映画ワンピースは、基本的にパラレルワールド的なストーリーなので、原作漫画の本編だけを見ていても問題ないようになってます。
劇場版の場合、約2時間という短い時間でストーリーをまとめる必要性があるので、しっかりとした物語を楽しみたい方には、満足度が低い可能性があります。
しかし、原作を追ってない人でもある程度楽しめるように作られてますし、サクッと短時間でワンピースを楽しむならおすすめです。
ワンピースフィルムレッド(2022年)
これまでのワンピース映画とは一味違った作品になってたと思います。
ウタであるadoのライブをフルスクリーンの映画館の音響で楽しめるのも良い点でした。
冒頭から一気に引き込まれる音楽です。
7曲ほど流れると思います。
またこれまでほとんど出てこなかったシャンクスがたくさん出てきてくれて良かったです。
やはりシャンクスが出てくるだけでゾワッとしますし、ここぞと言う時のシャンクスの場面は言って出てきてもかっこよくて憧れで一番好きなキャラクターです。
ルフィとの同時攻撃や覇気がとても見応えがあり感動しました。
今回の映画も本編とは離れているためワンピース初心者でもかなり楽しめる内容になっていたと思います。
ワンピース スタンピード(2019年)
トラファルガー・ローが好きなので、最後の方まで活躍しているのがいいです。
ラストのシーンでスモーカーやクロコダイル、ハンコックなど普段は味方にならない人達が一時的に協力してバレッドを倒すところは、夢の共演という感じで面白かったです。
迫力もあって「ウィーアー」が流れているのも良かったと思います。
最後の最後、サボの隣にエースが映し出されるのも感動しました。
女の子の能力がこのために用意されていたのかと思い、製作者の人たちの、すべてのキャラクター・ワンピースのファンに向けてのサービス精神が素晴らしいと思いました。
また、WANIMAの主題歌も映画にとても合っていて、テンションが上がります。オールスターで迫力もあり、テンポよく進むストーリーで楽しくみることができました。
ワンピース フィルム ゼット(2012年)
この話に関しては麦わら海賊団が完全に脇役になっていました。
近年の創作物ではゼファーのような常に腹に一本芯があり、最後まで弱音を吐かず(意地を張り通し)行動してみせる、といういわゆる「男」のキャラは少なくなったので懐かしさを覚えつつもかえって新鮮にも映りました。
若いころから正義と理想に燃え、それを行動に移し一つ一つ自身を理想に近づけ、それでも現実にうちのめされ(妻子を海賊に殺され)自身には理想を追求する資格がないと痛感し、だからそれからでもできることをやろうと後進の育成に力を注ぐもまたしても海賊によって道を曲げられるゼファー。
私自身もそれなりに人生の酸い甘いを味わってきたからこそ、どこか他人事には思えないような郷愁のような、不思議な感覚と魅力を感じるキャラクターです。
ワンピース フィルム ストロングワールド
キャラクターの衣装がオシャレかつ洗練してます。
一つ一つのセリフが尾田先生特有の面白さがあるので、時間が経つのが早く感じる程に面白いです。
また、シナリオとしてはヒロインであるナミを隔離している状態から物語が始まり、ほかのメンバーは知らない島で冒険しているので、なんどこの状況は?と見入ってしましました。
その後は一度合流するも麦わら一味が全員でやられてしまうボスの強さを際立たせたのも話に引き込まれてよいと思います。
その後、めったに着ないスーツ姿麦わらの一味がナミを助けるシーンはセンスを感じました。
ONE PIECE ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜
チョッパーがヒトヒトの身を食べて鹿の仲間からも拒絶され、人間にも怖がられていたところに、Dr.ヒルルクがチョッパーの存在をちゃんと認めてあげところが良かったと感じます。
そんなDr.ヒルルクの病気を治してあげたい一心でチョッパーが持ってきた薬が毒だったにも関わらず、Dr.ヒルルクがそれを飲んだところにDr.ヒルルクの懐の深さがあります。
これは毒だって言って突き返してもよかったのに、あえてそこで突き放さない優しさが本当に泣けるシーンです。
ヒルルクが亡くなる時のセリフで有名なのは「全く、いい人生だった!」だと思うが、個人的にはその前の、「俺はお前の毒キノコのスープを飲んだから死ぬんじゃない」というセリフが心に刺さった。その一言に、ヒルルクの人の良さが出ています。
ワンピース THE MOVIE デッドエンドの冒険
個人的に歴代の映画の中で、一番海賊らしいストーリーになっていると思います。
まず、序盤のオープニングは、まるで同じ世界に入り込んでいるような、視聴者視点のカメラアングルで進んでいって、物語が始まる場所に行き着くという流れが素晴らしいです。
物語としては、全体的に王道ですが、人と人との繋がりの大切さが身に染みます。
この映画で、シュライヤ・バスクードというキャラクターが登場しますが、凄くかっこいいです。
個人的に好きなシーンは、ルフィとシュライヤが邂逅した時です。彼は敵でもなければ味方というわけでもなく、とある目的を持っているので、ある意味、中立な存在というところもグッと来ます。
そして、能力者ではなく、ましてや海賊でもなく、賞金稼ぎをしている一般人という設定も好きです。
また、スコップといった、身の周りにある物を器用に使いこなして戦うという、作中では珍しい、魅せる戦闘スタイルを持っているところも、好きなポイントです。
最後まで見たら、シュライヤがより好きになると思います。
ワンピース 呪われた聖剣
麦わらの一味の中でも中心となるゾロが珍しく仲間を一度裏切るという展開が面白いです。
普段ゾロとサンジは仲が悪く喧嘩をすることが頻繁にあるがゾロが一方的に殺す勢いでサンジに斬りかかるというシーンは珍しかった。
また、ワンピースではあったものの作品自体は尾田先生の原作とは異なっていることも一つの面白さであると感じます。
例えば、サンジはゾロのことを名前で呼ぶことはほとんどないが作品では名前呼びであった。加えて、原作ではゾロの過去についてはクイナとのエピソードがメインであり実はサガという友人も存在したことは予想外であると同時に逆にその設定だったからこそ面白さが増してます。
まとめ
ストロングワールドはストーリー性や脚本が単純に面白くて好きです。
ワンピースはメインキャラクターはもちろんのこと、脇役、悪役もみんなキャラが濃くていいですよね。
キャラクターが濃いおかげで、すぐに親近感が湧いたり、感情移入してしまったりします。
そして、私は基本主人公などのメインキャラクターが好きで、悪役がやっつけられたら「やったー!」と思うことが多いのですが、ワンピースに出てくる悪役はつらい過去を持っていたり、強い信念があったり、共感できる部分を持っているため、やられてしまうと悲しい気分になってしまうことが多々あります。
また、過去に敵だったキャラクターもいつの間にか麦わらの一味の味方になっていたりするところもワンピースの魅力だと思います。
また時間をかけて仲間が増えていくところも、次は誰が仲間になるんだろうと想像しながら見るのも面白いです。