スタジオ・ジブリ作品の映画は、どれも人気があったりしますが、中にはあまり面白くなかったとか良さがわからなかったと感じる作品もあるかと思います。
人によって、感じ方は様々なので、どの作品も絶賛というのも変な話ではあります。
今回は、ジブリ作品を視聴してつまらなかったと感じた作品の感想をまとめてみました。
ゲド戦記
トトロやナウシカなど、今まで宮崎駿監督が作ってきた作品は、イラストはもちろん素晴らしいものであったのと、内容もとても深く、正直こどもには難しいだろうと思うが、大人も楽しめるディープな内容であった。
しかし、ゲド戦記で宮崎五郎監督にかわり、イラストは今までと変わらず素晴らしいものであったが、内容がシンプルすぎて、正直映画を最後まで見たいと思わせてくれる内容でなかったのが残念だった。
以前の作品との違いが大きすぎて、ゲド戦記がそこまで悪い作品ではないのであろうが、正直なところとても残念な作品だと感じてしまった。
ハウルの動く城
世界観や登場するキャラクターや楽曲などはいいなと思いますが、ストーリーがあまり面白いと感じないと思うからです。
家が動いていったりおばあさんになったりと、特徴はありますが笑えたりするところまではいかないなと思います。
またジブリっぽさも少し薄く感じるからです。独特な雰囲気はありますが、ジブリの自然豊かな感じや、主人公のひたむきさのようなものはあまりないように思います。
他の作品が強すぎるというのもあるかもしれませんが、ハウルの動く城にもその要素がもっとあったらより面白いし物語もインパクトあるのにと思うからです。
千と千尋の神隠し
一般的に興行収入の面で成功したと言われている作品ですが、ストーリー的な面白さがあまり解らないことです。
勿論、登場するキャラクターの面白さ(キャラ立ち)や、千尋が入り込んだ町の世界観を楽しむことはできますが、映画を鑑賞している間、終始今何が起こっていて、何をしたいのかがよく解らない映画でした。
実際わたしは5回くらい観たことがありますが、今でもあまりどんなストーリーか説明することができません、ジブリの映画は、描きたいシーン(絵)を先に決めて、それをもとにストーリーを組み立てると聞いたことがありますが、この映画はその典型で、骨となるストーリーが見えづらく、絵の迫力やキャラクターによって成功したのかなと思っています。
もののけ姫
とにかく怖いので最後まで見ることができませんでした。グロいシーンが多く、ジブリ作品ならではのわくわく感や可愛さがまるでありませんでした。
出てくる生き物も怖くて、思わず目を背けてしまうような気持ち悪さがありました。特に怖かったのが、アシタカが撃たれるシーンです。
血が滴るシーンが目にやきついてしまい、それから先を見るのも怖かったし、トラウマになってしまいそうでした。
怖いシーンや衝撃的なシーンが多かったのでストーリーもよく分からず、流れが頭に入ってきませんでした。音楽や映像は素敵でしたが、もう一度見たいとは思えませんでした。
崖の上のポニョ
ポニョが、人間になりたいと願うばかりに、海は大荒れとなり、翌日、海沿いの町は水に浸かってしまいます。
それなのに、住民の人はどこかのんびりとした様子。普通だったらあり得ません。
何より、その原因はポニョの自分勝手な願いです。
その点が、全くもって共感出来ないし、すごい違和感を感じたからです。もちろんポニョは、最初人間ではありません。
どちらかというと自然に属する存在ですから、そう考えると彼女の起こした行動は一応は理解出来ます。でも、それにしては、あまりに人間の反応が変です。
また、ポニョの父親の行動も理解出来ず、キャラクターや可愛さや、主題歌のキャッチーなところだけで、結局一体何を伝えたかったのか、観る側にとっては、「?」マークが多すぎて、面白いと思えませんでした。
テレビ放送で1度観ただけで、それ以降は全く観ていません。
思い出のマーニー
不思議な話でなにがなんだか分からなかったです。スタジオジブリ作品なだけあって、作画はとても細かく、綺麗でしたが、ストーリーの内容が昔でてきた人と重なってる?おばあちゃん?みたいなエピソードがあって、混乱しました。
女の子2人の友情の話なんだろうけど、お互い好きあってるようにみえてなんだかレズビアンチックになっていて気に入らなかった。
当時私は高校生で映画館で仲のいい友達と見に行きましたが、そんな感じの内容で話も差程面白くない、尚且つレズビアンエピソードもある監督は視聴者に何を伝えたいのか分からなかったです。
耳をすませば
私は原作のファンだったので、この映画の改変がとても残念でした。
原作はキラキラした少女漫画で、女の子の夢が詰まった要素が満載でした。雫の服装はもっと可愛くておしゃれだったし、雫の部屋ももっと可愛かったし、お姉さんは優しかったし、猫はスリムな黒猫でした。
それなのに、キャラの服装は昭和周漂う古臭さ、雫は姉と共同部屋、姉の性格もきつくなり、猫は太ったブサイクな猫に…と、ことごとく原作の良い所を潰されて、これが私が大好きだった「耳をすませば」だなんて今でも認めたくありません。
耳すまがジブリで映画化されると知った時はすごくうれしくて本当に楽しみにしていたのに、映画館で落胆したことは忘れられません。
まとめ
ジブリ作品は、基本的に評判も良いですが、あまりストーリーが理解しにくいという作品もあるみたいですね。
ただアニメにしては、映像がとにかく綺麗です。
キャラクターがたくさん出ている場面でもキャラ一人一人の描写を丁寧に描いていたり、色も非常に鮮やか。建物にもこだわっていて細部も緻密に描かれている作品も多いのが人気があるだと思います。
ジブリ作品は、通常のネット動画配信サイトでは視聴することが出来ないので、「ツタヤディスカス」で見ることが出来ます。