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Fateセイバールートのストーリーをネタバレ徹底解説まとめ

セイバー

『Fate/stay njght』は、主人公・衛宮士郎が巻き込まれる聖杯戦争と共に立ち向かうことになる3人のヒロインの物語。

その物語は各ヒロイン毎の以下の3つのストーリーに分岐して展開しています。

セイバールートの『Fate』

遠坂凛ルートの『Unlimited Blade Works』

間桐桜ルートの『Heaven’s Feel』

この記事では、2006年に放送開始されたアニメ第1作目である、

セイバールート(アニメタイトル『Fate/stay nigh』・全24話)

のストーリーについてまとめてみました。

目次

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『Fate/stay nigh』ストーリーとネタバレ解説

数十年に1度行われる聖杯戦争。

手にした者のどんな願いも叶えるという〖聖杯〗。

この聖杯を手に入れる為、7人の魔術師(マスター)は7騎の英霊(サーヴァント)と契約し共に戦い、最後の一人になるまで行われる〖聖杯戦争〗に巻き込まれていく衛宮士郎…。

切嗣との出会い

10年前、冬木の街を襲った謎の大火災。

まるでそこは地獄絵図のように辺りは炎に包まれ、多くの犠牲者をのみこんだ…。

幼少の士郎は一人、炎の中を彷徨い瀕死の状態になりながら、自分に伸ばされた手を掴む…。

その手を差し伸べてくれた人物こそ、後に士郎の義父となる衛宮切嗣でした。

瀕死の状態の士郎を見つけた切嗣は、士郎の命を救うため、自身が持っていたエクスカリバの鞘をバラバラにして士郎の体内へ同化させました。しかしそれにより、呪いを受けていた切嗣は寿命が縮まり、士郎に『じいさん』と呼ばれるほどに衰弱します。士郎がセイバーを召喚できたのも、このエクスカリバーが触媒になったものと考えられます。

目撃者・衛宮士郎

平穏な高校生活を送っていたある日、偶然サーヴァント同士の戦いを目撃してしまった士郎は

目撃者は抹殺する…という掟のもと、追ってきたサーヴァント・ランサーに心臓を一突きされてしまいます。

士郎が目撃したサーヴァントの一人・アーチャーのマスターである、同級生・遠坂凛

は蘇生魔術をほどこし、士郎は一命をとりとめたのでした。

10年前の聖杯戦争の末路とは

士郎の生存を察知したランサーは再び士郎を襲いに現れますが、偶発的に士郎が召喚したサーヴァント・セイバーによって事なきを得ました。

サーヴァントを召喚してしまったことにより、教会の神父・言峰綺礼に聖杯戦争について参加の意思を問われる士郎。

10年前の大火災が聖杯戦争によるものだと知った士郎は正義のため、2度と10年前のような悲劇を起こさないため、聖杯戦争への参加を決意するのでした。

セイバーの真名

敵対するのは

バーサーカーのマスター・イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

ライダーとマスター、士郎が友人(だと思っている)間桐慎二

キャスターとそのマスター、士郎の高校の教師・葛木宗一郎

そしてルール違反でキャスターが召喚したアサシン

士郎と凛は敵対するサーヴァントに立ち向かうべく、ひとまずは共同戦線をはることにしました。

慎二が仕掛けてきたことにより、ライダーを撃破するセイバー。

その際使用した宝具・『約束された勝利の剣』エクスカリバー)により、セイバーの真名が〖アルトリア・ペンドラゴン(アーサー王)〗だと判明することになります。

伝説のアーサー王は男性でしたが、『Fate/stay nigh』では、アルトリアという少女が性別を偽ってアーサー王になっています。

『勝利すべき黄金の剣』(カリバーン)を抜いた時からアルトリアの成長は停滞しているので、実年齢は実は30代半ばということです。

士郎の魔力供給は不十分だった

ライダーとの戦いで魔力を使い果たしたセイバーが倒れる中、士郎がイリヤにさらわれてしまいます。

士郎を救うため、アインツベルン城へ潜入したセイバー・凛・アーチャーでしたが…

その前に立ちはだかるのは最強戦士・バーサーカー。

凛の決断とアーチャーの背中

バーサーカーを目の前に、全滅を避けるための凛の決断…それは自身の大切なサーヴァント・アーチャーを囮にすること。

ああ。時間を稼ぐのはいいが…別にアレを倒してしまっても構わんのだろう?

…という言葉を残し散っていくアーチャー…。

アーチャーが囮になった隙に体制を整える3人…

最上級クラスの攻撃で12回殺さなければ倒せない、そして同じ攻撃に対する防御力も上昇していくサーヴァント・ヴァーサーカー。

【勝てないこと】は、アーチャー自身も凛もわかっていました。

それはつまり凜はアーチャーに〖死んでちょうだい〗と言ったも同然の命令。

罪悪感で苦しむ凛の心中を察したアーチャーは、背中越しにハッタリをかますことで、むしろ凜を激闘した…名場面です。

ちなみにこの戦いで脱落したアーチャーはヴァーサーカーを6回、異なる攻撃で倒す…という偉業をはなっています。

再戦

再びイリヤ&ヴァーサーカーと対峙することになった、士郎、セイバー、凛。

やはり苦戦を強いられていた矢先、士郎が苦し紛れに〖投影〗した剣…それは、アルトリアが王の選定の際に引き抜いたあの剣〖『勝利すべき黄金の剣』カリバーン〗でした。

こうしてヴァーサーカーを撃破した士郎たちは、イリヤを保護しました。

キャスターVSセイバーそしてギルガメッシュ⁈

最強戦士・ヴァーサーカーが倒されたことで動き出したキャスター陣営。

聖杯の器として桜を誘拐します。

桜を救出すべくキャスター陣営の待つ柳洞寺へ向かう士郎達でしたが…

キャスターの魔術、マスター葛木宗一郎の格闘術、キャスターがルール違反で召喚したアサシンの前に苦戦を強いられてしまいます。

その時…突如現れた金髪で紅眼の金ピカの男によって、キャスター、そして葛木共々敗れ去るのでした…。

8人目のサーヴァント⁈

圧倒的な勝利でキャスター陣営を退けたのは、居るはずのない8人目のサーヴァント。

その名はギルガメッシュ。

10年前の聖杯戦争に参加していたサーヴァントで聖杯の泥を浴びて受肉し、2度目の生を手に入れたのだと言う。

聖杯の泥とは、聖杯が汚染されたことで生じた呪いのようなもの。サーヴァントが触れればその者の負の部分が表立った〖黒化〗状態を生みます。人間ではその泥に耐えられる者は少なく、殆どが飲みこまれ体ごと消滅してしまいます。その汚染は聖杯の性質を大きく歪め、人の願いを悪意をもって解釈し、破壊と厄災をもたらすものに変えてしまったのです。

士郎の願いとセイバーの願い

士郎の願いは、このままセイバーが2度目の人生を幸せに暮らすこと…になっていきました。

セイバーの願いは自分があの剣を取り、王になったばっかりに民衆を苦しめてしまった…と言う後悔が強く、王の選定をやり直したいという揺らがない願いは変わることはありませんでした。

言峰の思惑

士郎は8人目のサーヴァント・ギルガメッシュについて事情を聞くため言峰の元を尋ねますが、

その言峰こそ、ギルガメッシュの協力者でした…。

更に言峰はランサーを本来のマスターから略奪していました。

言峰は士郎に10年前の大火災をなかったことにするため聖杯を授けると提案しますが…。

わからぬか外道…

例えやり直せるとしても、10年前の悲劇に耐えて乗り越えてきた日々を無意味なものにしてはいけない…どんな痛みがあろうともその傷が癒されることはなくても、この道は間違ってはいない…と拒否します。

単身乗り込んだ士郎の元に駆け付け、その言葉を聞いたセイバーもまた、『王の選定をやり直す』という揺らぐことのなかった願いに、自らの行動に誇りを持てるなら、その結果に関係なく、後悔や、やり直しを求めてはならない…という答えを見つけます…。

言峰の口から告げられた聖杯の真相…それはあらゆる願いを叶えるという夢のようなものではなく、呪われた厄災を起こす力の渦でした…そんな物は破壊しなければ…。

最後の戦い

セイバーはギルガメッシュを倒すため、士郎は言峰に立ち向かうため、それぞれ、聖杯を破壊するための最後の戦いへと向かっていくのでした…。

士郎は自身の体内にあったエクスカリバーの鞘をセイバーに返すことで〖全て遠き理想郷(アヴァロン)〗が発動されギルガメッシュを倒すセイバー。

士郎もまたアヴァロンを投影することで言峰を倒す…。

そうして最後の令呪で聖杯の破壊をセイバーに言い渡す士郎

聖杯を破壊し、全てが終わり…最後の時を迎える二人。

セイバーは最後にどうしても伝えたかった士郎への想いを告白し…光と共に消えていきました…。

闘いのあと…

士郎は凛と共に平穏な学園生活に戻ります。

セイバーのことをいつか忘れてしまうことがあるかもしれない…けれど、セイバーを好きになったことは決して忘れない…と誓いながら…。

セイバーは元のアルトリアの世界へ…。

セイバーは〖王の選定をやり直したかった〗

その目的のために生きながら英霊として召喚に応じ、聖杯を入手するために第4次・そして第5次の聖杯戦争を戦ってきましたが…戦いの後いつかまた士郎に出会えることを…叶うかわからない新たなセイバーの願いを胸に秘めながら静かにその生涯の幕を閉じるのでした…。

 

『Fate/stay nigh』セイバールートまとめ

セイバーをメインヒロインとした物語・〖Fate〗ルート

それは王として生きるしかなかった一人の少女の、〖自分が王にならなかったら…〗という悔いから生み出された救われない願いや、折れかけた王としての誇りを、士郎と出会うことで改め、取り戻すまでの士郎とアルトリアの物語でした。

お互いの想いを理解していながら、士郎は理想へ、セイバーは王としての責務を全うするために別々の世界へ進んでいきました。

切なすぎますが…悲しくも誉れ高い王たる結末でしたね⁉

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