバディ展開こそ求められていた!

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轟の想いが告白された今回、帰国したばかりで帰郷するつもりもなく、身の振り方も決まっていない轟をスカウトしたのは、何を隠そうよねさん。

まだ弁護士資格をもっていないよねさんができることは、法律相談のまねごとまで。それ以上のことができません。

そこで、轟弁護士と共に弁護士事務所を構えることで、二人で依頼人たちを救おうというのです。

轟とよねさんのバディ結成という展開は胸アツでした!

私自身、ネット上の轟×よねカップリングの噂に「あり得なくはないけど、どこかしっくりこない」と思っていましたが、バディ展開に「私がこの二人に求めていたのはこれだ―!!!」とひざを打ちました。

まとめ

『虎に翼』屈指の人気キャラ轟が、実は花岡のことを好きな同性愛者であるという告白は、物議を醸しました。

動揺し受け入れられずにいる人も未だにいますが、多くのファンはその気持ちを前向きに受け入れ、それを乗りこえた轟とよねさんのバディ展開に胸を熱くしています。

何より、あの戦争を二人が生き延びていてくれたことがありがたい!

今後の二人の活躍に期待しています!!

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