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とある科学の超電磁砲レールガンの名言・名シーンまとめ

とある科学の超電磁砲レールガンの名言

『とある科学の超電磁砲』(レールガン)とは、名作ライトノベル『とある魔術の禁書目録』の外伝作品である漫画です。

2007年から電撃コミック大王で連載が続いています。

既にアニメが3回放送されていて、2009年に第一期、2013年に第二期、そして2020年に第三期が放送されました。

いずれも高い作画をほこり、主人公・御坂美琴の超電磁砲(レールガン)をはじめとした能力を駆使する、ド派手な能力バトルが展開されます。

今回は『とある科学の超電磁砲』に出てくる名言、名シーンをご紹介します。あなたが知っている名言、知らない名シーンが出てくるかもしれません。

※以下はネタバレ満載なのでご注意ください。

目次

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とある科学の超電磁砲のあらすじ紹介

舞台は学園都市。住民の8割が学生である、最先端科学で発展した都市です。

学園都市の目的は、カリキュラムという名の「研究」によって、学生を対象に超能力を開発、研究することでした。

学園都市のカリキュラムによって約230万人の能力者が存在し、彼らは能力の強さや応用性によってレベルを0から5まで分けられています。

その中でもレベル5は学園都市にわずか7人しかいない、全ての能力者達の頂点と言える強力な超能力者達です。

主人公の御坂美琴(みさか みこと)は中学生でありながらレベル5の一人であり、第3位にあたる実力者です。タイトルの「超電磁砲」とは美琴の能力名でもあります。

美琴が後輩の白井黒子、友人の初春飾利佐天涙子と共に平和な日常を過ごす傍ら、学園都市の事件に巻き込まれながらも解決するのが大まかなストーリーです。

敵は能力を悪用する不良学生や、学園都市の悪い研究組織などです。

 

とある科学の超電磁砲の名言、名シーン集

それでは、とある科学のレールガンの名言や名シーンをまとめたのを紹介していきます。

だったら、もう一度頑張ってみよう。こんなところでくよくよしてないで、自分で自分に嘘つかないで、もう一度。

レベルアッパー事件に決着をつけた、御坂美琴の台詞です。

レベルアッパーとは、能力への劣等感を持つレベル0(無能力者)でも能力の性能を上げることができるアイテムです。しかし使用者は意識不明の昏睡状態になってしまうという副作用を持ち、佐天涙子もこれを使って意識不明になってしまいました。

最終的に使用者の意識が集合した化け物、AIMバーストが姿を現し、美琴はそれを通して使用者達の劣等感や苦しみを感じ取ります。

もとはレベル1だったものの努力してレベル5にまで成長した美琴は、彼らの劣等感を噛み締めながらも、後ろ向きのままではいけないと励まし、AIMバーストを撃破しました。

この街の全てを敵に回しても、やめるわけにはいかないんだ!

レベルアッパー事件の黒幕、木山春生(きやま はるみ)の台詞です。

彼女がレベルアッパーを作り、事件を起こした動機は、教え子達を救うことでした。かつて、孤児である「置き去り(チャイルドエラー)」の教え子達と心を通わすも、彼らはみんな能力実験で昏睡状態になってしまいました。

それから木山は教え子達を救いたい一心で、学園都市を敵に回す覚悟も決めて行動してきました。

諦めるつもりはない。もう一度やり直すさ。刑務所だろうと世界の果てだろうと、私の頭脳はここにあるのだから。

美琴によってAIMバーストは撃破され、木山は逮捕されました。

連行されるときに美琴に言い放った台詞です。

手段を選ばず、懲りていないととれる台詞ですが、木山の目的はあくまで教え子達を救うこと。

学園都市を敵に回す言葉と相まって、教え子達への愛と不屈の精神を表しています。目的に関して一切ぶれていません。

ちなみに原作の漫画での木山の出番はこれで終わりですが、アニメ第1期のオリジナルストーリーではあのカエル顔の医者「冥土帰し」によって釈放され、美琴達と共闘します。

最終的には教え子達を救うことができ、彼女の願いは果たされました。

能力(ちから)があってもなくても、佐天さんは佐天さんです!私の親友なんだから!だから、そんな悲しいこと言わないで…!

レベルアッパー事件で、初春が親友の佐天へ贈った言葉です。

佐天は明るい性格の裏では、レベル0であることへの劣等感に苛まれ続けていました。能力者として活躍する美琴や黒子を見ているうちに、能力者になりたい願望を抑えられなくなり、レベルアッパーに手を出しました。

レベルアッパーに手を出して自己嫌悪に苛まれ、「自分は欠陥品だ」と言う佐天の言葉に、初春は泣きながら否定します。そして佐天が副作用で昏睡状態になってしまった後、初春達は佐天を救うために奔走します。

事件が解決した後、佐天は昏睡状態から目を覚まし、お見舞いに来た初春と仲直りしました。初春との友情があったからこそ、佐天は能力よりも大事なものがあることに気づくことができ、劣等感を乗り越えたのでした。

世界とは、こんなに眩しいものだったのですね。

美琴のクローン・妹達の一人(御坂妹)が、初めて外の景色を見た時の言葉です。

作られたばかりの御坂妹は、研究員の一人である布束に頼み、外に出してもらいました。彼女のこの言葉で、研究員であるはずの布束は「妹達は殺されていい存在なんかじゃない」と感じ、絶対能力進化計画を止めることを選びました。後に布束は美琴と出会い、計画を止めるために唯一の協力者になりました。

残酷な言い方ですが、妹達は学園都市にとって、利用されるだけの捨て駒といっても過言ではない存在です。まさしく学園都市のエゴの被害者ですね。御坂妹の台詞は、作られた存在であるクローンの儚さを表してるようにも見えます。

それでも嬉しいことに、彼女達を思う人達もかなりいるんですよね。美琴とか上条さんとか、布束や食蜂、そして一方通行も…。

戦う気があるなら拳を握れ!戦う気がないなら立ちふさがるな!半端な気持ちで人の願いを踏みにじってんじゃないわよ!

自ら死地に向おうとする御坂美琴の前に立ちふさがる上条当麻に対する、美琴の悲痛な叫びです。この時の美琴の声、涙ぐんでいます…。

美琴のクローン・妹達(シスターズ)を2万人殺させることで、第1位の一方通行(アクセラレータ)をレベル6に進化させようとする「絶対能力進化計画」。

仲良くなった妹達の一人を目の前で殺された美琴は、非人道な計画を止めるために暗躍します。

しかし、実験場を壊そうがまた新しい実験場が用意されるなど、計画を止めることができませんでした。しかも一方通行と美琴の実力差はとても大きく、勝てる手段もありません。

そこで美琴が考えた最終手段は、自分が死ぬことで計画の矛盾を計画の実行者達に突きつけること。しかし成功する確証はない…。

決意を固めていた美琴の前に現れたのが、同じく妹達と関わったことで事情を知った上条当麻

美琴は自分を止めるために立ちふさがる上条を下がらせるために、電撃を放って威嚇します。しかしそれに対して上条は、美琴の電撃を無抵抗に受けます。

彼の覚悟を前に、美琴は憑き物が落ちたように戦意喪失。それでも実験場に向おうとする彼女に向けて、上条は「最弱」である自分が「最強」の一方通行と戦うことを宣言しました!

じゃあさ、協力してくれよ。何一つ失うことなく、みんなで帰るのが俺の夢だ。だから、それが叶うように協力してくれよ。待っててくれ、必ず御坂妹は連れて帰ってくる。約束するよ。

上のシーンに続いて、今度は上条の台詞です。とにかく彼がカッコよすぎる!

美琴はもちろん、上条さんにもスポットが当たったアニメ超電磁砲Sの14話は、個人的に超電磁砲の中でも神回です!特殊エンディングの「stand still」への入り方も良いです。美琴だけでなく、視聴者も涙ぐんでしまう回でした。

一方通行と戦う決意を固め、御坂妹を助けると美琴に約束して実験場(一方通行がいる場所)に向かいます。それを見送る美琴の、年相応に涙ぐむ表情も必見です。

いつもは強気な美琴は、上条さんの前だと年相応の女の子になりますから。いやーそれでも、あれで惚れないわけがないでしょ?

あくまで美琴が主人公のため、上条さんはちょくちょく登場するぐらいでした(でも存在感は強い)。

今回の物語の妹達は禁書目録の旧約3巻と同じ話であり、上条さんが出てくるのは当然。それでも美琴視点で丁寧に物語が進んでいたので、後半では実験を止められず精神的に追い詰められていく美琴と、絶望感が漂う状況が嫌でも伝わりました。

そんな暗い空気をふっ飛ばすかのように現れた上条さん。まさしくヒーローです!

ジャッジメントですの!

「ジャッジメントですの!」は、白井黒子の代名詞とも言える名台詞です。

黒子は学園都市の治安を守る風紀委員(ジャッジメント)の一人であり、能力を悪用したりする生徒達を制圧する戦闘員として一線で活躍しています。

よくイメージされがちな黒子は、御坂美琴を「お姉さま」と呼び慕う変態キャラ(笑)。

しかし彼女の根っこは、自らの正義を定めている真面目な性格です。

強い正義感と強いメンタルの持ち主であり、危険な現場にも臆することなく向かう意志の強さが表れています。

心に決めていますの。自分の信じた正義は、決して曲げないと。

かつて風紀委員の研修後に巻き込まれた銀行強盗事件で、同じ研修生の初春と共に切り抜けた時の黒子の台詞です。

強盗から自分たちに協力するように言われた黒子ですが、不敵な笑みを浮かべてその誘いを断り、言い放っちました。この状況は強盗達に追い詰められ、痛めつけられた時です。にもかかわらず、言ってやったんです。

当時は小学生なのですが、とてもそうとは思えないぐらいの信念とメンタルです。

たとえお姉さまが相手でも、黒子のやることは変わりませんの。

「もし自分が犯罪を犯していたらどうするか」という美琴に対する、黒子の台詞です。

この時の美琴は、2万人の妹達(シスターズ)を殺す「絶対能力進化計画」を止めるために、ツリーダイアグラムを破壊しようとしていました。

美琴は周りを巻き込まないために、黒子達にも事情を話さず孤独に戦っていました。

しかし迷いもあります。ツリーダイアグラムを破壊すれば自分は学園都市にとって犯罪者になり、黒子達にも迷惑をかけるかもしれないと。

対して事情を知らないとはいえ黒子は、美琴が犯罪者になってしまったら、自分の正義にのっとって美琴を捕まえるとはっきり答えました。

いつも美琴が大好きな黒子ですが、決して盲目的に慕っているわけではなく、美琴のことを尊重できる関係性であることが伺えます。

黒子のこの返答によって、美琴は逆に戦い続ける決心を固めました。黒子に捕まるならそれも悪くない、そう思って。

しっかりするのよ。自信がないなら取り戻すまで、不安があるなら吹き飛ばすまで。

白井黒子の台詞です。

普段から先輩の美琴を「お姉さま」と慕う黒子ですが、その思いの強さのあまりにセクハラ気味なスキンシップになるのは日常茶飯事。美琴も黒子に信頼を寄せています。

しかし、過剰なスキンシップにはぞんざいに扱います(逆に二人の気の置けない関係を表してもいますが)。

そんな美琴が他の常盤台の生徒には優しく接しているのを見て、めげない黒子もさすがに不安になりました。しかしその不安を払う上記の台詞を言い、すぐに前向きな気持ちへ戻りました。

強メンタルの黒子であろうと不安になる時はあります。人間だもの。

歯を食いしばれ最強(さいじゃく)。俺の最弱(さいきょう)は、ちっとばっか響くぞ。

上条当麻VS一方通行(アクセラレータ)の最終局面での、上条の決め台詞です。1クールかけて放送された妹達編のクライマックスを締めるシーンです。

上条が一方通行と戦う理由は、学園都市最強の能力者である一方通行が、最弱のレベル0である自分に負ければ、レベル6に進化する可能性はないと研究者達に思わせることができる。そうして計画を中止させ、残る妹達を守るためです。

上条は一方通行の圧倒的な力に追い込まれるも、美琴と妹達の援護によって隙ができ、最後の一撃を食らわせて勝利しました。

ちなみにこの決着は一方通行にとっても大きなターニングポイントとなり、一方通行と打ち止め(ラストオーダー)の出会いに繋がっていきます。

二人の戦いはアニメ禁書目録と超電磁砲の両方で映像化されていますが、個人的には超電磁砲の方がオススメです。禁書目録は2008年、超電磁砲Sは2013年に制作され、映像のクオリティ、演出が共に高いです。

さらに時間の経過もあって、両方を比べると声優の演技力も成長しているのが伺えます。バトルの苛烈さも増していて、上条さんがボロボロになりました。

またな、御坂。

妹達編を締めくくる上条の台詞です。

一方通行との戦いを経て、ついに計画は中止になりました。

事件が解決した後、美琴は上条にお礼を言いに行きます。

上条は美琴のことを今まで「ビリビリ」と呼んできましたが、ここで初めて御坂と呼ぶようになりました。

後からやってきた黒子によると、「お姉さまが今まで見たことない顔をしていた」ようです。

その前までもそれとなく気があるようでした(妹達の途中で再会した時に笑顔になるなど)が、美琴が上条さんに決定的に惚れた瞬間です。それまでの展開も含めて、彼に惚れてしまうのは当然でしょう!

ただし美琴は恋心に無自覚で、はっきり自覚するのはかなり後なんですよねぇ…。

俺以外にもお前を助けようと頑張ってた奴、心当たりあるだろ?そいつらと少しずつ変えていけばいいんだ。もちろん、俺も協力する。

大覇星祭編での、美琴を救った上条の台詞です。

学園都市の学生達が競技してワイワイする大覇星祭の裏では、レベル6を生み出す陰謀が巡っていました。

その陰謀の標的が、妹達のオリジナルである美琴。特殊なウイルスで美琴が強制的にレベル6への進化を起こすように仕向けられ、いわゆる「雷神モード」と呼ばれる状態になりまってしまいます。

暴走した美琴を止めないと、美琴も学園都市も消滅してしまう状況になります。

そこへ現れたのが上条と、レベル5の一人である削板軍覇です。初めて出会ったこの二人のタッグも必見です!絶大な力を振るう美琴を相手に、即興とは思えないコンビネーションと信頼を見せるので。

最終的には上条の右腕の謎の力(無数のドラゴン)によって、美琴は元に戻りました。

暴走した力の理由は、学園都市の邪悪な部分を嫌というほど見てきた美琴の苦い気持ち。それを察していた上条が、元に戻った美琴に優しく言ってくれたシーンです。

暴走した影響で裸になってた美琴にさりげなく自分の服を着せたりもしていて、上条さんのイケメンぶりが発揮されています。妹達編に続いてまた助けられた美琴、これは惚れない方がおかしいですね。

ちなみに上条さんはこの騒動の前に、オリアナという女魔術師との戦いも繰り広げていました(禁書目録のエピソード)。

短期間のうちに、科学と魔術の両方のとんでもない戦いに巻き込まれに行った上条さんでした。

でもぉ、自分が当事者だったら王子様に見えちゃうんだから、女って勝手よねぇ。

大覇星祭での上条を見かけた食蜂操祈の台詞、というより笑顔のシーンです。

食蜂操祈は美琴と同じ常盤台の女子中学生で、レベル5の一人でもあります。能力も相まって少し陰湿な性格の食蜂は美琴とはそりが合わず、油断できない存在として描かれていました。

ところが大覇星祭の事件の渦中に向かう上条を見かけた食蜂の表情は、読者も初めて見るとても可愛らしい笑顔!元から可愛いんですが、この笑顔はヒロイン力高すぎますね。

食蜂と上条の意外な繋がりを示唆していると同時に、上条への想いを端的に表したシーンでもあります。このシーンでますます食蜂にときめいた人も多いのではないでしょうか?

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ちなみに食蜂と上条の具体的な馴れ初めは、禁書目録の新約8巻で明らかになります。

我儘力高すぎだゾ。ホント、しょーがないんだからぁ。

大覇星祭のラストで、再会したドリーへの食蜂操祈の台詞です。

ドリーとは、かつて食蜂と同じ研究所にいたクローンの少女(妹達のプロトタイプ)で、彼女にとって大切な友達です。

ドリーにはもともと看取こと「みーちゃん」という友達がいて、ある出来事で引き離された後は、「みーちゃん」の代わりとして食蜂が引き合わされました。最終的にドリーは亡くなってしまい、彼女の死は二人の「みーちゃん」の心に深い傷として残りました。

しかし大覇星祭の最中で、ドリーの記憶を受け継いだクローンがいることが判明。

警策とドリーを引き合わせた食蜂は、二人への償いのために姿を消そうとしますが、ドリーは食蜂を引き止めます。ドリーは食蜂を「みさきちゃん」と呼び、「3人で海に行きたい」という言葉とお願い。

食蜂はドリーに関する過去に縛られてきましたが、ドリーが食蜂のことも大切な友達と思っていたのを知ったことで、過去のしがらみから解放されたシーンです。

涙を流しているけどどこか晴れやかな笑顔が何よりの証拠です。

 

とある科学のレールガン名言まとめ

可愛い女子達がメインで活躍する作品ですが、能力による派手なバトルが持ち味だし、世界観を踏まえると決して明るい作風ではないんですよね。

生徒達を能力実験のモルモットとしか考えないヤバイ研究員も多い学園都市が舞台なので、主人公達は科学者の好奇心やエゴに立ち向かいます。

そんな甘くない環境だからか、美琴達は中学生とは思えないぐらいしっかりしているんです。

彼女達の力強くも繊細な言葉を噛み締めて、自分の成長に少しでも繋げられると良いですね。

これからも、超電磁砲のキャラ達が活躍を応援しましょう!

ここまで閲覧、ありがとうございました。

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