チェンソーマンは一部完結後も、掲載紙をアプリジャンプ+に変えての二部始動、アニメ化と新展開が続き、ファンを喜ばせました。
しかし、せっかく開始した二部に「つまらない」という声が出てきています。
ここでは、チェンソーマン第二部は何故つまらないと言われてしまうのかを解説、
そしてチェンソーマンのアニメはどこまで放送されるのかを予想してみましょう!
チェンソーマン2部はつまらない?
『チェンソーマン』12巻。
— たけのこ@マンガ (@gGn2Z5Um6iUqvwg) October 13, 2022
主役交代しての2部。いまのところデンジとかがどういうかかわり方をしてくるかは謎ですね。いくつかの短編を間に挟んだせいかマンガとして一回り強くなったような感覚があります。アニメも楽しみにしています。次は何にして食べるのかな(そういう話ではない pic.twitter.com/TllxlcEGNO
チェンソーマン二部がつまらないと言われる理由は、主に以下の四つに集約されます。
- 学園モノ
- 主人公交代
- 味方悪魔が弱い
- 展開が遅い
一つずつ説明していきましょう。
主人公交代
一番大きな違いがこれでしょう。
なんと、デンジ不在の新章スタートです。
チェンソーマンと言えば、出自のせいで倫理観や発想が非常識でありながら、意外と少年らしい感受性を持つデンジが、チェンソーマンとなってしつこく生き返りながら血みどろの戦いを繰り広げるのが目玉でした。
#チェンソーマン #chainsawman #三鷹アサ
— 潮汐不眠 (@chaoxibumian) October 11, 2022
期待! pic.twitter.com/AwYwbkkPGu
それが二部の主人公はデンジとは真逆の、クラスに馴染めない陰キャ真面目女子三鷹アサ。
そんな彼女が、チェンソーマンとの戦いにより弱体化した戦争の悪魔の魔人となり、妥当チェンソーマンを掲げる戦争の悪魔と二重人格のような生活を送ることになるのです。
チェンソーマンは、見る人を選ぶぶっ飛んだ作風とストーリーにデンジという絶妙なキャラクターを中心に据えることでバランスを取り、なんとか形を保っていたような作品でした。
それが、要となるデンジ不在でどうなってしまうのか… いわば羅針盤無しで航海に挑むようなものです。
チェンソーマン一部を知っていれば知っているほど大きな不安を抱かせてしまうのは無理も無い話です。
デンジの出番は…
こちらはこちらでアサとは別にストーリーが展開されていくようです。
ただ、2022年10月12日更新分第106話まででは、アサと同じ高校に通い、モテたいためにチェンソーマンとして非公認のデビルハンター活動をしている(それをバラしたがっている)ところに、民間デビルハンターの吉田が正体を隠させるために行動を共にし始めた。
というところで止まっていて、しばらくは大きな動きが無さそうです。
学園モノ
どうやら学園中心を舞台に話を展開させていくようなのですが…正直、チェンソーマン一部に惹かれたファン層は学園モノは求めていなかったのではないでしょうか。
求めていない=悪いと決めつけられるものではありませんが、肩透かしを食らった人は多いはず。
なぜなら、公安は民間のデビルハンターの手に負えなかった悪魔と対峙する立場。
一番苛烈な争いを背負い、それ以上負けるわけにはいかない、悪魔退治の最前線だったのです。
一番厳しい戦いを描いてきた一部から一転、一番守られているはずの未成年たちの集う学び舎に舞台が移されてしまいました。
一部のノリで見てしまうと、思春期の女子がクラスに馴染めないだのの悩みを描かれるのに、あくびの出る生ぬるさやじれったさを感じてしまうのは自然なことでしょう。
味方悪魔が弱い
何度殺されても蘇り、高笑いを上げながら敵に突っ込んでいってごり押しで圧倒していく様は、圧巻でした。
しかし二部の主人公アサと契約した戦争の悪魔は、弱いです。
どうやら過去にチェンソーマンと戦って酷く弱体化してしまっているらしく、妥当チェンソーマンを掲げながら、弱いのです。
しかも、アサが酷く恐怖している時、戦争の悪魔は身体を乗っ取れないという厄介な条件まである始末。
チェンソーマン一番の特徴の、惜しげもなく臓物をぶちまけまくるダイナミックな戦闘シーンは、現段階では期待薄となってしまっています。
展開が遅い
主人公がお世辞にも行動派とは言えない、引っ込み思案で慎重派な常識人なのもあり、展開がとても遅いです。
読者を置いてけぼりにしてでも話がガンガン展開し、強烈なキャラクターが次々登場し、派手な戦闘、あっという間に増えていく犠牲者…という一部とは全然違います。
二部は恐らくスロースターター
確かに地味だし展開は遅いのですが、その分心理描写や状況説明が丁寧に描かれているのが特徴です。
そして、この丁寧さはのちの展開のための大事な布石である可能性もあります。
二部が始まってほんの1、2巻で評価するのは時期尚早でしょう。
今はまだ、嵐の前の静けさ―――学園モノの皮を被っているだけに他なりません。
チェンソーマンのアニメはどこまで放送になりそう?
これは恐らく、高クオリティを維持するために小分けで長期的にアニメ化していく腹積もりなのだろうと考えられます。
それも、最近のアニメに多くある途中で劇場版を挟みながら展開していくパターンではないでしょうか。
チェンソーマンの各章は次のようにまとめられます。
- 第1巻~第2巻 チェンソーマン誕生~蝙蝠の悪魔編
- 第2巻~第3巻 永遠の悪魔編
- 第3巻~第5巻 サムライソード編
- 第5巻~第6巻 レゼ編
- 第7巻~第8巻 サンタクロース編
- 第9巻~第10巻 銃の悪魔編
- 第10巻~第11巻 支配の悪魔編
今期アニメはこの中のどこまでを描くつもりなのか予想してみましょう。
アニメはサムライソード編終了まで
今回のアニメ化は恐らく、キリよくサムライソード編終了までだと思います。
漫画5巻第38話「気楽に復讐を!」まででしょう。
それまでいがみ合っていたアキと初めて意気投合したところで終わるので、話としてキリがいいだけでなく、続きも気になる―――次に繫がるいい終わり方となるはずです。
その続きは5巻第39話「きっと泣く」からになりますね。
1期以降の展開予想
アニメ化が成功し次があるとしたら…やはり一部を一通りアニメ化してほしいですよね。
その中でもレゼ編は、第二部につなぐ劇場版として描くに打ってつけの話ではないでしょうか。
レゼ編は話数が短く、他のストーリーと少し空気感が違い、始まりから終わりまでストーリーが一つにまとまっています。
「映画みたい」と言われることも多いくらい話の運び方、画面構成、キャラクター性が映画映えするので、これは是非映画館で見てみたいですね。
レゼ編を劇場版として抽出した後、話はクライマックスに向けて大きく動き出しサンタクロース編、銃の悪魔編、支配の悪魔編と続いていくので、ここを一気にアニメ二期として描くと、ボリューム的にもいい塩梅となりそうです。
すごく個人的には銃の悪魔編も劇場で見てみたいですが、この話は前章サンタクロース編とも次章支配の悪魔編とも密接に絡み合っていて切りづらいので、銃の悪魔編だけ切り取ることは不可能でしょうね。
まとめ
チェンソーマン二部の評判とアニメ化がどこまでかの予想をまとめました。
原作もアニメも、まだまだ序盤。
これからどう展開していくのか、ファンを圧倒する展開を期待しています!