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わんぷりでカップル成立!?プリキュアに恋愛はいらない?恋愛回のあらすじと評判まとめ

わんぷりこと2024年度のプリキュア『わんだふるぷりきゅあ!』内で、2話に渡り恋愛回が描かれ、SNSを中心に波乱を呼びました。

わんぷりでとうとうカップルが成立するのか、と固唾を飲んで見守られた2週間でしたが、その反響はどうだったのでしょう。

プリキュアといえば、女児向け作品でありながら恋愛要素が少ないイメージが強くある作品群です。

プリキュアに恋愛はいらない、という声も根強くある中描かれた、わんぷりの恋愛回の評判をまとめます。

目次

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今までのプリキュアの恋愛描写

プリキュアの恋愛要素は荒れるようなイメージも強くありましたが、実は初代から度々描かれてきました。

ただ、はっきりと告白をしてカップルが成立したことはほとんど無かったようです。

とはいえ、直近でも、2022年度の『デリシャスパーティ♡プリキュア』、2023年度の『ひろがるスカイ!プリキュア』、と2作続けて恋愛模様は描かれていました。

『デリシャスパーティ♡プリキュア』での恋愛

『デリシャスパーティ♡プリキュア』では、主人公の和実ゆい(キュアプレシャス)と品田拓海の恋愛模様が描かれています。

https://www.toei-anim.co.jp/tv/delicious-party_precure/episode/summary/40/

幼馴染同士である二人ですが、拓海は物語開始当初からすでにゆいのことが好きな様子。

ゆいがキュアプレシャスとなり戦う傍ら、自らもブラックペッパーを名乗り、プリキュアたちと共に共闘していきます。

最終回まで、拓海の片思いとして描かれ告白もしないままでしたが、鈍感なゆいが拓海に好意を寄せているような雰囲気もあったので、視聴者からはほぼ公認カップルとして扱われていました。

『ひろがるスカイ!プリキュア』での恋愛

プリキュア作品の中で初めての男子プリキュアが誕生したことで話題となった『ひろがるスカイ!プリキュア』では、実は、プリキュア内での恋愛も描かれていました。

それというのも、なんと、エル(0歳児)が男子プリキュア夕凪ツバサ(12歳)恋愛対象として見ていることが明らかになる回があるのです!(第40話『なかよち♡ エルちゃんけっこんしき☆』)

プリキュアに限らず、かつて0歳児の恋愛を描いた作品があったでしょうか… ひろプリはかなり責めた作品でした。

https://www.toei-anim.co.jp/tv/hirogaru-sky_precure/episode/summary/40/

ただ、これにはなんとも微妙な理由があります。

じつはこのエル、人間ではなく、かつてのプリキュアの力によって生み出された特別な存在。

物語の後半では、少女(15歳前後?)の姿を取り、プリキュアに変身することもできるようになるのです。

ただ、この少女形態は不安定なもので、お腹がすくと赤ちゃん(0歳)に戻ってしまう、という仕様。

それが判明した直後の恋愛回だったので、SNS上では「この二人をどう受け止めたらいいのかわからない」という困惑が巻き起こりました。

それまでファンの間では、非公式とはいえ「夕凪ツバサ×聖あげは(以下ツバあげ)」「夕凪ツバサ×エル(以下ツバエル)」の2派閥がすでに確立されていました。

しかし、その「ツバエル」派閥は、あくまでも「プリンセスとそれを守るナイトという関係性」を基盤に「10年後くらいの未来の姿」を想像して盛り上がっているものだったため、「ツバあげ」派とも良好な関係を保っており、なんなら「ツバエル」「ツバあげ」両方を楽しんでいる層までいたのです。

そんな中、エルが少女の姿を取れるようになって比較的早く入れられたこの恋愛回は、「夕凪ツバサ×エル」派にも大きな動揺を与え「現段階での恋愛要素は考えていなかった」と拒否反応を示す人も出ました。

恋愛描写が駄目、ということではなく、「0歳児のガチ恋愛」というレベルの高い設定が困惑の元だったようです。

ただ、幼児たちには割と受けていたように思います。

幼児からすると、一番年齢の近いエルは一番親近感が強く、自己投影しやすい存在。

そして、幼児にとっては、どんなに幼くてもエルを一人のプリンセスとして扱うナイト役のツバサに憧れる気持ちは、自然に受け入れられるものだったようです。

しかし、この二人の恋愛も、進展はなく終わりました

エルの気持ちに気づいているのはあげはだけ、という状況を最終回まで貫き、

ツバサはエルをあくまでも『守るべきプリンセス』として扱い続けたのです。

将来的には可能性があるかもしれませんが、現時点で12歳が0歳を恋愛対象として見ることは現実問題難しいですし、妥協点としては妥当ではありました。

 

わんぷりの恋愛回あらすじ

わんぷりの恋愛回は、第35話~第36話と2話に渡って丁寧に描かれました。

第35話『悟の告白大作戦』

第35話は、悟が女生徒の告白を断るところから始まりました。

それを見ていたまゆとユキに、「いろはに気持ちを伝えないの?」と聞かれますが、悟は「困らせたくないから」と答えます。

しかし、その日の放課後。いろはは悟に「ケイジくんが家に来るから」と急いで帰ってしまいます。

「かっこよくて、頭もよくて、頑張り屋さんで、足が速い」ケイジを「大好きなんだ!」と語るいろはにショックを受ける悟ですが、いろはに誘われてユキ、まゆと共にいろはの家に行きます。

案の定というか、そのケイジ君は、一緒にドッグランで遊ぶ犬友だちだったのですが…

それをきっかけに、悟がいろはを好きになったエピソードが描かれ、悟はいろはに思いを告げる決心をします

https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/

しかし、実際に面と向かった時、同席したヒツジのニコアニマル・メエメエが悟の本心をうっかり言ってしまうところで、この話は終わります。

そこまでの丁寧な積み上げの果てのあまりにも酷な締め方に、X(旧Twitter)上ではメエメエに対するヘイトが爆発し、1週間「ジンギスカン」というワードがトレンド入りしました。

第36話『特別なワンダフル!』

メエメエが自分の発言を誤魔化すところからの開始となりましたが、

悟はそれで誤魔化しはせず、意を決してはっきりと告白しました。

「犬飼さん。僕は、君が好きだ!」「つまり、恋愛的な意味で」と、どんなに鈍感ないろはであっても勘違いしないように。

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いろははパニックに陥り「え、え~と、バイバイ!」と言ってその場を去ってしまいます。

「バイバイ」と返されショックを受ける悟ですが、ニコや大福(ニコの通訳)が彼を励まします。

一方いろはには、まゆが寄り添いました。

友だちの好きと恋愛の好きは何が違うのか、と悩むいろは。

そんな二人の元に現れたいろはの母は、恋愛の好きは『特別』なものなのだ、と自分の経験談を語ります。

翌日、学校で会った悟はいろはに「昨日言ったことは忘れて」と伝えます。

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まゆたちにその真意を聞かれると「これ以上、犬飼さんを困らせたくないから」と答える悟。

その後、ユキがいろはに「らしくない」「あなたの気持ちも伝えたら」と話していたところで、ザクロの放つトビのガオガオーンが登場。

フレンディが窮地に陥ったところを悟が身をていしてかばうと、ザクロは悟の目を気に入ったと言い、悟をさらってトビのガオガオーンに乗り飛び立ってしまいます。

プリキュアのジャンプでは手が届かず、ショックを受けるフレンディですが、悟との思い出を胸にキラリンスワンの力で飛行し、悟を奪取。

無事に一件落着した後、フレンディは悟の目の前で変身を解き、犬飼いろはとして思いを伝えます。

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2話連続で、絵コンテからとても丁寧に力を入れて作られたことの分かる話でしたが、

特に最後の、悟の目の前で変身を解いて以降の流れは、映像美もセリフ回しも声優さんたちの演技力も高く評価されています。

 

わんぷり恋愛回の評判

わんぷり恋愛回第35~36話は、評判がかなり偏っていました。

悪い評価

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かなり探したのですが、悪い評価を直接見つけ出すことはできませんでした。

しかしやはり、良く受け取らない人もいたようで、その理由は、ずっとペットと飼い主の関係性に重点を置いてきたわんぷりで、主人公のいろはが飼い犬のこむぎを差し置いて悟への想いを「特別なわんだふる」と表現したことに対する不満でした。

作中で何度となく言及されてきた「特別なわんだふる」は、作品テーマと照らし合わせると、いろはとこむぎの関係性を表現しているとずっと思われてきたため、この言葉を『どうぶつと飼い主の信頼関係』ではなく「恋愛感情」の表現として使われることに抵抗を抱く人はいたようです。

ただ、「特別」がなにも一種類である必要ではなく、こむぎに対する「特別」と悟に対する「特別」がそれぞれ存在してもいいのではないか、という指摘もあります。

良い評価

話の流れ、映像美、恋愛の描き方、全体的にかなりの高評価です!

そもそも悟の人気が高い

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正直私も、今作のプリキュアでダントツの推しが悟です。

理知的に、献身的にサポートし続ける悟は、視聴者の間でも元々信頼され、人気もありました。

もちろん主人公のいろはの、明るく分け隔てのない性格もまた視聴者に支持されてきたので、この二人の恋愛を応援する声はかなり大きかったのです。

ちなみに、我が家の子どもたちも、だんだんぷりきゅあ卒業の気配が漂っていて、正直今作は見たり見なかったりしていたのですが、第35~36話だけは食いつき盛り上がりが異常で驚きました。

子どもたちから見ても、誠実で信頼できるお兄さんである悟には幸せになってほしかったようです。

恋愛描写が良い

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わんぷりに置いて、悟の恋愛描写は丁寧に描かれてきました。

それが第35~36話は、まさにその集大成というべき力の入れようで驚きました。

脚本の流れも映像美もセリフ回しも表情も仕草も何もかも、無駄なものが一切なく、全てが大事に積み上げられた、まさに神回。

プリキュアの歴史に刻む話となったことは間違いないでしょう。

歴代の悲願達成

今までのプリキュアで描かれてきた恋愛、特に男女の恋愛は、におわせるだけで終わるものばかりでした。

そういう恋愛の美学もわかるのですが、やはり「匂わせて終わる恋愛しかない」のは違和感があります。

晴れて、はっきりとごまかしようのない告白の末、面と向かってアンサーがもらえて成就した恋愛が描かれたことは、歴代のファンの悲願を叶えたとも言えます。

まとめ

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わんぷりでようやく描かれた、プリキュア作品での恋愛成就回

作品内でもずっと丁寧に描かれてきた悟の恋心が実る展開は、大きな反響がありました。

映像的にも美しく印象的な絵が続き、満足感の高い2話になりました。

今後は、二人がカップルとして成長していくのを応援していきたいと思います!

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