2022年にAmazonプライムがアメリカ国内での会費を値上げしました。
適用時期は新規ユーザーと既存会員とで違い、新規ユーザーは2月18日から、既存会員は3月25日から適用されました。
このニュースは、日本国内のユーザーにも衝撃が走りました。
アメリカでのAmazonプライムの会員費の値上げは、はたして日本での会費の値上げにつながるのでしょうか。
Amazonプライム会員の値上げの可能性について
まずは、今までの値上げの経緯を整理してみましょう。
アメリカでの値上げ
Amazonが2005年にサービス開始して以降、アメリカ国内での値上げはすでに3回目となります。
時期 | 価格推移 | 値上げ理由 |
---|---|---|
2014年 | 年会費 79ドル → 99ドル (月会費は2016年から) | 配送コストや税金が上がったこと |
2018年 5月 | 月会費 10.99ドル → 12.99ドル 年会費 99ドル → 119ドル | 米中貿易摩擦による物流コストが上がったこと |
2022年 2月、3月 | 月会費 12.99ドル → 14.99ドル 年会費 119ドル → 139ドル | プライム会員特典の継続的な拡大に加え、賃金や輸送コストの上昇(プライム会員の増加に伴ってサービスの維持の為) |
ただ、2014年に行われた最初の値上げ理由はあくまでも表向きのもので、
日本での値上げ
2014年前後には日本での値上げは行われませんでした。
この時、日本ではショッピングサイトとしても各種サービスサイトとしても、Amazon一強ではなく様々な競合他社がいるからだろうと噂されています。
日本では2007年にサービス開始してから2022年6月現在まで、値上げは1回だけです。
時期 | 価格推移 | 値上げ理由 |
---|---|---|
2019年5月 | 月会費 400円 → 500円 年会費 3900円 → 4900円 | 米中貿易摩擦による物流コストが上がったこと |
値上げ理由は2018年5月のアメリカでの値上げと同じ理由です。
アメリカ国内一回目のときは動きが無かった日本国内の会費が、二回目の値上げの時には連動して上がったことを考えると、
2022年の値上げ理由
それでは、今回の値上げ理由を改めて整理してみましょう。
今回の値上げ理由は、以下の三つです。
- プライム会員特典の増加
- 賃金の上昇
- 物価やガソリン価格などによる物流コストの上昇
一つ目の『プライム会員特典の増加』は、全国的に行われているので日本も関係してきます。
今、日本に住んでいてアマゾンを利用したことが無いという人は、かなり少ないかと思うのでプライム会員は、かなり普及してると感じます。
二つ目の『賃金の上昇』ですが、日本国内でも最低賃金の見直しが行われ、2021年10月ごろに上がりました。
全国平均で28円増加し、最低賃金の平均は930円となりました。
1000円にまで引き上げる動きが続いているので、これも日本国内も該当します。
最後の三つ目ですが、現在ガソリン価格の高騰は目に見えて明らかです。
物価上昇も連日ニュースになっているので、避けることはできないでしょう。
アメリカ国内の値上げ理由三つともが日本国内にも当てはまるため、今回の値上げは日本国内にも及ぶことが予想されます。
プライム会員が値上がった値段の予想
これもアメリカ国内での過去の価格推移と照らし合わせて考えてみましょう。
アメリカ国内での3回に及ぶ値上げですが、どれも値上げ幅は同じで月会費は2ドルずつ、年会費は20ドルずつ上がっています。
そして、過去一度だけあった日本での値上げが、月会費100円、年会費1000円の値上げだったことを考えると、
今回でさらに月会費100円、年会費1000円程度の値上げになるのでは、と予想されます。
現在の月会費が500円、年会費が4900円なので、次回の値上げでは月会費600円、年会費5900円程度となるのではないでしょうか。
値上げは辛いですが、アメリカの会費と値上げ幅を見ると、日本は競合他社とのけん制のため、まだ比較的緩やかな値上がりとなりそうなのは救いですね。
まとめ
様々なものの値段が上がるなか、Amazonプライム会員費まで上がるのは正直辛いものがありますが、
見て見ぬふりをして無計画でいるよりは、値上がりするだろうことを覚悟して計画的に活用しましょう。
わたしはとりあえず値上がり前に、気になっていたアマプラ独占配信作品に手を付けようかと思います!