「エッホエッホ」という言葉と共に、丸っこい生き物が走る画像や動画がミーム化しています。
突然、X(旧Twitter)上で始まったこの流行り。
元は、メンフクロウという梟の雛が走る写真に「エッホエッホ」とコメントをつけたポストが、目にとまった人たちの心を射止めて広がってしまったものです。
しかしこの写真。初出はX(旧Twitter)ではありません。
話題のミーム「エッホエッホ」の元になった写真は、最初はどこから来たものなのでしょうか。
「フクロウの雛」と聞いて想像する姿と違う事から「AIでは」という推測も聞こえてきますが、実際はどうなのでしょう。
また、流行に乗った派生作品にはどんなものがあるのでしょうか。
ここでは、2025年2月下旬に現れたミーム「エッホエッホ」にまつわる情報をまとめていきます!
「エッホエッホ」の元ネタ

「エッホエッホ」の画像をX上で遡ると、たどり着くのは2025年2月23日に投稿されたこちらのポストです。
こちらは比較文学研究者の津田雅之さんの投稿。
この投稿に使われた写真に「エッホエッホ」と印象的な言葉を添えて投稿したのが、うお座さんのこちらのポスト↓
雛が一生懸命走っている姿と「エッホエッホ」という掛け声、「誰かに何かを伝えるために走る」というストーリー性が相まって、人々の心をとらえて様々な派生作品を生み出す流れとなりました。
さて、この話題の画像。
初出は津田雅之さんの投稿ではありません。
ネット上で遡っていくと、2021年10月25日投稿の英語の記事にたどり着くようです。
それが、こちら↓
https://petapixel.com/2021/10/25/photographer-captures-baby-barn-owl-mid-run
しかし、丸っこい印象の強いフクロウの雛が、地面を走るときこんな姿になるなんて、独特の意外性と愛らしさがありますね。
「エッホエッホ」はAI?
「エッホエッホ」の画像。フクロウの雛…にしては、想像よりもむちむちして長い脚など、ぱっと見違和感を感じる人も多い模様。
そのためか「AIでは?」と勘繰る人も多いのですが、実はAIでもなんでもない、本当に無修正のフクロウの雛画像です。
それを裏付けるかのように、「エッホエッホ」人気に合わせて、雛ではないもののフクロウが走る動画を上げるフクロウ飼いアカウントの方たちも出てきました。
フクロウは、実は、地面を走るのが得意な鳥なんです。
羽を広げると場所も取りますし、特に屋内では飛ぶことは少なく、歩いたり走ったりして移動する姿がデフォ。
丸みのあるシルエットで、意外と軽妙な足取りで走る姿がなんともかわいらしい鳥です。
「エッホエッホ」の派生作品

「エッホエッホ」の掛け声に合わせて、フクロウだけでなく、あらゆる生き物やキャラクターの駆けまわる姿がミーム化して話題になっています。
リアルフクロウのエッホエッホ
本物のフクロウのエッホエッホ動画を投稿するフクロウ飼いアカウントさんもたくさんいて、エッホエッホの解像度が上がります。
エッホエッホ二次創作
ミーム化すると必ず出て来る二次創作。
他のキャラクターで再現したりするものが特に人気です。
公式アカウントまで…
やがて、公式の企業やキャラクターアカウントまで流行に乗ってしまったのは、やはり元ネタの愛らしさ故でしょうか。
エッホエッホしすぎて困惑する人たちも
あまりにもエッホエッホが流行りすぎたのか、TLにおけるエッホエッホの占拠率が高すぎて、危機感を覚える人までいます。
「エッホエッホ」のまとめ

「エッホエッホ」は、元は英語の記事で使われていたメンフクロウの雛写真を、比較文学研究者の津田雅之さんが投稿したことがきっかけとなりました。
うお座さんというアカウントが「エッホエッホ」という掛け声とともに、何かを伝えるために走るという物語性をくわえたことで爆発的にバズり、
今では駆け回る猛禽類の動画や、様々な生き物やキャラクターで再現したものなど、コミカルなミームとなってもてはやされています。
ただし、元画像をかってにいじるのは著作権などに違反する行為になってしまうので、ご注意くださいね。
ルールやマナーを守って、ミームを楽しみましょう!