『響け! ユーフォニアム』(ひびけ ユーフォニアム、Sound! Euphonium)は、2013年から2019年連載されて全10巻小説作品になります。
アニメ化は、京都アニメーション制作の作品になっており、原作では「関西弁」で話してますが、アニメは、標準語で全員が話してます。
そのため原作しか見てない人やアニメしか見てない人だと、かなり違和感があるかもしれません。
アニメ1期の内容は、原作だと「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」になります。
アニメ『響け!ユーフォニアム』1期のあらすじ
北宇治高校1年の春、主人公、黄前久美子はクラスメイトである加藤葉月、川島緑輝の誘いで共に吹奏楽部に入部します。
また、その部活の中には久美子の中学時代の同級生、高坂麗奈もいました。中学ラストの吹奏楽コンクールにて、全国大会出場を目指していた久美子達のいる北中。
この結果に1人だけ泣いていた少女が高坂でした。目標が果たせなかったと悔し涙を流す高坂に対し、「本気で全国に行けると思ったの?」という冷たい言葉を投げかけてしまった久美子。
それが未だに忘れられず、少し気まずい関係でもあった。
北宇治高校は10年ぐらい前は吹奏楽部の強豪校であったが、今ではすっかり落ちぶれてしまった。
滝昇先生の指導
先生はみんなに「全国大会を目指すのか、楽しく部活を行うか」2択を迫ります。
みんなは前者を選び、それに向けて厳しい練習が始まりました。
そんな中で、高坂と久美子は完全に和解する。
同じ部活の良き仲間へ、よき理解者へと変わっていきます。
久美子は必死に練習をし、メンバー争いで勝ち取ったものの本番前に壁にぶち当たる。
しかし、何とか乗り越えた久美子は堂々とした演奏を見せます。
中学時代に果たせなかった京都府大会突破。みんなの努力が実り、見事金賞、関西大会へ進出することとなりました。
アニメ『響け!ユーフォニアム』1期の感想
まず、女の子たちが可愛すぎる。
高校時代、華があり輝かしいあの頃、しかしまだどこかあどけない大人になりかけの感じを持っているキャラクターデザインが素晴らしいなという印象で始まったアニメ第1期です。
中学時代の回想、どこか私の胸にもチクリと刺さるものがありました。
部活動や大会に出場したことがある人は大抵そう思ったのでは無いのでしょうか。
それは自分自身にしか分からない複雑な感情を上手く描写されているなあと思ったし、そこに着眼点を置くことがすごくリアルで心がえぐられるようでした。
だってきっとこの「差」は本来ならばあってはならない「差」であると思うからです。
部活動ならばみんなが同じ方向を見ていて、みんなが同じぐらい目標に対して入れ込んでいなければいけないという空気がどこかしらに流れているものですが、このアニメでは初めからそれに真正面から対立しており、その姿にゾクッとしました。
リアルな部活動の姿を映しているのだなと感じました。
目標なんて口ではいくらでも言えるけれども、本気で目指していたのかは自分自身にしか分かりませんし、その部活動の中でしか分かりません。
その暗黙の了解にしていた部分にこんな可愛らしい女の子たちが真正面から提示してきたことにとても衝撃を受けました。
悔しくて死にそう
真面目に取り組めば取り組むほど、自分自身が良く見えてくる。良くも悪くも。吹奏楽部打ち込むからこその悔しさ。この時に初めて高坂と理解し合えたと言うのだなと思いました。当時の彼女の思いも全部。つい、泣いてしまいました。
高校生たちが何がに熱中する姿は20歳を越した私からしてみればとても眩しく危ういものであります。
こうした方が合理的なのにとか思ってしまうこともありますが、それをパワーで出来てしまうのが高校生たちなのだなと思い見ていました。
アニメ「響け!ユーフォニアム」1期まとめ
数ある京アニ作品の中でも、見て欲しいとオススメしたいアニメで何度も視聴してます。
こちらは、京都府にある宇治が舞台となり聖地もアニメにある風景そのままだったりするので、聖地巡礼するのも非常に楽しい作品です。
2023年には、「アンサンブルコンテスト編」がBlu-ray発売&劇場特別上映されます。
更に2024年にアニメ3期化も決定している作品なので、まだ見てない方は勿論ですが復習に再度視聴してみるのも楽しめると思います。
現在、今までの響け!ユーフォニアムシリーズは、「U-NEXT」で全話視聴することが可能です。
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