Nintendo Switchことスイッチの専用コントローラーJoy-Con(ジョイコン)。
モニターにもなるスイッチ本体の両脇に直接セットし、本体ごとプレイできるのはもちろんのこと、
本体から外して専用グリップに接続し、プロコンのように使うことも、
二つに分け複数人プレイすることもできるという画期的なものです。
しかし、スイッチのジョイコンは、機能は画期的なものですが、壊れやすいという噂があります。
Switchのジョイコンのどこが壊れやすいのか、どのような対策を取ればいいのかをまとめてみました!
ニンテンドースイッチのジョイコンが壊れやすい理由
ジョイコンの内、特に壊れやすいと言われているのがアナログスティックです。
これが壊れると、勝手に作動し続けることでキャラクターの動きが止まらなくなったりしてしまいます。(ドリフトと呼ばれる症状です)
スティックの調子が悪くなることはおりこみ済みなのか、『スティックの補正』機能で本来は修正できるはずなのですが、調子が悪いどころか本格的に壊れてしまうと、このスティックの補正も無駄に終わります。
ジョイコンが壊れやすい理由
一つ目は、アナログスティックの動きを感知するセンサー部分に、スティックを操作するたびに少しずつ摩耗して出るプラスチックカスが溜まること。
二つ目は、アナログスティックの押し込み動作を感知するユニットが押し込み動作に耐えきれない剛性だということです。
アナログスティックが壊れたものを分解してみると、押し込み動作を感知するユニットが押し込まれた形に変形していることがあるそうです。
一つ目は分解してプラスチックカスを取り除くことで解消されますが、対応に悩むのは主に二つ目なので、ここでは二つ目を中心に考えていきます。
ジョイコンの故障対策
ゲームにもよりますが、アナログスティックを押す操作のあるゲームはかなり多く、没頭して興奮しているときには力いっぱい押してしまうものです。
特に子供は、力加減などわからず全力で連打してしまいますから、『アナログスティックをできるだけ使わない』『アナログスティックを優しく押すようにする』等の操作面での対策は無理に等しいでしょう。
そうなると、根本的な対策はジョイコン自体をできるだけ使わないようにするくらいしかありません。
基本的には、力強くゲームをしなければ、すぐに故障するというわけではありません。
純性品は軒並みスティックが弱い?
何故なら、「コントローラーを別に買おう」と思ったら一番に「別の純正コントローラーを買おう」と思い立つと思うのですが、ニンテンドーSwitch関係の純正のコントローラーは全て高額であるうえに、アナログスティックの出来が同程度なのです。
純性のプロコンはおろか、Nintendo Switch lightですら同症状の不具合が多発しているというのですから残念です。
ただスプラトゥーンみたいに白熱しやすいゲームで、過酷にプレイしてるかどうかの影響は大きいかもしれません。
ちなみに各価格帯(2022年9月6日現在/楽天調べ)ですが、以下のようになっています。
- 純性 ジョイコン 5000円前後
- 純性 プロコン 4590~15999円
- 非正規 プロコン 1980~9580円
我が家も、スイッチを購入して半年もしない内にジョイコンのアナログスティックがおかしくなってきたので、非正規のプロコン(約2000円のものと約3000円のものの二つ)を買いそろえました。
これも使っていくうちに多少は調子が悪くなっていきますが、それぞれ二年以上経っても現役で使えているので、ジョイコンと比べて格段に長持ちしていると感じています。
ジョイコンはリングフィット専用にするべき?
しかし、プロコンでは代用が効かないゲームもあります。
その代表として上げられるのが、リングフィットです。
リングコンと呼ばれるリング状の専用コントローラーにジョイコンをセットして使用するものなので、ジョイコンが本当に壊れてしまうとプレイできなくなってしまいます。
ニンテンドーSwitchのソフトには他にも、そのゲーム専用コントローラーにジョイコンをセットする必要のあるソフトがいくつかありますので、ジョイコンは専用コントローラーだけに使用するよう決めてしまうといいかもしれません。
また、専用コントローラーでなくてもプレイできるゲームであっても、中にはジョイコンをセットするタイプの特殊コントローラーを使うことでアナログスティックの使用を最小限に減らせる場合もあります。
例えば、マリオカートなどのレースゲームに使えるハンドル型の特殊コントローラーを使えば、進行方向をアナログスティックではなくハンドル操作で入力できるため、アナログスティックの使用を格段に減らせます。
こういうものを上手に使い分けるのも、ジョイコンを長持ちさせる効果が見込めるでしょう。
スティックの負担を軽減させるアクセサリも
また、アナログスティックの負担を軽減させるアクセサリも売られています。
代表的なのはスティックダメージストッパーでしょうか。
お値段は600~2000円(2022年9月6日/楽天調べ)と取り扱いショップによってかなり差がありますが、他にコントローラーを購入するよりはずっと安くで試せるので、一度試してみるのもありだと思います。
ただ、思いのほか固い造りらしく、脱着時に破損したり、せっかく装着してもうまく扱えないというレビューも多いです。
コツとしては、
- 破損しないよう脱着を丁寧に行い、装着したら慎重にねじれを取る
- 装着後、必ずスティックの補正機能で調整する
以上二点に気を付けると成功率が上がるようです。
また、ジョイコン&light用とプロコン用は別なので、購入するときに間違えないよう気をつけましょう。
ジョイコンの修理方法
上記対策を駆使しても、もしくは駆使する間もなくあえなく使い物にならなくなってしまった人も多いと思います。
そうなるとやはり、修理するか再購入するしかありません。
修理するといっても、任天堂に修理依頼をするか、自分で修理するかという選択があります。
任天堂に修理依頼をする場合
購入後一年以内であり、購入日の記載書面がある場合は無償で修理できます。
詳しくは公式の『修理依頼品をお送りいただく際のご注意』等をよくご確認ください。
修理依頼品をお送りいただく際のご注意
修理依頼品をお送りいただく際は、当該商品の化粧箱に印刷または当該商品に同封されている日本語で記載されかつご購入日および店名が記載もしくは押印(またはそれらに代わるものが貼り付け)されていることを含む必要事項を満たした保証に関する書面(以下、「保証書」といい、「保証規程」においても同様の意味で用いられるものとします。)も一緒にお送りください。
保証書にご購入日が記載、および店名が押印(またはそれらに代わるものが貼り付け)されていることをご確認のうえ、保証書も一緒にお送りください。
修理依頼品をお送りいただく際は、製品に傷や破損などが発生しないように、しっかり梱包してください。不十分な梱包により、輸送中に製品が紛失あるいは破損したと考えられる場合は、修理依頼をお断りすることがございます。
特定のソフトや付属品の使用時に不具合症状が見られる場合は、必ずそのソフトや付属品も一緒にお送りください。
お買い上げ後、お客様によって取り付けられた物品(保護シート、保護カバー、シール、デコレーションといった装飾物)は取り外してください。取り外しが無い場合、修理・検査の都合上、ご返却ができない場合がございます。
輸送中に発生した事故に関して当社は一切の責任を負いかねます。
保証期間終了後の当社への送料は、お客様にご負担をお願いいたします。
修理依頼の際にお客様にご提供いただく個人情報は、修理サービスの提供および改善のために使用されます。https://www.nintendo.co.jp/support/switch/eula/repair_policy.html
ご依頼時点において、対象商品・関連サービスの利用規約等(Nintendo Switch、ニンテンドーアカウントの利用規約、プライバシーポリシー等)に変更がある場合がございます。ご依頼の際には、最新の利用規約等をご確認、ご同意のうえで修理をお申込みください。
公式では修理に2週間程度かかるとされていますが、実際はもっと短くすむケースもあるようです。
1年を超えていたり購入日がわからない場合は2200円+送料が必要ですが、一番堅実な方法でしょう。
ちなみのこの2200円はもちろんジョイコン一台分の費用なので、もしも左右両方とも修理する場合は二台分の4400円かかることになります。
自力で治すなら修理キットもある
自力で治すことも可能で、アマゾンや楽天などではジョイコン専用の修理キットも売られています。
工具無しでスティックパーツ1個のみなら590円、工具込みならスティックパーツ2個以上で757円~とかなり安価です。
ただし、あくまでも非正規品です。
配送時に部品に傷がついてしまったりすることもあるようです。
それに何より、一度でも自分で修理してしまうと任天堂公式サポート対象外となってしまう可能性があります。
いざ自分でいじってみて、もしも失敗したり、またすぐ壊れたりしてから「やっぱり公式に直してもらえばよかった」と後悔しても、あとの祭りとなってしまうかもしれないのです。
まとめ
ジョイコンのアナログスティックが壊れやすい理由は、アナログスティックの作りが弱いからであることがわかりました。
自力でスティックを交換することもできますが、サポート対象外になってしまう可能性があるので、任天堂に修理依頼するのが無難なようです。
自分に合った対策をしつつ…できることならアナログスティックの造りを見直してほしいものですね!