ゆるキャンの映画が遂に公開されましたが、野クルメンバー達が大人になっており、ゆるキャンファンは結構心配だったかと思います。
劇場版ゆるキャン△は主人公たちが社会人になって登場し、原作で登場した主要キャラはすべて登場する豪華な作品です。
映画の内容は、原作にはなくオリジナルの話になっていて初見の人でも楽しめると思います。
ゆるキャン映画の考察
まず視聴した感想を一言で言うと「ゆるキャン△の世界観を壊すことなく2時間映画としてうまくまとめたなあ」です。
まず「ゆるキャン△」という作品は、映画にはむいていないと思います。
なぜなら映画には少なからず起承転結あるドラマが必要とされますが、「ゆるキャン△」という作品は女子高生がひたすらゆるく楽しんでいる姿を描く作品で、彼女たちが苦しみ悩んでいる姿や、いざこざ、ギスギスしているところなどをいっさい描かないからです。
喜怒哀楽で言えば「喜」と「楽」しか描かない作品で、「ゆるキャン△」の世界観を守るならば「怒」と「哀」は(少なくとも強くは)描くことはできません。
それはドラマを構成する上ではとても難しいことだと思うんですね。
どう考えても主人公たちが悩み、苦しんだり、ケンカしたりする姿を描く方が最後のカタルシスを生むためには作劇として容易です。
この映画作品は「ゆるキャン△」の世界観を壊すことなく、しかしTVアニメと比べるとかなりギリギリのラインで主人公たちが悩んでいる姿、哀しんでいる姿を描きながら、感動のラストシーンへ到達させた点において、「ゆるキャン△」の映画作品としては大成功をおさめたと言えると思います。
しかしながら、もちろん他の映画と比べると起承転結の波が少ない「ゆる~い」作品ではあるので、主人公が挫折から這い上がり成功を手にする大感動作品を求めている方には、全く向かないと思います。
ゆるキャン映画は原作から何年後の話?
ゆるキャン映画の登場人物は、みんな大人になってましたが、年齢に関する描写はありませんでした。
ここで気になるのは、何歳ぐらいになってたかということですよね。
原作からだいたい10年後ぐらいの話ですね。
これは、犬山あおいが小学校の先生として勤務してたり、チビ犬子の犬山あかりが美大生になってることから予想してます。
映画公開される前は、4,5年ぐらい経った話しかと思ってましたが、10年なら結構色々変わってしまうことがわかりますね。
ゆるキャン映画の特典について
ゆるとしてキャンの映画を観てきたんだけどあまりに良過ぎてEDロールで泣いちゃった。学生とか若いオタクよりも働いていて色々くたびれたおっさんに刺さると思う。存在しない理想の大人モラトリアム #ゆるキャン pic.twitter.com/cPZt68TAYp
— ふぁてちゃ提督@7/1-3香川遠征 (@fatechan) July 7, 2022
- ゆるキャン13・5巻
- ミニ色紙(7月8日〜7月14日)
- ミニ色紙第2段(7月15日7月21日)
今後、他のアニメ映画の特典から予想すると13.5巻の再配布やカードやクリアファイルや生コマフィルムなどの特典が配布される可能性があります。
ゆるキャン映画3日目に見に行ってきましたが、住んでいる地域では一つの映画館でしか上映していないためか、パンフレット、上映特典は貰うことができませんでした。
パンフレットはオンラインで購入できましたが上映特典の13.5巻を貰うことができなかったのが心残りです。
原作ファンも楽しめ、劇場版からも作品に入ってこれる内容になっているので幅広い人におすすめできる作品になってます。
まとめ
映画ゆるキャン、9/18台湾上映する! pic.twitter.com/zsAPby80Rf
— Minoru Rin (@minorunarusawa) July 14, 2022
ゆるキャン映画の上映時間は120分になっていて緩い内容のゆるキャンで120分というのは長いかなと思ってました。
キャンプパート、キャンプ場作成パート、社会人パートに分かれていて飽きることなく120分間見ることがで、主人公たちが高校生から社会人に成長していて映画を見る前は違和感を感じると思っていたのですが、
そんなことはなく逆に成長し主人公たちを楽しく見ることができました。
ネットでは、映画館が臭いとか言われてたりしたので、見に行くか戸惑ってる人も居るかと思いますが、映画公開初日や安くて混んでる日を選択しなければ、席は余裕あったりするのでそこは安心して大丈夫です。