『わんだふるぷりきゅあ!』は、2024年度のプリキュアです。
2025年1月26日(日)に無事最終回を迎え、SNSはファンの感想で溢れました。
今回のプリキュア『わんだふるぷりきゅあ!』は、
- プリキュア側が非暴力で敵に立ち向かう。
- 男子キャラ(悟と大福)が映画でのみ変身(「プリキュア」の名は冠していない)。
- 主人公の恋が叶い、作中で付き合い始める。
- 年末になっても追加戦士が出ない。
などなど、話題に事欠かない作品だったため、「本当に最後まで非暴力を貫けるのか?」「男子キャラは本編で変身しないの?」「追加戦士は誰?」と気になっていた方も多いはず。
ここでは、最終回近辺のネタバレあらすじと、本編で悟&大福が変身したのか、追加戦士はいたのかどうかなどを言及していきます!
わんだふるぷりきゅあ!最終回直前のネタバレあらすじ
『わんだふるぷりきゅあ!』の最終決戦は、第47話の後半から始まりました。
第47話「あけましてガオウ」
元旦のアニマルタウン。前半は、こむぎたちとアニマルタウンの人たちがそれぞれお正月を愉しむ光景が描かれましたが、後半から一遍。
突然、アニマルタウンが闇に覆われ始めます。
ニコガーデンが闇に閉ざされた時と同じように。
こむぎたちの前には、狼のガオガオーンを連れたザクロが現れます。
しかし、ザクロには本当はもう、プリキュアたちに対する敵意は無く、人間を攻撃することへの虚しさがありました。
プリキュアたちがガオガオーンを浄化すると、そこに残ったのは遠吠神社にある卵型の石。
そして、山からは狼型ガオガオーンの群れを引き連れたガオウがアニマルタウンに向かっていたのです。
第48話「ガオウの友達」
プリキュアたちは、ガオガオーンの群れから街の人々や動物たちを守ろうと懸命に防戦します。
ニコはガオウと対峙し、必死に押しとどめていましたが、ガオウにニコダイヤの力を奪い取られてしまいました。
ニコが残る力を振り絞ってガオウに光を浴びせると、ガオウの狼の顔にヒビが入り、割れた仮面の中から現れたのは、かつて狼たちと仲間になった日誌の書き手であるスバルでした。
狼たちが身勝手な人間たちに追い詰められ絶滅の危機に瀕する中、共に戦ったスバル。
しかし、彼を守るために本物のガオウは人間に撃たれ、結局狼たちの絶滅を免れませんでした。
その後悔から、スバルはガオウの姿を借り、かつて狼のものであった街を取り戻し人間に復讐しようとしていたのです。
スバルはニコダイヤの力でアニマルタウンを草木に飲み込んでいきます。
それを止めようと駆けつけたプリキュアの前には、ザクロとガオガオーンの群れが立ちふさがりますが、
プリキュアたちとの賢明な対話の元、すでにスバルのやり方に疑問を抱いていたザクロは、傷つけあう方法を続けることができず、ガオガオーンたちも戦意の無いプリキュアを前に戦うことを放棄しました。
ガオガオーンたちは浄化されますが、ザクロは最後まで見届けるために残されます。
第49話「あなたの声」
スバルの最終目的は、ガオウをよみがえらせることでした。
しかし、ダイヤモンドユニコーンと鏡石の力をもってしても、失った命は戻らないことを知り、自暴自棄になったスバルは鏡石を打ち砕き、ニコダイヤを取り込んで巨大化し、暴れはじめます。
しかし、その攻撃からフレンディを庇ったワンダフルの変身がとけ、犬の姿でぐったりと倒れたところを見たスバルは、自分を守って死んだガオウを重ねて動揺し、暴走します。
もうろうとしたこむぎは、どこかの草原で本物のガオウに出会い、その心を知ります。
こむぎは意識を取り戻し、再びワンダフルに変身。
必死に抗うワンダフルたちの姿に鼓舞された悟と大福も、割れた鏡石の力で変身し、ワンダフルたちを助けます。
ガオウに迫れたワンダフル、フレンディ、ニャミー、リリアンの4人は、ガオウと対話を交わし「ガオウの心はずっと前からスバルとともにあった」と呼びかけます。
ガオウ本人から本心を託されたワンダフルの言葉はガオウに届き、エターナルキズナシャワーを受けて人間の姿へ戻ります。
本来の姿に戻ったスバルの耳に届いたのは、懐かしいガオウの遠吠えでした。
第50話
スバルはガオウと再会を果たします。
しかし、二人の姿を留めて置ける力は尽きかけており、十分に言葉を交わすどころか、触れ合う事すらできない内に消えかけてしまいます。
それを救ったのは、ワンダフルのハグでした。
「ぎゅーっ!」とハグするワンダフルに習い、フレンディ、リリアン、ニャミー、悟に大福も力を注ぐと、二人は姿を取り戻し、ザクロも本来の狼の姿に戻って、お互いの気持ちを伝えあう事が出来ました。
こうして、スバルたちは山へと戻っていき、アニマルタウンは平和を取り戻しましたが、
それは、ニコガーデンにまつわる全てとの別れの合図でもあったのです。
わんだふるぷりきゅあ!最終回までに大福たちは変身した?
最終回の直前、第49話「あなたの声」にて、無事に変身が叶いました!
砕け散った鏡石の近くで、暴れるガオウに抗い必死に声をかけ続けるプリキュアたち。
それを陰から見守ることしかできない悟の気持ちに、鏡石が答えたのです。
わんだふるぷりきゅあ!の追加戦士は?
なんと今回、プリキュアの追加戦士はいませんでした!
ワンダフル、フレンディ、ニャミー、リリアンの4人で最後まで戦い抜いた、珍しいプリキュアとなりました。
最後の最後に(プリキュアとは名付けられなかったものの)悟と大福が変身したので、それが追加戦士と言えなくもないでしょうか…
とはいえ、変身バンクも必殺技もなかったので、追加戦士と呼ぶにはちょっと弱いですね。
ただ、追加戦士は無くとも、ニコ様登場で底上げされ、その分各キャラクターやわき役たちとの交流が丁寧に描かれたので、物足りなさは全くありませんでした。
追加戦士に頼らずとも、話の構成力の高さで問題なかったシリーズだったのではないでしょうか。
わんだふるぷりきゅあ!最終回のまとめ
『わんだふるぷりきゅあ!』は、全50話で無事に最終回まで完走しました!
追加戦士はいなかったものの、最終回直前で念願の悟と大福の変身が叶い、ここまで見届けてきたファンは喜びにあふれました。
全体的に、安定して優しさにあふれた、安心して見られるシリーズでした。
また映画などで会える日を楽しみにしています! 1年間お疲れさまでした!