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冨樫義博の病気はいつから?腰痛の症状に引退の可能性も

冨樫義博と言えば、週刊少年ジャンプで幽☆遊☆白書レベルEHUNTER×HUNTERと人気作を次々打ち上げるヒットメーカーの一人。

その反面、休載がとても多い作家の一人としても有名です。

休載することが当たり前となっている現状に、ネット上では「冨樫仕事しろ」というお決まりのネタフレーズが出来てしまうほど休載が多く、それなのに人気の衰えない独特の存在感があります。

しかし、実はネタにするのが気の毒な程の重度の腰痛が原因だと2014年に明らかになり、「冨樫仕事しろ」の声も本気で言われることが少なくなり、2018年末から2022年現在まで復帰のめどが立たないことでむしろいたわりの声心配の声が増えてきています。

冨樫義博の病気はいつからのことなのでしょうか。

具体的にどれだけ酷い腰痛で、連載半ばで引退してしまう可能性はあるのでしょうか。

目次

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冨樫義博の病気はいつから?

https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=2420

HUNTER×HUNTERの連載開始後、長期休載が始まったのは2006年からで、それから2022年現在までに11回も休載しています。

以下が2022年8月現在までの休載記録です。

  • 2006年2月20日 ~ 2007年10月1日(約1年7カ月)
  • 2007年12月17日 ~ 2008年2月25日(約2カ月)
  • 2008年5月19日 ~ 2008年9月29日(約4カ月)
  • 2008年12月15日 ~ 2009年12月21日(約1年)
  • 2010年6月7日 ~ 2011年8月1日(約1年2カ月)
  • 2012年3月26日 ~ 2012年11月26日(約8カ月)
  • 2012年12月17日 ~ 2014年5月26日(約1年5カ月)
  • 2014年8月25日 ~ 2016年4月11日(約1年8カ月)
  • 2016年7月11日 ~ 2017年6月19日(約11ヶ月)
  • 2017年9月11日 ~ 2018年1月29日(約4ヶ月半)
  • 2018年4月 ~ 2018年9月(約5ヶ月)
  • 2018年12月 ~ 2022年8月現在も休載中(約3年9カ月)

長期休載こそ2006年からですが、実は、連載開始翌年の1999年から度々休載はありました。

ただ、1999年にご結婚、その前後からの披露宴準備や新婚旅行、2000年には第一子誕生&育児とおめでたい理由が絡んでいるものも多かったのですが、

雲行きが怪しくなってきたのは、2001年ごろからです。

冨樫先生が体調を崩し始める2001年

家族そろって体調を崩してしまいました。一番長引いたのが私です。なのに現在79.5kg

2001年28号(120話「9月6日①」掲載)巻末コメント(休載後)

わけあって長々と休んでしまい、すみません。仕事に集中するため太るのもよしとします

2001年44号(128話「9月10日⑤」掲載)巻末コメント(休載後)

度々ネタにされる肥満

それに関連するのかどうかはわかりませんが、体調を崩しやすい体質のようです。

漫画家の仕事自体、全体的にかなり過酷なので体調を崩してしまう人は少なくないです。

2002年には入院

2002年には点滴が必要な入院を経験しています。

入院中に読んだ「リンダリンダラバーソール」。点滴中のオレは、その時確かにタイムスリップした。イカ天のビデオまた見るか。

2002年22・23号(146話「アベンガネ①」掲載)巻末コメント(休載後)

検査の結果も良好。ほとんど復調しました。御心配と御迷惑をおかけしましたが、何とかがんばっていきますんで、よろしく。

2002年24号(147話「アベンガネ②」掲載)巻末コメント

2005年から多忙と精神面の不安定さ

また、2005年からは精神面が心配になるコメントも増えてきます。

CDを聴く準備さえ億劫なくらいしんどいです。

2005年39号(251話「6-⑧」掲載)巻末コメント(休載前)

頭痛がします 眠りが浅いです いつも眠いです

2005年41号(252話「6-⑨」掲載)巻末コメント(休載後)

久しぶりにいっぱい色を塗りました。絵本もかいちゃいました。10月下旬にでます。

2005年45号(254話「6-⑪」掲載)巻末コメント

久々のカラーです。絵本も…。死にかけの作者を想像してお楽しみいただければ幸いです。

2005年46号(255話「5-①、2-①」掲載)巻末コメント(休載前)

仕事場の周辺がずっと工事中でなかなか眠れず、体調を崩してしまいました。

2005年50号(256話「2-②」掲載)巻末コメント(休載後)

週刊連載だけでもすでに多忙を極めているというのに、この頃はさらにご夫婦での絵本執筆という慣れない仕事まで増やして、さすがに追いつめられてしまったようです。

冨樫義博の奥様はセーラームーンの原作者武内直子です。夫妻そろって歴史に名を刻む漫画家夫婦です。

2006年にハンターハンターの長期休載が始まる

椅子から動けない日が続いております。

2006年11号(260話「1-④」掲載)巻末コメント(長期休載始まる、約1年8カ月)

この不穏なコメントを最後に、長期連載の歴史がスタートしてしまいました。

その後2014年までの8年間の間に7回も長期休載を挟み、当時はまだ長期休載の具体的原因は明らかにされていなかったため「冨樫仕事しろ」というネタフレーズが定着してました。

「数字を持っている大御所だから許されているのだろう」と揶揄する声も度々聴かれていました。

大変お待たせしてしまい、すいません。大分ガタが来てますが何とか頑張ります。

2014年27号(341話「厄災」掲載)巻末コメント(約2年2カ月の休載後)

2014年、休載理由判明

そしてとうとう、2014年からの休載時に重度の腰痛により執筆が困難な状況であると正式発表されました。

近年は、体重増加で腰を痛めて連載の休載を余儀なくされていたが、ウォーキングやジョギングで減量にも成功し順調に回復しつつある。今では、腰痛を克服するために始めたランニングが趣味になっている。50歳を間近に控えた現在の目標は、50歳でフルマラソンに挑戦すること。

2016年春号山形大学(出身大学)広報誌

便座や椅子に座れる幸せ。体も偉いもんで寝たきりの時はウ○コも出ない。

2016年20号(350話「王子」掲載)巻末コメント(約1年8カ月の休載後)

寝たきり→第3匍匐→ハイハイ→つかまり立ちを経て病院へ

2016年21号・22号(351話「死闘」掲載)巻末コメント

そして、10話連載しては長期休載を挟む、というペースでなんとか連載を継続してきましたが、2018年12月を最後に3年以上もの休載に入ってしまいました。

この2018年12月からの休載は2022年8月現在も更新中です。

3年以上も音沙汰無しはさすがに危機感を感じたのか、2022年5月24日に突発的にTwitterを開設し、ときおり原稿の進歩報告らしきもの(原稿の片隅の数字(おそらくページ数)の写真だけという内容なので、具体的なことはつかめませんが)をツイートされるようになりましたが、

そのTwitterにもとうとう同年8月12日持病による休載の長期化を発表されてしまいました。

冨樫先生の腰痛は1991年から

冨樫先生は幽☆遊☆白書執筆時から週刊連載のハードさ体調管理の両立の難しさに苦しんできた人でもあります。

仕事を優先させれば体調を崩し、体調管理を優先させたら仕事に支障が出る。

体調面の不調は精神面にも及び、幽遊白書終盤の仙水編の頃には原稿に向かうたびに吐き気と戦っていた時期まであったと言います。

そして、幽遊白書の頃からすでに重度の腰痛持ちになってしまっていたのです。

今まで3~4回ピンチがありましたね。

最大の故障は、91年の1月から半年続いた腰痛。

一番ひどい時は机に向かうことができず床に寝た状態で原稿描きました。

最近ではキャラ人気投票発表のカラー原稿の回。ブッシュ風邪でめまいと吐き気に悩まされながら、ほとんど自動書記で描いてました。

『幽☆遊☆白書』単行本6巻から抜粋

休載が目立ち始めたのは2006年からですが、もしかしたら91年に発症した腰痛が治り切らないまま無理を押して仕事を続けた結果、どんどん悪化して現在に至るのかもしれません。

そうだとするとこの腰痛は30年来のものということに…根治が難しいものである可能性は高いですね。

 

腰痛の症状に引退の可能性もある?

2022年7月4日、自身の画業35年に行われた冨樫義博展の公式Twitterにイラスト付きの直筆コメントを載せていらっしゃいます。

これによると、

(前略)確かに2年ほど椅子に座れない状態で描けませんでしたが、従来のやり方をあきらめることで現在は何とか執筆を再開しております。
(中略)これを書いている2週間前までお尻をふく姿勢がとれず、ウンコするたびシャワー浴びてました。あらゆる動作が常人の3~5倍時間がかかります。

と、「腰痛」と聞いただけではちょっと想像できないほどの重い病状の一部が報告され、クッションにもたれ仰向けで絵を描く自画像に「現在はこの姿勢でしか描けません」と添えられています。

2022年8月のご本人ツイートにも「枠線も立って引くしかない状況」「10分同じ姿勢が無理」「5分くらいだけど机に向かってペン入れした」と、日に細切れにしか作業できない現状が綴られています。

このツイート内容を見ると、週刊連載を継続させることが至極困難な状況であることは想像に難くないですよね。

腰痛の重症度はもちろんのこと、肥満や慢性的な睡眠不足、それらの影響か度々精神的な不安定さも心配されています。

実は幽遊白書連載中、あまりの多忙さ自由のなさ、すでに発症していた腰痛などから追いつめられた冨樫義博は、半ば強引に連載を終わらせたことを告白しています。

当時を知るファンは、あまり本人を追いつめるとHUNTER×HUNTERも同じ末路をたどってしまうのではないか、という意味でも心配しているのです。

しかし、これだけ長期の休載が多くほとんど連載できていないにもかかわらず、HUNTER×HUNTERの人気は落ちず、続きを待ち望むファンの声は止みません。

それ故、だいぶ以前から「従来の週刊連載にこだわらなくてもいい」「隔週連載や月刊に移動してもいいのでは」「原稿が書き溜まったら単行本を出す、というスタイルでもいい」など、作者に負担の少ない継続の仕方を提案する人も多くいます。

編集側としても、これだけ休載を挟んでも作者のポテンシャル読者の人気両方が衰えない人気作を失いたくはないと思いますから、作者側からのギブアップが無い限り引退はないのではないでしょうか。

冨樫義博がそこまで追いつめられる前に、最も負担の少ない継続方法が見つかることを祈ります。

 

まとめ

どれだけ長い休載を経ても、続きを待ち望まれるHUNTER×HUNTER。

どのような形になったとしても、最後まで無事に描き切れることを切に願います。

個人的には、最低限のネームだけは冨樫先生が担当して、作画は他の方に任せないと一生ハンターハンターは完結しないのではと思うので、連載体制を変えて欲しいと思ってます。

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