『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!』は、2024年度のプリキュア『わんだふるぷりきゅあ!』の映画版です。
犬や猫が変身し、動物との交流に重きを置いた今作も、例年通り9月に映画を上映しています。
その内容はどんなものなのでしょうか。
また、本放送の方では、サポート役に徹してきた悟が、戦闘で役に立てないことに悩みを抱え始めています。
この流れからプリキュアとして覚醒したキャラクターも過去作にはいましたが、悟とそのパートナーである兎の大福は映画で活躍するのでしょうか。
映画の評判など、気になる『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!』の情報をまとめます!
『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!』の内容は?
大人気のゲーム【ドキドキ♡タヌキングダム】で遊ぶために集まった、いろは、こむぎ、まゆ、ユキ、悟、大福の3人と3匹。
いよいよゲームスタート!と思いきや、ゲームの世界に入っちゃった!?
しかもこむぎだけ、いろはや他のみんなと離れ離れに…
みんなに、いろはに会うために、こむぎは様々なゲームに挑戦することになります。
そうしてゲームに挑戦していくうちに見えてきた、ゲームの世界に隠された秘密とは?
ゲームの開発者・ナツキが握る手がかりとは?
怪しげなタヌキたちの世界で次々現れるゲームにクリアして、こむぎはいろはたちと再会することはできるのでしょうか?
先輩プリキュアの出番はある?
今回の映画、オールスターズとは行きませんが、先輩プリキュアが2チーム参戦します。
一つが、21作品目、昨年度のプリキュア『ひろがるスカイ!プリキュア』。
もう一つは、13作品目、2016年度のプリキュア『魔法つかいプリキュア!』です。
『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!』で悟と大福は変身する?
実は今回の映画『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!』。
映画公開の9月13日(金)に、作中で悟と大福が変身することが発表されました!
主人公の犬飼いろはの幼なじみである兎山 悟(とやま さとる)と、その相棒である兎(ホーランドロップイヤー)大福。
今作のプリキュアでは、人間と動物がペアで変身していること、前作の『ひろがるスカイ!プリキュア』で初めての男子プリキュアが誕生したことを受け、「悟と大福もプリキュアになるのでは?」と予想する人は多くいました。
しかし今回、どうやら悟と大福の変身は、映画だけの限定的なもののよう。
それも、「変身」という言葉は使われていても『プリキュア』『覚醒』等の決定的な言葉は一切ありません。
あくまでも、プリキュアの味方としての存在ではあるものの、プリキュアではない、ということでしょうか。
映画だけの変身というと、『魔法つかいプリキュア!』のキュアモフルンを思い出しますね。
あれも、かなり反響が大きく、いまだに再登場を望む声は大きいのですが、オールスターズで見切れての登場が限界のようです。
「変身」はしても「プリキュア」ではない、というと、近いものは『デリシャスパーティプリキュア』のブラックペッパーでしょうか。
どちらにせよ、いろんな大人の事情を汲まれた扱いであることは想像に難くありません。
『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!』の評判は?
『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!』の評判はどうなのでしょうか。
やはり、悟&大福の変身に言及しているものが多いようです。
悪い評判
悪い評判は、悟&大福変身の告知タイミングや、プリキュアと名言していないこと、
作品内容としては粗が目立つことなどが挙げられています。
公式発表のタイミング
悟&大福が変身することを告知されたのは、映画公開当日の午前。
映画を見に行く前にその情報を得てしまった人が多く、ネタバレが苦手な人は「まだ知りたくなかった」と悲鳴を上げています。
しかし、公開当日は金曜日。その日のうちに周知させることで土日の集客を盛り上げ、初週の動員数を上げる、という現実的な戦略の元、考えつくされたタイミングではあるのでしょう。
わんぷり映画の公式情報解禁が早いの『普段プリキュア見ないけど中村悠一や男の子キュアに興味を持って観に来てくれる人にリーチする為には情報公開した時点で即観に行ける劇場公開後、かつ上映回数が1番多い最初の土日の前が効果的』って明確な理由があるので あんま責めないであげなよという気持ち
— kensa (@KensaKesak) September 13, 2024
「変身」すればいいのではなく、ちゃんとぷりきゅあになってほしい
主人公のいろはたちが変身できるようになってすぐ、そのことを知って手助けし続けてきた悟。
お約束ではありますが、映画開始直前頃から明確に「自分が情報面でしか役に立てない」ことに悩みを抱え始めました。
前作のあげはさんを思い出しますね。
あげははこの悩みを軸に、満を持してプリキュアへと覚醒したので、「そろそろ悟も覚醒するのでは」と期待する声は増えていました。
しかし、今回映画で叶ったのは、あくまでも「変身」。『プリキュア』と明言はされていませんし、キュア名も出ません。
変身することで前線に立つことはできるようになっても、『プリキュア』ではない、というのは、前作で男子プリキュアを出した現在となっては大きな格差を感じてしまいます。
特に今回、映画内でその男子プリキュアキュアウィングと共演するのですから、「ウィングと悟に差をつけたのは何故?」という疑問を感じる人も多いようです。
粗が目立つ
なぜゲームの世界と現実の世界を行き来できるのか、なぜゲーム内容がこのジャンルなのか、
映画オリジナルキャラクターの必要性と掘り下げ不足、フラグを回収しきれず投げた感があるなど、
全体的に「粗が目立つ」という指摘もあります。
良い評判
厳しい声もありますが、良い評判も多く、特に子どもたちには大変好評のようです。
前映画が、大人には評価が高かったものの、内容が少し難しかったり、プリキュアの敗北というショッキングなシーンも多くあったことで、メインターゲット層の幼児たちの中には怖がってしまった子も多く出たので、
今回は改めてメインターゲット層に手厚い映画にしたのではないでしょうか。
大福が男前!
本放送内で大福が喋ることはありませんでしたが、通訳してくれるこむぎたち曰く、「かなり男前なキャラクター」で、悟とはマブダチであることは間接的に語られてきました。
そんな大福が変身!
元がうさぎだからか、外見こそかわいらしいものの、声は中村悠一さんで、どうやらキャラクターやセリフ回し、立ち居振る舞い、「男前」という前情報を納得させるもののようです。
かわいらしい外見とのギャップに、さっそく人気が沸きあがっています。
悟の願いが叶った
やはり、本放送を追ってきた視聴者からすると、ずっと戦闘面に出られず悩んでいた悟の願いが叶うことに大きなカタルシスを感じる人が多いようです。
特に子どもたちは「大福と悟が変身した!」と純粋に喜びの声を上げる子が多くいる、という声が上がっています。
動物好きにおすすめ
映画だけでなく、『わんだふるぷりきゅあ!』という作品自体に言えることですが、
人間と動物の関係性を主軸としているだけあって、やはり動物好きな人、実際に動物と暮らしている人は感情移入する面が多くあるようです。
絵的に盛り上がり、飽きが来ない
テンポよくギャグや見栄えのいいシーン、子どもの興味を引く演出が入るので、やはり「映画が初めての子どもでも飽きない」作品作りが評価を得ています。
まとめ
『わんだふるぷりきゅあ!』の映画『わんだふるぷりきゅあ! ざ・むーびー!』
大人の視聴者には苦言を呈する人もいますが、メインターゲット層の幼児には大きく評価されているようです。
悟と大福が『プリキュア』と明言されない「特別な姿への変身」にとどまっていることは今後物議を醸しそうですが、
せっかく大きな評判を産んでいるので、映画だけで終わらせず、本放送でも出番があることを強く願います。