ルシアスとは、現在のアニポケ(アニメ版ポケットモンスター)に出て来る、いにしえの冒険者です。
リコとロイの冒険が始まった序盤に、ロイの口から目標として語られて以降、少しずつ明かされてきたルシアスの正体が、ついに2024年11月29日放送の第74話「3人のエクスプローラーズ」で明らかになったのです!
アニメ開始から一年半以上経ち、ようやく明かされたルシアスの正体とは、どのようなものなのでしょう。
外観にリコと共通点があることは、以前からファンの間で話題に上がっていましたが、ルシアスとリコの間に何か関係はあるのでしょうか。
また、ルシアスの六英雄や、楽園ラクアなど、ルシアス関係の話をここで一度まとめてみることにします!
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ルシアスとは?いにしえの冒険者?
ルシアスとは、ロイが目標にしている『いにしえの冒険者』です。
100年ほど前に実在した冒険者のようですが、詳しいことはわかっていませんでした。
リコの祖母ダイアナは、幼いころに自宅でルシアスの手記を見つけたことがきっかけで冒険者となり、ルシアスの情報を求めて冒険者となりましたが、詳しいことはよくわからずにいました。
彼女の集めた情報を元に、リコの父である絵本作家のアレックスがルシアスの絵本を出版していますが、それ以上のことは大衆にも知られていないのが現状です。
ルシアスの絵本のあらすじ
昔々、100年もの昔、
黒いレックウザを従えた1人の冒険者がおりました。
彼はあらゆる地方を旅して、強きポケモン達と出会い、深い絆を結びました。
まだ見ぬ景色を夢見て、仲間になったポケモン達と世界の果てを目指します。
みんなは力を合わせました。
大地を走り、(エンテイ)
壁を砕き、(バサギリ)
空を翔け、(ガラルファイヤー)
傷を癒し、(オリーヴァ)
海を渡り、(ラプラス)
冒険を続けるうちにたどり着いたのは、とても豊かで美しい、光輝く楽園(ラクア)でした。
冒険者と黒いレックウザ、そして仲間のポケモン達は、楽園でいつまでも仲良く幸せに暮らしました。
その勇気と飽くなき探求心を称えて、いつしか彼はこう呼ばれるようになりました。
「いにしえの冒険者」と
ルシアスの六英雄とは?
ルシアスの代表的な手持ちポケモン6体のことを「六英雄」と呼びます。
- 黒いレックウザ
- オリーヴァ
- ガラルファイヤー
- ラプラス
- バサギリ
- エンテイ
テラパゴスは何者?
テラパゴスは、六英雄の伝承等には登場しませんが、ルシアスの手記にのみ登場します。
その手記と、宝石状のペンダントとして眠りについていたテラパゴスは、まだ幼かったダイアナが見つけ、大人になってからも共に冒険しました。
そのペンダントがダイアナからリコに託され、リコを守るために正体を現すようになります。
そんなテラパゴス。実は、ルシアスのポケモンではなく、ルシアスの旅の仲間リスタルの手持ちポケモンだったのです。
ルシアスとエクスプローラーズの関係
エクスプローラーズとは、アニポケ第1話で登場したときから、リコの持つペンダントや黒いレックウザなどをつけ狙う謎の組織として現れていました。
しかし、その起源は、ルシアスと共に旅をした仲間たちのチーム名でした。
メンバーは、いにしえの冒険者ルシアス、テラパゴスのトレーナーであるリスタル、二人と意気投合した研究者ギベオンの三人です。
初期エクスプローラーズは、旅の先々で六英雄をはじめとする仲間ポケモンを増やしていきながら、漂流の末にラクアにたどり着きます。
豊かな環境が整い、伝説のポケモンも交え多くのポケモンたちが穏やかに暮らすラクア。
しかし、その奥に進んでいくと、環境が激変。どんどん荒涼とした風景へと変わっていき、その中心にはピンク色をした大きな謎の結晶がありました。
その結晶が他の鉱石では有り得ないエネルギー量を持つことに、危機感を持ち見なかったことにして去ろうとするルシアスと、そのエネルギーを活用しようと目の色を変えるギベオンの間で対立が起こります。
ギベオンは、パートナーポケモンであるジガルデに無理にこの結晶を掘り起こさせようとし、結晶のエネルギーは周りのポケモンを暴走させ、植物を枯らし、地面をひび割れさせ始めます。
それでもギベオンは、結晶の力の強大さに恍惚としますが、ジガルデは掘り起こすことを止め、結晶の力を抑えようとセルを分離させて結晶を覆います。
それを見て「やめろ!私を裏切るのか!」と激昂したギベオンは、突然大きく避けた地割れに飲み込まれてしまいました。
ルシアスと六英雄は、テラパゴスにバリアを張らせ、結晶の爆発的な力の放出を抑え込むために残りました。
テラパゴスはこの時に力を使い果たしたのか、宝石のような状態になり、長い眠りにつきます。
六英雄もそれぞれいにしえのモンスターボールに入った状態で世界中に散らばってしまいました。
ルシアスの生死は不明なまま、ルシアスの子を身ごもっていたリスタルは一人、ラクアを離れたのです。
ギベオンとは
ギベオンは、現在のエクスプローラーズのボスです。
ルシアスたちと共に旅した仲間と同名ですが、同一人物だとすると、100年にも及ぶ時間を何故生き延びてきたのかは、まだわかりません。
ラクアの実在を信じ研究してきたギベオンは、ラクアを求め冒険するルシアスとリスタルに出会い、パートナーポケモンのギベオンと共に旅するようになります。
しかし、ラクアで発見した謎の結晶に魅入られ、ルシアスとは袂を分かち、結晶の暴走による地割れに飲み込まれました。
現在のギベオンは、エクスプローラーズのボスであるだけでなく、アメジオの祖父だと語られ、エクシード社の会長でもあります。
エクシード社
ライジングボルテッカーズのリーダーであるフリード博士がかつて務めていた企業です。
そこで、フリードの所属する研究チームは、『永遠のめぐみ』と呼ばれる謎の物質ラクリウムを研究していました。
ラクリウム
ラクリウムは、ポケモンに不思議な影響を与える謎の物質として、作中、エクスプローラーズのメンバーがポケモンの強化目的で使用している姿が確認されています。
指先ほどの少量とはいえ、色形が、ルシアスたちがラクアで見つけた結晶に酷似しているため、恐らく同じものだと考えられます。
ルシアスとリコの関係は?
ラクアを離れ生き延びたリスタルは、一人娘レイラを産みます。
このレイラというのが、リコの祖母ダイアナの母親であることが第74話「3人のエクスプローラーズ」にて判明しました。
順番に辿ると、ルシアスとリスタルの娘レイラ→レイラの娘ダイアナ→ダイアナの娘ルッカ→ルッカの娘リコ、となります。
つまり、ルシアスとリスタルはリコの高祖父母だったのです!
その顔立ちや、特徴的な髪のはね具合から、ルシアスとリコは血縁者ではないか、という考察は以前からされていましたが、まさにリコはルシアスの末裔だったということになります。
ルシアスの正体まとめ
いにしえの冒険者ルシアスは、実はリコの高祖父でした。
つまり、リコはルシアスの末裔だということになります。
同じく、リコの高祖母であるリスタルは、テラパゴスの元パートナー。
エクスプローラーズは本来、ルシアス、リスタル、ギベオンの3人のチーム名のようなものだったのです。
様々な布石が回収され、今後ますます大きな展開が期待されるアニポケ。
他の六英雄やギベオンのエクスプローラーズがこれからどう絡んで物語を展開させるのか、目が離せませんね!